職場のモラハラで孤立!証拠をかき集めて加害者に仕返しした体験談
20代男性 私は前職の職場において、先輩(A男)からモラルハラスメントを受けていました。内容としては、私自身の根も葉もない噂を社内の人間に吹き込んで、会社での私の評価を下げる嫌がらせです。
営業職として業務を行っていたので、業務を行う上で事務職の方やエンジニアなど様々な部門とコミュニケーションをとる必要があったのですが、A男がそういった方々に事実でないデマカセを吹き込んだことで社内での私の評判が悪くなっていきました。部門に依頼をかけてもシカトされたり冷たい対応をされて孤立するなど、散々な目に遇わされました。
私は嫌がらせをされることによってそんなに病んだりするようなタイプではないですし 精神的に問題があったわけではありません。
しかしこのまま放置して嫌がらせを受け続けるのも腹が立つので 何かしらの手段でA男に復讐しようと考えていました。
そこでまずは情報を集めようと思い、A男からデマカセを吹き込まれた人に直接話を聞きにいくという手段を取りました。
基本的に吹き込まれたデマは、

○○さんは仕事が遅くてうざいって B男(私のこと)が言っていましたよ。
…といったその人を悪く言う内容だったので、それを聞かされてイラッとしていた当事者から話を伺うのも大変でした。しかし回数を重ねて

A男の話はでっち上げです。私はそんなことをしていません。
…と当事者に説得して回りました。
デマを吹き込まれた中にはそれなりに立場の強い方もいたので、いざという時にその方に証人になってもらうような計画も立てました。
B男は私の直属の上司ではなく他部署に所属していました。立場的にも役職なしの平社員だったので、あまりいい復讐の方法が思い付かなかったのですが、私としてはとりあえずA男を退職まで追い込もうと考えました。
悪口を吹き込まれた方の証言を一通り取り終えた後、A男が私にちょっかいをかけてきたときの文面や音声録音を取り、追い込むに足りだけの一通りの証拠を押さえました。
直属の上司など現場の社員に相談しても穏便に済まされるような気はしていたので、役員を通して直接社長にこの件を話しにいくことにしました。
幸い営業部門の役員には顔を覚えていただいていたことや 悪口を吹き込まれた方の中でも強い立場の方に説得のお願いをかけていたので「彼らを同行した上で社長に話をしても良い」と承諾を得ることができました。
社長と交渉する前に私自身は会社を辞めてもいいと考えていたので、ある程度強気で話をしようと思っていました。
社長には、A男からあることないことを吹き込まれたおかけで社内での評判が悪くなり、仕事がしづらい環境であったことを伝えた上で、A男を退職させてほしい旨を伝えました。駆け引きとして、もし退職させない場合は私が会社をやめるというように交渉しました。
ご同行頂いた役員の方などの手助けもあり、ひとまずその場は本人への事実確認と処分の検討ということで丸くおさまり、後日色々と確認した上で、A男を別地域の部門に異動させるという旨の連絡がきました。
左遷後はA男の顔を見る必要がなくなったので私もしばらくはその会社で働いていたのですが、自分としては「まだA男と同じ会社に属して働いている」という事実が個人的に気に入らなかったので、後に退職をしました。
結果としては自分がやめる形にはなりましたが、そもそも従業員を簡単に解雇することはできない会社の事情も分かっていましたし、自分の気がすむまでやれることはやったかな…と思ったので、全く後悔はありません。
【職場のモラハラカウンセリング】ストレス放置はうつ病の元になる
モラハラとは、モラルハラスメントの略で、倫理や道徳に反したハラスメントのことです。ハラスメントとは、「いじめ」や「嫌がらせ」とも訳され、言動によって人権を侵害し、相手を傷つけたり困らせたりすることをいいます。パワハラが職場内の立場や力関係を利用した精神的・身体的な攻撃であるのに対して、モラハラは立場に関係なく精神的な攻撃をすることをいいます。また、夫婦関係における「モラハラ夫」や「モラハラ妻」という言葉も多く使われています。
職場のモラハラでよくあるのは、話しかけても無視をする、社内イベントや飲み会に誘わない、業務に必要な連絡をしない、といったことです。誘われない、無視されるというのは精神的に苦痛を感じるだけでなく、第三者に証明するのが難しく、「気にしすぎ」「気のせい」「自分から誘ってみればいいじゃないか」などと言われてしまって悩んでいる人は少なくありません。
ほかによくあるのは、「クズ」「バカ」「使えない」などの精神的苦痛を与える暴言です。日々こういった言葉をかけられていると、次第に「自分はダメな人間だ」と思うようになり、大きなストレスを抱えやすくなります。
また、大量の仕事を押し付けられたり、仕事を奪われたり、妨害されたりするのもモラハラにあたります。直接業務に影響するため、仕事がスムーズにいかなかったり、社内での評価が下がったりする場合があります。
職場でのモラハラは、ほかに証明してくれる人がいれば心強いですが、無視されている、飲み会にいつも誘われないといった行為は、証明するのが難しくなりやすいです。暴言や仕事の妨害なども、モラハラなのか自分が気にしすぎているだけのかが分からずに、誰にも相談できないという人は少なくありません。
モラハラを受けている状況やストレスを放置していると、うつ病などの精神的な病気を抱えてしまう可能性があります。職場で誰にも相談できない、モラハラかどうか自分では判断できないという方はぜひ、うららか相談室のカウンセリングをご活用ください。カウンセラーが専門家の立場から職場のモラハラについての相談に乗らせていただきます。
引用元:うららか相談室
