ブラックリスト夫の借金は妻名義!離婚後に妻が自己破産した体験談
これは2018年6月に 元夫の散財で膨れ上がった借金は私名義になっていたことから 離婚時に自己破産に至った話です。
元夫(当時31歳)はブラックリストに載ってる人だったため 携帯電話も車も私名義にしていました。
車が趣味の人で自分でいじっては壊し、その部品は私のクレジットカードで支払って買っていました。
子供もいるのに趣味の車いじりも散財もやめようとはしないため、共働きをしていたものの、金遣いが荒い元夫との結婚生活は経済的にキツキツで破綻していました。
ブラックリスト夫の妻のクレジットカード濫用やローンで借金430万円
私は新婚当時まではクレジットカードを持っていなかったので、元夫は銀行のカードローンから30万円借入れ、それを使って他の借金を返したり、それでも足りなければ町金融にも手を出すということを繰り返していました。
さらに携帯のコールセンターの対応が悪かったりするとすぐに料金を払わなくなり、他社に乗り換える…これを何回か繰り返していたようです。
当時は携帯を切り替えるとキャッシュバックがついていて、私が「そのお金が入るから〇〇に使う」と予定を立てていても、元夫はその予定していたお金が入る前に自分のほしいものを購入してしまうありさまでした。
あまりにもはちゃめちゃな散財ぶりに、最後は元夫が実際に何にお金を使っているのかも 私はわからなくなっていました。
私のクレジットカードも勝手に使われていたりして気が付いたときには借金が400万円以上になっており、もうどうしようもなくなって債務整理することに決めました。
アディーレの業務停止で債務整理が振り出しに…離婚成立後に自己破産を決意
車のローンや、携帯の滞納金、クレジットカードなど 支払いを1本にしたくて債務整理しようと思い、アディーレ法律事務所に相談しました。
しかしアディーレで債務整理始めて何回か支払いをした頃に、アディーレの業務停止により債務整理が振り出しに戻ってしまいました。
そうしているうちに離婚をも決意していた私は、そのことで弁護士に相談する機会があったので ついでに借金のことも相談しました。

借金が私名義にされていますけど、その半分を夫に払わせることはできませんか?
…という話もしたのですが、弁護士と話し合った結果

債務整理より自己破産した方が早いかもしれない。
…という結論に至り、離婚成立後にあらためて自己破産することに決めました。
借金の内容は
■au が30万円
■みちのく銀行 150万円
■みずほクレジット 30万円
■ドコモdカード 20万円
■車(タント)のローン 200万円
…で合計430万円の借金がありました。
自己破産まで1年かかった2つの理由
自己破産には
■まず何にどのくらい使っているのか
■毎月の収支の申告
■借金の詳細
■反省文
■自分の全財産(通帳のコピー)
■生命保険に入っていたらその証券と払戻金がどのくらいあるかどうか
■住民税などの滞納金があるかどうか
■親の名義でも土地や不動産があるかないか
…など提出する書類はたくさんあります。
私の場合、弁護士と相談を開始してから自己破産まで1年かかりました。
【理由1】すべての事業所先に弁護士さんから「自己破産します」と連絡してもらうのにいろいろなやり取りがあるようで 少し時間がかかること。
【理由2】私の場合は、別れた夫が全く話の通じず、自分の都合のいいようにしか動かない相手だったので、

もし今後も元夫から何か請求されるようなものがあったら、それも自己破産分に入れようと思っていた。
…と後から説明されました。それで自己破産手続きが完了するまで1年近くもかかったようです。
最期に家庭裁判所に弁護士さんと一緒に行き、裁判官の前で「今後気を付けます」と約束して自己破産の手続きは終了します。
自己破産するとブラックリストに乗りますし、10年ほどローンや携帯を自分名義で持てなくなりますが、

自己破産は確かにデメリットもあるが、あなたの生活をやり直すにはメリットしかない。
…と言われました。
確かに、これが私にとっての最適解でした。
これから先の長い人生を子供たちと笑って暮らすために、私は早いうちにブラックリスト夫との離婚と自己破産をしてよかったと思ってます。
自己破産のメリット・デメリットとは?実はそんなに怖くない自己破産
【関連記事】自己破産をすると人生オシマイ??自己破産について、私が法律相談をうけると、多くの方が、「自己破産をすると周囲にバレてしまう」「会社をクビになる」「身ぐるみはがされてしまう」「人生オシマイだ」と思っていらっしゃいます。しかし、それは違います。そして、私が相談の中で、正しい情報をお伝えすると、「自己破産って意外とデメリットってないのですね」と安心する方も多いのです。
自己破産は、借金を全部カットしてしまうという、強力な法的手続ですから、もちろん一定の制約、デメリットはあります。しかし、自宅不動産をお持ちでない方にとっては「それほどでもない」というのが実際なのです。今、もしあなたが借金で悩んでいるのであれば、自己破産が怖いと思っているのであれば、これからのお話しが必ずあなたの役に立つはずです。
引用元:自己破産のメリット・デメリットとは?: 実はそんなに怖くない自己破産
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