適応障害で休職しない方法の体験談!コツは自分の傾向を把握すること

適応障害で休職しない方法の体験談!コツは自分の傾向を把握すること

適応障害休職しない方法

30代女性 これは私に適応障害の診断がおりたときの話です。

私は休職せずに仕事を続けることができましたので、その時の体験談をお話しします。

元々コロナ禍で不眠の症状が出始めていたところに職場での異動が重なり、寝つきの悪さ、何度も起きてしまう中途覚醒の症状が出始めて 日に日に疲労回復が難しくなってきました。

また同時期に 通勤途中に何があったわけでもないのに気づいたら涙を流していたり、嫌いな異性の上司に対して辛くあたる傾向が強くなったこともあり(これは元々の性格でもありますが)

なんとなくメンタルが不安定になっていることを友人に相談したところ、心療内科を勧められて受診に至りました。

適応障害で休職しないですんだ私が療養で心がけていた2つのこと

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心療内科の診察では 簡単な質問はもちろん、うつ症状に対するスクリーニング検査、実のなる木を描き心理状態を把握する心理テストなどを受けました。

薬は最初は睡眠導入剤と感情の高まりや収拾がつかない時に飲んで落ち着く安定剤のとんぷく薬を処方されました。

投薬により睡眠については徐々に回復されたため 分量を半量にしていったものの、途中でパニック障害疑いから適応障害へと診断名が変わりました。

そこで抗うつ薬を処方されるようになり、それを5ヶ月ほど飲み続け、最後の1ヶ月は半量を飲んで、投薬終了の様子見を行いました。

メンタルが不安定になってから自分で意識して気を付けていることは、①医師の助言には素直に従うことと②きちんとカウンセリングを受けることです。

カウンセリングは「受けている意味がないんじゃないか」などと考える人が多いらしく、受けずに薬物治療だけで治そうとする人が多いですが、それでは心の病は治りません。

適応障害をはじめとするメンタルの病気は 薬物療法(投薬)と精神療法(カウンセリング)を併用しないと効果が現れづらかったり、治るまで時間がかかることが多いです。

特にメンタルヘルスに関しては精神療法の効果が大きく表れます。

心の病はクスリの力だけでどうにかなるものではないからです。

私の場合は カウンセリングでいろいろなことを話していくうちに自分の傾向を把握することができたため、自分の症状がでやすい場面を避けたり、事前に薬を飲むといったケアができるようになりました。

私

つらい場面では無理せずに手持ちの薬に頼ってしまうことは悪いことではなく、それが後々自分の首を絞めなくてすむ方法でもある。

…と考えて、薬を常に持ち歩くようにしています。

これにより外出への不安が軽減されただけでなく「きっともうすぐ治る」という期待と自信につながりました。

適応障害で休職・退職しないで済んだのは会社の理解と信頼関係のおかげ

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幸いなことに私は上司に相談できる信頼関係を築いていたため、適応障害の診断を受けてからすぐに異動願いを出すことができ、1ヶ月のずれはあったものの異動が叶ったので たいへん助かりました。

異動したことにより症状発生の原因のひとつからは離れることができたので 業務的な余裕のみならず 心の余裕もまた生まれ、現在は症状が着実に快方に向かっています。

適応障害と診断されたときに 周囲からは

まずはストレスの原因から離れ、自身を守り、健康的な生活や感覚を取り戻すことを優先するべきだ。仕事第一の気持ちはわかるけれど、まずは自分を守ってほしい。

…と言ってもらえたこともありがたかったです。

周囲のこういった理解があったことも、適応障害になった私が休職や退職をしないで仕事をつづけられた大きな理由でもあります。

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