【サイコパスエピソード】ストーカー男性上司から逃げたOLの体験談
20代女性 私の上司(A男)は3歳上の男性でした。入社したばかりの時には まさか相手がサイコパスだとは思わなかったので 色々と話したり他の社員も含めて食事に行ったりすることが何度かありました。
A男は過去の武勇伝(?)をとても笑顔で話してきて

俺はこんな悪さしてきてさ〜・・・警察はお友達なんだ。
…などと恥ずかしい事を堂々と言うような恥さらしな人だとわかりました。

君も過去になにか悪いことしてきたことある?

警察にお世話になるようなことは一度もないです(それが普通だよ!)

お前はまだまだだな〜 俺を見習えよ!やっぱり俺の方が上だ。
…などとよくわけのわからないことを言われました。
こんな人と「話したい!」となるはずもなく、なるべくA男には接しないように気をつけて生活していましたが、仕事で顔を合わせるときには必要最低限の挨拶や相槌、会釈などはしてました。
変人の気に触らないように気を付けて行動していたものの、A男はプライベートの事を追及してるようになりました。
…など、いちいちしつこく聞いてくるようになりました。
私は話したくなかったので適当にあしらって逃げていたところ、A男は私のデスクの上に置き手紙のように付箋をつけてくるようになりました。
気持ちの悪さが我慢の限界になったので上司に直接、
…と伝えたのですが、A男に逆ギレされたため、最終的には私の方が謝るはめになりました。
それからしばらくはA男の方から話しかけてくることはなく、完全に「無視」をされている状態でしたが、その間に私についてのおかしなデマが社内に流れ始めていました。
A男と私の関係を知ってる同じ部署の人は デマ流した張本人がA男であることを知ってましたが、社内にはそんなデマを信じる人も多くいました。私がA男を嫌っていることを他部署の人は知らないから 変なデマを信じる人の方が多かったのです。
しかしそんなデマも数日経てば消えていきました。すると次はA男は私に直接嫌がらせしてくるようになりました。
今日提出しなければならない書類にコーヒーぶちまけられたり、私のディスクの近くを通る時にわざと椅子を蹴る、通りすがりに舌打ちされたり。
なんだか視線感じるなと思って顔を上げるとA男から睨まれてたり。こういった嫌がらせを毎日毎日されてました。
私は結構メンタル強いタイプなので、それまでは「A男ってバカだよね」くらいにしか思ってなかったのですが、ある日 A男の本当の怖さ・気味悪さを知ることになる出来事が起こりました。
私が風邪をひいて数日仕事を休んだ時「上司だから」とのキモい理由をつけて、A男が何回も私の家まで来たのです。
それだけでは飽き足らず、その後も何度も電話してきて、ひどい時は電話に出るまで掛け続け、その時の不在着信は73件でした。
熱が出ていて仕事行けないのに、わざわざ私の親のところにまで電話して

仕事に出て来るように伝えてください。
…と言ったそうです。
未成年でもないし緊急な用事でもないのにそんな電話がきたので、親からは
…と聞かれて、その時にすべてのいきさつを話すと
…と言われ、
…と思った私は、このまま仕事を続けるかどうかを悩みました。
A男の異常なレベルの執着心が怖くなり、

A男は間違いなくサイコパスだ…。相手をするのは怖いし、逃げるが勝ちかもしれない。
…と改めて考え、身の安全を最優先するために退職を決めました。
しかし退職後もA男のストーカー行為は続きました。家に来たり 電話してきたり SNSで監視してきたり…などがずっとやまないのです。
そこで家族と話し合った結果、引っ越し 携帯の電話番号も変え SNSも新しくして すべてリセットすることにしました。
ここまで私に執着してきたA男が何を考えていたのかわかりませんが、私が全てをリセットすることでこちらの情報は一切知られない状態になり 完全に接点が切れました。
サイコパスって本当にいるんだな…と実感しましたし、今 当時のことを思い出してもゾッとする出来事でした。
反社会性パーソナリティ障害~アウトローな生き方を平気でできる人
反社会性パーソナリティ障害は危険を冒したりルールを侵害することを好む傾向や、他人に対する冷酷な搾取を特徴とするタイプである。無鉄砲で、命知らずで、生命の危険や刑罰を受けることに対しても無頓着である。豪胆で勇敢ともいえるが、感情が欠如しているともいえる。
反社会性パーソナリティ障害の人は、危険を恐れず、口がうまかったり、行動が格好良かったりして、とても魅力的に見えることが多い。その魅力に囚われ、一旦親密な関係を結んでしまうと、次第に本性を現して、金づるやカモとして相手を搾取するようになる。それを拒もうとすると、今度は暴力の恐怖や性的な支配でコントロールしようとする。
まず、見かけのかっこよさに騙されずに、相手がどういうタイプかを見抜いて、深くかかわらないことが第一である。すでに断ち切りがたい関係にある場合は一方的に尽くすのではなく、対等な関係を築くように相手を導き、それに応じないようであれば、きっぱり関わりを解消した方が良い。
このタイプは年齢と共に落ち着いてくることが知られており、半数程度は三十代後半になると改善してくる。嘘をつく虚言タイプと、暴力的タイプに大きく分けられる。
引用元:働く人のための精神医学