ペットロスの乗り越え方!虹の橋を渡る愛犬の飼い主の克服体験談⑧
あなたがやがて現世での一生を終えてスピリチュアル・ワールドに戻った時には、必ずかわいがっていたペットたちと再会を果たすことができます。動物たちと人間では帰る世界は異なりますが、あの世は「テレパシー」の世界ですから、あなたが「会いたい」と思えば面会をすることはできるのです。
さらに動物たちと話をすることもできるようになります。人間と動物は普段もテレパシーで交流しています。人間にもかつて動物だったたましいの経験があるため、特別な霊能力がなくてもテレパシーを受け取れるはずなのです。ただ人間が肉体にこもっているうちはどうしても霊的な感覚が鈍っていますから、テレパシーで交流していることをはっきりと知覚することが難しいのです。
しかしひとたびあの世に戻れば霊的感覚が冴え渡るため、テレパシーによる交流がスムーズに行えるようになります。やがては必ず再会できるのですから、たとえ死別の悲しみが襲ってきても希望を持ってください。
引用元:ペットはあなたのスピリチュアル・パートナー(江原啓之)
カウンセリングで過去を振り返り気持ちの整理を繰り返してペットロスを乗り越えた体験談
30代女性 私のペットは女の子のミックス犬で、名前はアーデちゃんです。亡くなった時、年齢は10歳くらいでした。
東日本大震災で自宅が津波の被害に遭い、私は外出していて難を逃れましたが、留守番していたアーデちゃんは津波によって亡くなってしまいました。
震災にも大きなショックを受けましたが、愛犬との別れもショックでした。愛犬のことを考えたり名前を聞いたり口にすると涙が止まらなくなったり、過呼吸で息が出来ないくらい苦しくなったりしました。
ボーッとして何もする気が起きないような状態に陥ったため メンタルクリニックに通院し、カウンセリングと服薬による治療をして現在は回復しています。
カウンセリングは2週に1回のペースで行いました。カウンセラーの話を聞くこともあったし、自分の話をすることもありました。愛犬の話だけではなく、普段の生活についてや好きなこと、これからやりたいことなど未来についてやポジティブになれることを話しました。
たまに過去のことや愛犬のことをじっくり話すこともありましたが、その日のカウンセリングはかなりつらいものでした。泣きすぎて話が出来なくなることも多々ありましたが、過去を振り返ることで 気持ちを整理したり、出来事を納得したりするための練習になったと思います。
服薬については、抗不安薬と睡眠薬を処方されました。どちらも服用することで、気持ちが安定しゆっくり休むことができました。起きている間は、抗不安薬を服用することで どんどん湧き出でくる不安な気持ちや悲しみを抑えて楽しかったことを思い出すことが出来ました。
また、眠る時になるとどうしても愛犬のことを考えてしまっていたため、眠れず不眠症になっていました。睡眠薬を服用することで規則的に入眠し 心だけでなく体も休むことができたことから、ペットロスから徐々に回復していけたのだと思います。
でも、やはり薬なので副作用はあります。いつもスッキリせず、ややボーッとした感覚で、テキパキは動けないのでノロノロ過ごしていました。当時は多少周りに迷惑をかけていたと思います。
そんな私がペットロスを乗り越えたと自覚したのは、愛犬の写真を見ながら家族と話せた時です。
震災で紛失していた写真が戻ってきて、そこに愛犬が写っていたのです。最初は戸惑いましたが、次第に気持ちが楽になりました。それは

私は愛犬に会いたかったんだ…。
と分かったからです。
何もかも全て流されてしまっため、思い出も全てなくなってしまったように感じていて 気持ちの整理がつかなかったことにも気づきました。
戻ってきた写真を見て安心した気持ちになった時、

私はもう大丈夫だ。ペットロスを乗り越えられた。
…と感じました。
様々な葛藤を抱えつつ「時」がペットロスを乗り越えさせてくれた体験談
40代女性 私のペットはミニチュアダックスフンド、名前はチェリー。メス、14年間一緒に過ごしてたくさん癒されてきました。
甘えん坊で 人懐っこくて イタズラ大好きで 活発で、自分を犬だと思っていないような、まるで自分を人だと勘違いしてるようなかわいい子でした。
生ニンジンが大好きであまり病気にもならなかったのですが、14年がたち、だいぶおばあちゃんになり 毛も白くなりだしたと思ったら体がどんどん弱っていきました。大好きな散歩でも歩かなくなり 寝ている時間が増えはじめ 最後は少し苦しそうに息を引き取りました。老衰でした。
チェリーが亡くなって、私はまずは眠れなくなりました。愛犬を完全に「娘」みたいな感じで生活をしていたので、とてつもなく淋しさや悲しさが込み上げてきて、泣いてばかりいました。その心の傷を癒すのに旅行へ行ったりもしましたが、やはりチェリーの事ばかり考えていました。
毎日眠れない日が続き、もの忘れがひどくなったりボーッとする事が増えました。あまり頭が回らなくなって生活にも支障をきたしはじめたので心療内科に行き、安定剤と睡眠導入剤を処方してもらいました。
友達や家族にもたくさん迷惑かけている姿を見た私の母が

あんたがいつまでもメソメソしていたらチェリーがゆっくり休めないよ!早く天国に行かせてあげな!
…と言われたときにも 涙がポロポロ落ちてきました。きっと私が考えてばかりだったから、チェリーは天国へ行けきれてなかったのは本当かもしれません。夢でもいいからずっと会いたい!と思っていたのに チェリーが夢に出て来てくれることがなかったからです。
念じていても、なかなか夢で再開できないことも確かにあります。それはまだあなた自身が「ペットが死んでしまって悲しい」「いなくなってから毎日ふさぎ込んでいる」という状態である場合。夢で会えたことがかえって寂しさを募らせてしまうようなときは、まだスピリチュアル・ミーティング(夢で会うこと)の準備が整っていない状況なので、夢に現れないことがあるのです。精神的にも落ち着いて、死別の悲しみが少し癒えた頃、ふと夢で再会できるというケースが多いようです。
「夢でもいいから会いたいのに、現れてくれない」そんなときは会えないことにもちゃんと意味があります。会えないことが「あなたをよけい寂しがらせないように」という動物たちからあなたに向けられた思いやりなのだということに気づいてほしいと思います。
引用元:ペットはあなたのスピリチュアル・パートナー(江原啓之)
私の家では私が産まれる前から犬が飼われていて ずっと犬と触れあってきました。そんな中でもチェリーは一番長く一番愛情を持って育てていましたし、いつも一緒に寝ていた分、私の執拗な気持ちが強くでていたのだと思います。
みなさんもそうだと思いますが、想っていてくれるのは当たり前、でも想いすぎてこの世から天国へ行けない子たちもいるのだと思います。
私の精神状態がおかしくなった時に 妹から、

別なワンちゃん飼ってあげようか?
…と言われました。その時は

チェリーの代わりなんているわけないじゃない!
…と強い抵抗感を感じて、笑うことすらできませんでした。
私がペットロスを乗り越えるまで半年かかりました。半年過ぎたあたりから自分でも心の整理がついたように思えます。久しぶりに散歩している犬を見て ふと笑顔になった自分に気づいたからです。

あれ?私、今笑ったよね?ペットロス、乗り越えたのかな?なんだかこれから前に進めそうな気がする…。
そして、次のワンちゃんのお迎えをあんなに嫌がっていた自分なのに

そうか。私は犬がいなくてはやっていけないんだ。私にとって犬は「いなくちゃいけない」存在なんだ。
…と気づけたとき、ペットロスを乗り越えて 新しい子を迎える決意が固まりました。
