うつ病退職その後の体験談!カウンセリングでうつ病が寛解してきた話


うつ病退職その後の体験談!カウンセリングでうつ病が寛解してきた話

うつ病退職その後

20代男性 これは私が通っている心理カウンセリングがうつ病の寛解に貢献したと思うエピソードです。

うつ病で会社を退職してから誰かに悩みを聞いてほしかったのが カウンセリングを利用したそもそものきっかけでした。

2月のある日、会社での残業過多や人間関係のストレスから、私は布団から起き上がれなくなってしまいました。

心療内科で診察を受けたところ「うつ病」と診断され、会社を休職してしばらく引きこもり生活を送っていて 後に自然退職となりました。

うつ病退職その後

その後もずっと家にいて引きこもり状態は続き、当時同棲していた彼女との関係も悪化し、最終的には別れてしまいました。

両親とは昔から関係が良くなかったため実家に帰ることはせず、彼女が出て行った家にポツンと一人取り残された私は、

とにかく今の悩みをまるごと第三者に聞いてもらいたい。自分自身に話を聞く余裕ができたらアドバイスを求めたい。

…と思い、家から近くて医療機関に併設していない民間の心理カウンセリングルームに相談に行きました。

話を聞いてくれる人にすべてをぶちまけてスッキリしたかった

うつ病退職その後

初めて心理カウンセリングを申し込んだ当時は うつ病と診断されて処方薬をいろいろ試して飲み始めたばかりの頃だったので、離脱症状等も相まって かなり心の状態が不安定でした。

電話でのカウンセリング予約ですら 話すのが怖かったほどです。

それでもカウンセラーは

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カウンセラー

遅刻してきてもいいし ドタキャンでもいいから、来れるようならいらっしゃい。

…と言ってくれました。

うつ病退職その後

予約当日は雨が降っていたので外に出るのが億劫になってしまい、案の定30分以上遅刻してしまいましたが、カウンセリングの時間をその分縮められるということもなく、しっかり1時間話を聞いてもらえました。

私としては

私

とにかく、話を聞いてくれる人に今の悩みを話して スッキリしたい。

…が目的だったので、1時間ひたすら今の悩みを話し続けました。

■会社でのストレス・休職・退職について ■同居している彼女とのこと ■実家の両親との関係が悪いこと ■心療内科の医者や受付と相性が合わないこと ■ハローワークのやりとりのこと ■失業保険や傷病手当金が入るまでの間の無収入状態が不安なこと ■猫を飼いたい衝動に駆られてしまうこと ■誰も話を聞いてくれないのではないか!?と考えてしまったりすること

ひとしきり今の悩みをぶちまけるように話したら、少し気持ちがスッキリしました。

心理カウンセリングの回を重ねるたびに「悩みを受け入れる」ことが腑に落ちた

うつ病退職その後

当初の「聞いてほしい」という目的がある程度達成されたとき、

私

今までの話を聞いて、カウンセラーはどう思ったんだろう?

…と思っていると、残り時間わずかな最後にアドバイスをもらいました。

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カウンセラー

まず、あなたの思考の癖を変えていくことから始めましょう。

当時の自分は、これから先のことや起こってもいない未来にまで「予想をつけて不安になっている」ところがあったので、

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カウンセラー

まだ起きてもいないことを悩むのはやめること。

さらに

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カウンセラー

今現在悩んでいること、嫌なことを紙に書きだして、破り捨ててみて。

うつ病退職その後

当時はまだ心の中がパニック状態で 難しいアドバイスを聞き入れられなかったからこそ、このような簡単な方法を教えてくれたのかな…と思いますが、

私

そんなことで気持ちが変わるのかなぁ…。

と半信半疑に思っていましたが、アドバイスされたことはすべてひと通りやってみました。

そこからひと月に1~2回程度のペースで 気が向いたときにカウンセリングに通っていくうちに、ゆっくりと「悩み」を「受け入れていく」ことが腑に落ちてきました。

それに伴ってカウンセラーからも

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カウンセラー

以前よりだいぶ変わったよね。顔つきも変わってきましたよ。

…と言われるようになりました。

「筆記表現法」で自分の考えを俯瞰してみたらうつ病の寛解が実感できた

うつ病退職その後

直近で心理カウンセリングに通ったときにカウンセラーから教わったのは「筆記表現法」です。

今考えていることをとにかく紙に書き、俯瞰して自分の考えを見るという手法です。

カウンセリングに通い始めた当時より だいぶ私の思考も落ち着いてきたからか、

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カウンセラー

しっかり書いて、考えを整理してみましょう。

…と言われて、現在試しているところです。

うつ病は厄介な心の病ですから「完治した」と言えない精神疾患ですが、最近の私は自分が「だいぶ寛解に向かっている」気がしています。

それは、カウンセリングに通い始めた当初よりも 現在は考え方も受け取り方も少しずつ良い方向に変わってきて、気持ちが楽に生活できているかな…と感じているからです。

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カウンセラーは言葉ひとつで気分を切り替えてくれる魔法を使えるわけではありません。

それでも自分自身の考え方や心の在り方を変えてくれる「きっかけ」となる言葉をたくさんくれました。

人はどんなに良いアドバイスをもらったとしても、それを簡単に受け入れたり、行動できたり、パッと気持ちが切り変えられるわけではありません。

腑に落ちるまで相応の時間を要しますし、心理カウンセリングは今すぐに効果を期待するものではないので、セラピーとは似て非なるものです。

まずは話を聞いてもらって、その内容への第三者としての意見をもらう・聞いてみるところから始め、そこからゆっくりと「腑に落として」いくことが自分の変容につながります。

私自身も ゆっくりとですが、カウンセラーに定期的に相談をしていることで ずいぶんと気持ちを軽くすることができました。

心理カウンセリングは精神疾患の治療においては 薬よりも効果が上がる人がたくさんいます。

薬物療法だけに頼っていて「どうも回復に向かっている気がしない」人は、一度心理療法(心理カウンセリング)を試してみることをおすすめします。

自分の中で「何かがはじける」のを実感できる人は多いはずなので、騙された!と思って一度試してみるのもいいと思います。

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