遺産相続で手のひらを返した親族と絶縁になった体験談
父方の祖父母が事故で一度に亡くなって以来 遺産争いが始まりました。
その時に伯父伯母達の猛反対を受けて 最終的に父は相続を放棄しました。
私の父は祖父母にとって遅く出来た子供でとても可愛がられていました。
さらに父親が晩年の祖父母の面倒を一人だけで見ていた為、遺産を多めに相続する予定だったのです。
しかしそれは口約束によるもので、祖父母は遺言書を遺してくれませんでした。
相続問題が持ち上がるまでは週に一度は伯父の家にみんなが集まって食事をしたりしていて 親族の関係は良好でしたが、金の切れ目が縁の切れ目。
相続を機に一気に険悪な関係になり、私自身も人間不信になりそうでした。
当人の話し合いでは解決には至らなかった為、最終的に弁護士を雇う予定でしたが、父親が「そこまでして遺産を相続したくない」と言ったので 結果的にうちは遺産相続を放棄。
それに伴い一切の親戚付き合いや連絡を拒否して 絶縁という形を取りました。
あれから20年近くたちましたが 伯父伯母の葬儀にも参列せず、従姉達との付き合いも全くありません。
遺産争いは本当に労力とストレスを伴うものなので、相続の予定がある場合には必ず形に残るように遺言を残しておくべきです。
いくら口約束をしてもそれをよく思わない人間はどんな手を使っても相手を陥れようとするので用心が必要。
それは例え血が繋がった身内でも例外ではないと思い知りました。
遺言書がないことで相続で揉めた兄弟があっさりと絶縁した体験談
夫の母親が亡くなり、その数年後、夫の父親が亡くなりました。
夫は男ばかりの兄弟の三男で、長兄は父母が住む実家の敷地内に家を建て住んでおり、次兄は父母が住んでいた実家の近所に住んでいました。
上の二人の兄たちは、父母らの生前に自分らが家を建てた土地を譲り受けていました。
夫の父が遺した財産は、実家の敷地、田畑、山、預貯金などと思われましたが、義父は遺言書を作らず、相続に関して何も取り決めもしませんでした。
私の夫だけが何も相続するものがないのは、常識から考えるとおかしいと思いましたが、相続人でもない私には、夫側の家の事情なので口出しはしませんでした。
義父が亡くなって納骨が終わった頃、長兄から手紙が来ました。
財産を放棄してほしい旨の文書が同封されており、捺印するように…ということでした。
それを見た夫が大激怒したので、私は面倒な事になった!と思いました。
夫は怒りつつも、書面に捺印して財産を放棄したようです。
夫は私に何も言いませんが、遺産らしいものは入ってきませんでしたし、その後は長兄と一切の付き合いがなくなったことに私も気づきました。
結果的に、おそらく長兄が全ての財産を相続したのではないかと思います。
私たちは亡き父母の法事にも顔を出すこともなく、年賀状のやりとりなくなり、もうかれこれ10年以上が経ちます。
夫は実家のある所在地の県には旅行ですら足を運ぶことも嫌なようで、テレビでその県が紹介されるだけでチャンネルを変えます。
遺産相続は兄弟の関係が悪化するだけでなく、その後の付き合いまで断絶するようなことになります。
自分が亡くなった後の家族のことを思うなら、生前に遺産のことを子供たちと話し合い、遺言を残すことが大事だと思います。
お金に意地汚い親族を見て子供の金銭教育の必要性を痛感した体験談
義祖父が亡くなる前、私や義父母が住む土地には、昔の工場後の広い土地がありました。
その土地は義祖父が元気なうちに相続税対策をしておかないといけないとということで 義父母や私たち夫婦で話し合って法人化してマンションを立てようとした・・・それが争族のきっかけとなりました。
今まで笑顔でいた義祖父の兄弟とその子どもたちが家に乗り込んできて、土地を分けろ!分けないなら金をくれ!と言ってきました。
困ったときにお金をせびりにくるのが普通の親族だったようで、今までの付き合いさえ薄っぺらくみえて、軽蔑しました。
土地を持っているとお金があると思っていたのでしょうが、そもそも義祖父は経営が上手い人ではなく、現金なんてそんなにありませんでした。
義祖父もはっきり断るなりの対応すればいいのに、面倒なことはすべて義父母に任せっきり。
傍から見ていても2人は気の毒になりました。
・・・と返したらとたんに無口になる親族もいましたが、それでも食い下がってきた親族もいました。
・・・とまで言われても 平然とお金を受け取っている親族の姿を見て、最低だな…と思いました。
人はお金がないと自立もできない。軽蔑される人間にもなる。
どこかで甘えられると思ったら、本当に落ちるところまで落ちるものだなと思いました。
財産を持っている人は、相手のことを考えて 厳しくも突き放せないといけないなと思いました。
また、子どもや兄弟には自立できるお金の教育は絶対に必要だと、争族を通じて感じました。
