守護霊に感謝した体験談!金縛りが身の危険を回避させた話

守護霊に感謝した体験談!金縛りが身の危険を回避させた話

守護霊に感謝

40代男性 もう30年近く前の 私が小学生だった頃の真夏の夜の話です。

長野県安曇野市に住んでいた私たち一家は 自宅の建て替えのために 築50年の借家に一時的に仮住まいしていました。

木造の平屋で日当たりが非常に悪く、家に入った瞬間にカビの匂いがするようなボロ家だったことを覚えています。

8月のある深夜、私は喉の渇きで目を覚ましました。

キッチンに行って水を飲もうと身体を起こそうとしましたが、なぜか身体が動きません。

いわゆる金縛りの状態です。

怖くなって同じ部屋で寝ている母親を呼ぼうとして 母親が寝ている方を見てみると・・・何やらぼーっとした光のようなものが見えました。

なんだ、あれは?

暗がりでじっと目を凝らしてみたところ、はっきりとはわかりませんが、何かがいることだけはわかります。

明らかに母親ではない、髪の長い女の人?のような「何か」が。

ぼんやりとした光に照らされて、絵に描いた幽霊のような姿の「何か」が、天井から首を吊っているような恰好でたたずんでいたのです。

守護霊に感謝

あれ?自分が寝ぼけているのかな?

…と最初は思いましたが 二度見しても三度見しても、やはり明らかに「何か」がそこにいます。

しかも「何か」は同じ場所ではなくて、最初は部屋の真ん中にいたのに 次に見た瞬間には窓際にいたりと 瞬時に移動していました。

そのときにはびっくりした自分の心臓の拍動音がよく聞こえてきたので、私は完全に目は覚めていたはずです。

とにかく怖すぎたことと、その「何か」に自分の存在を気づかせたくなかったので、私は声を出すことすらできませんでした。

「熊に出会ったら死んだフリをしろ」と同じように

寝てしまおう!!

…とがんばったのですが、怖すぎて気になって 眠れるわけがありません。

その時は首から下は金縛りのような感じでしたが 何故か顔だけは動かせました。

もういなくなったかな?

…と部屋の方を見るとまだいます。

こっちを睨まれたらもっと怖くなるので、再び顔を背けて…を何度か繰り返していました。

どれだけの時間だったのかもわかりません。

小学生だった私にとってはとてつもなく長い時間に感じていましたが、そんなことを繰り返しているうちに、私はようやく眠りに落ちていきました。

守護霊に感謝

次に私が気づいたのは、もうすっかり明るくなった朝でした。

身体も普通に動き「何か」がいた場所には何の痕跡も残っておらず、私はいつもどおりに起き上がってキッチンへ行こうとしました。

ところが、何やらいつもと様子が明らかに違い、朝からガサゴソガサゴソ、引っ越し作業でもしているかのような音がしています。

なんだ?

…と不思議に思いながらキッチンへ行くと 食器棚や食器がぐちゃぐちゃに散乱していました。

それもひどい有様でしたが、さらにボロい家の壁に大きな穴が空き、外から丸見えの状態になっているではありませんか。

お母さん、どうしたの?なに、これ?
あんたあの騒ぎでよく目覚めなかったね。夕べここに車が突っ込んできたんだよ!

聞くところによると、酔っ払いが運転する車がこの家に突っ込んできたとのことでした。

その家はT字路の突き当たりにあり、キッチンは道路に面した場所にありました。

守護霊に感謝

その話は 昨夜私が「何か」とひとり闘っていた記憶も相まって 私の背中に冷たい感触が走り、顔面は蒼白になりました。

そうだ。あの時、キッチンに水を飲みに行こうとしていたんだった…。

その時にあの「何か」に遭遇し、金縛りにあい、動きが取れなくなって寝落ちしたため、キッチンへは行かずにすんだのです。

あの時「何か」に遭遇していなかったら…。キッチンで車の事故に巻き込まれていたかも…。

車が突っ込んだタイミングでキッチンに居合わせたら、間違いなく命はなかっただろうと思われるくらいの惨状でした。

そう考えると、

もしかして…「あれ」は俺を守ってくれたのかな?

当時小学生の私にはよく理解できないことでしたが、

あれは私の守護霊だったのではないか…。

…と個人的に解釈するに至ったのは 成人してからのことでした。

まるで大きな地震に見舞われたような、家の中がめちゃくちゃになるほどの大衝撃があったにもかかわらず、私が目を覚めなかったのも不思議でした。

もしかしたら「何か」の力が、私を深く眠り込ませていたのでは…?

守護霊に感謝

それってさあ、ただの金縛りだろ?

…と言われればそれまでですが・・・あんな結末がなければ 私はあのできごとを霊的なものだとは信じていなかったでしょう。

実はあれ以降、私は再び一度だけ あの「何か」に遭遇しています。

でもその時はあの出来事を鮮明に思い出していましたし、

「何か」は自分の守護霊だったのでは?

…と考えていたため、恐怖は感じませんでした。

そのため2回目は「何か」の顔を見ることができたのですが、ぼんやりとしているものの 「何か」の顔はむしろ優しく微笑んでいるような柔和な感じを受けました。それを見た私は、

やはり「何か」は悪い霊ではなく、私を守ってくれた守護霊なのだ。

…と確信しました。私は心の中で「何か」に向かって

あの時は守ってくれてありがとう。

と、小学生の頃の事故の夜のお礼を言いました。

その後は一度も あの女の人のような「何か」には出会っていませんが、きっとどこかで私を見守ってくれているのだと思います。