心理カウンセリングで職場のいじめを相談して加害者を撃退した体験談
20代女性 これは私が同じ職場にいるある先輩からのいじめに悩んでオンラインカウンセリングを受けたときのエピソードです。
ある日会社で私が朝の検温をして回っているとき、先輩のA子(30代女性)から突然大勢の前で怒鳴られました。

カップが落ちた拍子に入っていたものがこぼれた。みんなが拭いてくれているのに なんであんたは拭かないのよ!?
落ちたカップの場所は私からはかなり遠い場所でしたから 落ちたことすら気づくはずがありません。だから なぜA子が私に怒り出すのかわかりませんでした。
A子は下に落ちたものを自分では拾わない、拭かない、洗わない…など雑用を一切しない人だったので この時に自分が拭かなければならなかったことに腹を立てたのだと思います。
その後もA子は私に敵意むき出しでした。ファイルを投げつけてきたり、周りの職員に悪口を言ったりして、私はA子のいじめの標的にされていました。職場では私がいちばん年下だったのでいじめやすかったのだと思います。
悩みの相談相手に周囲の身近な人ではなくてカウンセラーを選んだ理由
A子の仕打ちにほとほとうんざりしていた私でしたが、

職場で私がA子の愚痴や悪口を言ったら負けだ。
…と思っていたので このことを周りに話せませんでした。そこで考えあぐねた末にオンラインのカウンセリングルームを利用することにしました。
会社では話せないイライラ・モヤモヤをオンラインカウンセリングのカウンセラーに聞いてもらうだけでも、私はかなり肩の荷が降ろせたような気がしました。
アドバイスも必要でしたが、それよりも先に

私にとっては「話を聴いてうなづいてくれる人」「共感してくれる人」が必要だったのだ。
…と、実際にカウンセリングを利用してみて実感し、安心感を覚えると同時に 深い感謝の念がわいてました。
仮に私がこの件を誰か身近な人に相談したとして

そんな人はどこにでもいるでしょ~。
…と言われたとしたら・・・これが私的にはすごくつらいのです。

そんなことは言われなくてもわかっているし、だからこそ悩んでいるんじゃない!
…と話を聴いてくれた人に対して反発してしまうことは 絶対に避けたいと考えていました。
オンラインカウンセリングのカウンセラーは私の話を丁寧に傾聴し、「わかるわかる」「辛かったね」「よく頑張ったね」と言ってくれたので

自分は頑張っていたんだな。自分が弱いんじゃなくて、誰でもこんな事されたらつらいよね。
…と思えたときに心底ホッとしました。
私は共感やお世辞や誉め言葉が欲しかったのではありません。しっかりと傾聴してもらうことで「自分で自分にエールを送れる」心の安定を求めていたのです。
それが自分の強さと自信につながることを 自分の性格上 よく知っていたからです。
メンタル安定により加害者からの理不尽な言いがかりに反撃できるようになった
カウンセリングで全部話してスッキリしたら、ダダ下がりだったメンタルが元に戻ったように感じたことが オンラインカウンセリングを受けた最大のメリットでした。
メンタルが安定すればこちらのもの。その後にA子が理不尽なことを言ってきたときには その場で意見を返せるようになりました。
A子は相変わらず私の悪口や陰口を言い続けていたのですが、それに関して私はフル無視を貫きました。ただ直接面と向かって言いがかりをつけられることがあったので、それに対しては私は黙っていませんでした。
こういった状況がしばらく続いた後、その様子を静観していた周囲の人たちから A子が白い目で見られるようになっていきました。A子自身もそんな様子に気づいていたようです。
私とすれ違う時のA子は気まずそうにうつむくようになりましたし、私に対して大声で怒鳴ったり、ものを投げつけることもなくなりました。
職場に居心地の悪さを感じ始めたA子は 周囲の人たちに助けを求めて

自分の居場所がない!
…と泣きながら訴えていたようですが、自分が蒔いた種なので自業自得です。職場の人たちはみんな黙っていましたが、見るべきところはしっかりと見ていたということです。
A子自身もそこに気が付いているから「居場所がない」と感じているのでしょうし、こんな展開になるとは思っていなかったでしょうから、私をいじめたことを後悔しているに違いありません。
以前の私だったら

私がいけないのかな?私が変わらないと…。
と思い込んで 自分を責めてしまったと思いますが、カウンセリングの傾聴と全肯定のおかげで職場での危機を乗り越えられましたし、相談した後に安定したメンタルを保つことができていたんだと思います。
相変わらず職場ではA子の顔を見なければならす不愉快ですが、いじめの悩みは雲散霧消しました。私にパワーを与えてくれたカウンセリングとカウンセラーにはとても感謝しています。