解雇・失恋・病気の同時多重ストレスで悪化したうつ病を寛解させた話
40代男性 去年の夏ごろから自分にとっては良くない出来事が連続して起きてしまい、大きな疲弊感と喪失感に襲われました。それにより私は完全にメンタルがやられてしまい、いやな出来事がずっと心の中でしこりとなって残ってしまうようになりました。
具体的には「人への嫉妬」「失恋による心のキズ」「自信の喪失」等に心を支配されている状況が約8か月ほど続き、とても辛かったです。
その事が原因で毎日悪い事を思いだしては前向きになれず、たまに頑張って現状を打開しようとして動こうとしますが、極端なマイナス思考になってしまっていて何をしても集中できず。
それが負の連鎖となって、更に精神状態が悪化するという悪循環に陥りました。
また日常生活では慢性アルコール中毒気味になったことと睡眠障害が、さらにうつ病を深刻化させる原因となりました。
他にも食欲不振に陥って体重も75KGから63KGに減少し、見た目からも周りの人に不安を与えてしまっていました。
私が「心の闇」を抱えた経緯や原因は、去年の夏に成績不良から会社をクビになってしまったことです。
その後、再就職先は見つかったのですが、会社の健康診断で芳しくない部分が発覚し、その事が原因で折角もらえた内定が取り消されてしまい、完全に無職な状況になってしいました。
収入がない状況の中で、当時交際していた彼女からも「経済的に頼れない」という理由でふられてしまい、とても大きなショックを受けました。
「自分は不健康である」「職を失い、収入もない」「それが原因で彼女も失った」この連続して発生した負の連鎖が私の心を大きく気づ付けてしまい、自信を喪失する原因になってしまいました。
受診したメンタルクリニックの先生からは主に

しばらくは自分が好きな事だけをして過ごし、自身の心を傷つける原因となった出来事を思い出さない時間を増やすことです。そして身体の健康状態を元に戻していきましょう。
…といった2つのアドバイスをいただきました。
身体の健康面を治すため内科に通って投薬治療を受けると同時に、日々の生活の中で医師から言われた禁忌事項は守るように徹底をしました。
また、実家に戻って家族の力も借りて生活面をフォロー(食事面や家事等)してもらいつつ、約半年間は自分の趣味だけをして過ごすようにしました。
その後、心理的には去年の嫌な事を思い出して悪い気分になってしまう時間が減り、身体の健康面も回復した事により、就職活動を再開できるようになりました。
結果としては今年4月からの仕事も見つかり、なんとか良い方向に進むようになってきています。
以前ほどの頻度ではありませんが、現在でも去年の嫌な事を時々は思い出しそうになります。
そんな時は「思い出したらダメだ」と心の中で意識をして、なるべく趣味や楽しい事を考えて強制的に思考の方向を変えるようにしています。
また、意識的に家族や友人と会話をして、意識が悪い方向に行かないように調整をするようにしています。
【うつ病カウンセリング】休養と投薬で改善しないうつ病には心理療法がおすすめ
うつ病の原因はいまだに解明されていません。脳の神経伝達物質の働きが鈍くなることや、大きなストレス、環境の変化などが重なって発病するとされています。また、ストレスというのは、同じ出来事が起きても人によってはストレスと感じることもあれば、他の人はストレスと感じない場合もあります。例えば、失恋や病気などは誰もがショックな出来事ですが、結婚や昇格など、喜ばしい出来事でも人によって環境の変化についていけず、ストレスとなる場合があります。
うつ病になりやすいタイプとしては、真面目で責任感が強く、周りからの評価も高い人がなりやすいと言われています。周りからの期待に応えようと頑張り過ぎてしまうと、自分の許容量を超えても頑張ってしまい、心のバランスを崩してうつ病になってしまいます。
うつ病を改善して毎日を楽しく生きたい うつ病を克服したいのにどうしていいか分からない …このようなことでお悩みではないですか。
うつ病の治療法には、薬を使った治療、十分な休養をとること、カウンセリングなどの心理的治療法の3つがあります。うつ病になりやすい性格の人の場合、薬や休養で一時的に良くなったとしても、それをやめればまた再発する可能性が高いです。長らく休んでいる、薬を飲んでいるのになかなか良くならない、そんな方は一度カウンセリングによるアプローチも取り入れてみるのがおすすめです。
責任感が強く、頑張り屋さんの場合、心の中にストレスを抱え込みやすいので、どうしてもうつ病のリスクが上がってしまいます。力の抜き方やストレスの発散方法を身につけるだけで、うつ病のリスクが下がるだけでなく、日々の生活もずっと楽になるでしょう。ただ、病院でのカウンセリングは保険が適用されず高額になりやすいです。なかなか気軽には通えない、そんな方はぜひ、うららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
引用元:うららか相談室