嫁と姑の相続地獄体験談!度重なる不幸の果ての争族の話

嫁と姑の相続地獄体験談!度重なる不幸の果ての争族の話

相続地獄

40代女性 これは2021年9月に起きた、二世帯住宅で姑と二人暮らしになってしまった女性の話です。

私は葬儀関連のサービスに従事しており、お客様から相続に関する相談もお聞きすることがありますが、その関係でお聞きした 知人女性Cさんの体験談です。

Cさんの夫が癌で亡くなり、二世帯住宅で住んでいた一軒家をどうするかで とても揉めている状況です。

義母の再婚予定者と嫁の夫が立て続けに急逝

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事の発端は 今回亡くなったCさんの夫の母親(Cさんの義母)が再婚することになったことです。

母親夫婦とCさん夫婦の4人で二世帯住宅を建てることになりました。

しかし二世帯住宅ができる直前で再婚予定だった男性が亡くなってしまい、結局Cさん夫婦と義母の3人でその家に住むことになりました。

不運が続き その後Cさんの夫が癌で亡くなり、現在はCさんと義母が二人で住むことになってしまっています。

先に亡くなった義母と再婚予定の男性が二世帯住宅建設の際にはかなり金銭的な補助をしてくれていたようで、それも含めて遺産相続をどうするかで現在裁判中です。

義母がかなり問題のある人で、他の親族とも大変折り合いが悪く、最近では親族が自宅に来て相続の相談をしようとした際、警察を呼んで追い払ったこともあるようです。

私がCさん宛に送った宅配便(結婚式の内祝い)も勝手に開けて自分のものにしてしまったと聞いています。

借主の妻である嫁が借金の返済義務を負うのでは!?

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二世帯住宅を建てる際には、姑の再婚予定の男性がとても良い方で、経済的にも安定していました。

この人がいるなら二世帯も可能かもしれないと思っていたようですが、その男性が亡くなり、さらには夫も亡くし、状態が一変したようです。

姑の再婚予定の男性は二世帯住宅建設時に多く費用を払っており、それを名目上は「貸した」ということにしたようですが「返さなくて良い」と言っていたようです。

しかし彼が亡くなってしまった今、書類だけ見ると「貸した」ことになっているため

嫁(借主の妻)であるCが返済義務を負うのでは!?

…という話になっています。

姑はかなり頑なで、いきなり弁護士を立てて、Cさんに通知をしてきたそうです。

その後に親族会議をどうにか一度持つことができ、その話し合いで家を売却する運びになっていたのですが、話が進んだ頃に義母が

あの会議は脅迫だったから取り消したい!

…と言い出して 家の売却が白紙に戻されています。

二世帯住宅の契約周りは全て夫がしていたため Cさんは実際のところも分からず、弁護士に相談中ということです。

相続放棄と死後離婚がベストアンサーなのではないか!?

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本当に人生には何があるか分からないため、夫婦間で情報共有は徹底し、書面が全てであるということを認識しておくことが何よりも大切だと感じました。

「この人がいるから大丈夫」という方が続けて亡くなることもあるので、最悪のケースに備えておかなければいけないなと実感しました。

寿命的なところでいけば、息子が母親より先に亡くなるなんていうことは予測していないことだったので、Cさんには本当に運が悪かったねと話をしています。

一方で、義母は相変わらずご近所トラブルも多く、Cさんはノイローゼに近い状況に陥っています。

傍から見ていても このまま夫の後を追ったりしないかな、というレベルで心配です。

弁護士が入って係争中ということなので 今後どうなるかは何とも言えませんが、個人的にはCさんが御主人の遺産の相続放棄をして、その後に死後離婚するのがベストなのでは?と思います。

冷たい言い方をしますが、ご主人亡き今、こんな義母にこれ以上関わって振り回される必要はありません。

どんなことがあっても親子や兄弟姉妹の縁を切ることはできませんが、嫁と姑の縁は簡単に切れます。

残りの人生をこの義母と共に過ごすことを考えると 本当にゾッとする話です。

ここまでのことをされて自分の人生を棒に振るくらいなら「逃げるが勝ち」です。

私ならそうします。

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