ペットロスの乗り越え方!虹の橋を渡る愛犬の飼い主の克服体験談⑦
ジュディ・オングさんは、2013年に13年間一緒に暮らした愛犬パール(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)が死去し、ペットロスになった。パールは50才のときに、初めて飼った“自分だけの犬”だったという。12才で病に倒れたものの2度生還し、3度目の発作の末、13才で亡くなった。「彼女は私に心の準備をさせてくれたんだと思います。彼女の入院先に私が到着する10分前に亡くなったのですが、まだ体が温かく目が開いていました。最期に私の顔を見てくれたのです」 時おり目頭を押さえながらそう話してくれた。翌日には火葬したが、その後も家の中でパールの気配を感じていたという。「“そばにいるから仕事をしなさい”と、励まされているようだったので、仕事は休まず続けましたね」
しかしその後、異変が。「ハウスキーパーさんから“最近笑わなくなりましたね”と言われて驚きました。仕事では笑顔になれるのに、家に帰ると無表情になり、ソファに座ると何をする気にもなれない。パールの遺影を見ながら、何時間もただ座っていることしかできなくなりました」半年後の健康診断で、医師から検査結果が急に悪くなったと指摘される。この頃から両親や獣医、犬を飼っている仲間たちから「次の子を考えては?」とすすめられた。
「なかなかそんな気にもなれませんでしたが…。でもね、パールと同じ犬種の女の子に偶然出会ったんです。その子はなんと、パールが四十九日を終えた直後にお腹に宿った命でした。しかもその新しい子・アイリスは、私の自宅に着くと迷うことなくパールの祭壇へ行き、遺影にキスをしたんですよ。そのときに、この子はパールが贈ってくれたのだと直感しました」
引用元:介護ポストセブン
心をせかすのをやめ新しいことを始めながらペットロスを乗り越えた体験談
20代女性 私のペットはマルチーズのメスで、名前はメリーでした。亡くなった年齢は12歳。老衰で家で静かに亡くなってしまったという感じです。だんだん老いていくのが分かっていたので、ついに亡くなった時には「その時が来てしまった」と感じました。
それからは食欲が減退して 体重が5キロ落ちてしまいました。何をしていても犬のことが頭に浮かぶようになり、楽しい気分にはなれず、診療内科を受診しました。

犬が亡くなってからショックでご飯を食べられなくなった。なかなか眠ることもできず、体重が落ちてしまい、何をしていても楽しいと思うことができない。涙が止まらない日々が続き、精神的に耐えられなくなってきました。
…と藁にもすがる思いで助けてほしかったことからの受診です。まずは安定剤と睡眠導入剤を処方してもらいました。
その心療内科には半年ほど受診しましたが、医師は私の気持ちを毎回優しく聞いてくださり、私の中の「辛い。つらさを消化できない」という気持ちを受け止めてくれたと感じています。

ペットがなくなってしまって、あなたと同じような症状が出て受診される人がとても多いんですよ。
…と言われ、「私だけではないんだ」を知ることでもとても気持ちが救われました。
また、私の気質を「環境の変化などにもなかなか馴染めない性格」と分析をしてくださって、私の気持ちに寄り添ってくれました。医師からは

勇気はいるけれど 何か新しいことを始めて、少しずつ前を向いて行けたらいいと思いますよ。もちろんゆっくりと、自分の心のペースに合わせて、ですよ。
…と言われました。医師と話す中で私が気づいたことは

早く立ち直らなければ!ばかりを考えて、どこかで自分を急かしていたんだ…。
それに気づいてからは心をせかすことも少なくなり、ヨガを始めることにしました。心を無にする時間を作るためにヨガを選んだのです。
私がロスを乗り越えるまで6ヶ月くらいの時間がかかりました。医療の力も借りて 半年がかりで今まで通り、趣味の買い物や旅行を楽しいと思えるようになった時に少し良くなったと感じました。
心を無にしたいと思いヨガを始めたことで、マイナスの気持ちが少しずつ取り除かれていったようにも感じています。

自分が立ち直らなければ愛犬のためにもならない。
…とプラス思考に考えられるようになったことから、ペットロスを乗り越えられたと実感するようになりました。
精神科で治療に効果が出ず霊能者に相談してペットロスを乗り越えた体験談
40代男性 私のペットはオスのドーベルマンで、名前はジョンでした。年齢は14歳。
ある日突然腰が立たなくなり、彼を譲ってくれた保護犬施設「ハッピーハウス」のかかりつけ医に連絡。その日に入院させましたが、3日後に亡くなりました。死因は骨肉腫だったそうで、

末期だったにも関わらず今までそんなそぶりもなかったのが不思議だ。
…と言われました。
もともとジョンは元の飼い主からひどい虐待を受けており、ハッピーハウスが彼を保護し、私が里親になりました。
とても大切にしていた愛犬の急逝にショックを受けた私は、彼の死後に食欲の減退と不眠が続き、仕事中でも突然涙が出てくる症状が現れ、会社の上司から「休職を視野に入れた通院」を命じられました。
メンタルクリニックには行きたくはなかったのですが、生まれて初めて精神科に通院。上司に言われて仕方なく通院したのですが、私にとっては治療の効果はありませんでした。
私の様子を心配した妻から

私の知り合いの霊能者がいるんだけど、一度相談に行ってみない?
…と言われ、彼女に連れられて霊能者の玉蘭先生のもとへ ペットロスのセラピーを受けに行きました。
霊能者の玉蘭先生によると、

ジョンはあなたのもとで過ごせた日々はとても幸せだったと言っています。ただ私が死を悼んでいることで体を壊すのではないかということを心配しています。
…と告げました。
私に対するジョンの心配が、ジョンを成仏させづらい状態にさせている原因だと言われ、ジョンを成仏させる方法を玉蘭先生に教わりました。それは家の仏壇に小皿を置き、線香を1本、大体3分の1くらいの長さに折って火を灯すこと。これを朝夕二回行い、心の中で

私はもう大丈夫だよ。だからジョンも早く成仏してね。
…と祈ることでした。
早速、その方法を試してみました。2日目にはちょっと汚い話で恐縮ですが、自分でも驚くほどの量の大便が出て、驚いて玉蘭先生に相談すると

ジョンちゃんは死の間際、排便に苦しんでいたでしょう?あなたの体を使って排泄しているんです。もう大丈夫。やっとジョンちゃんは浄化されて、行くべきところに行きますよ。
…と言われました。確かに死に際のジョンの様子はその通りでしたので、驚きました。
また5日目には 唐突に非常な空腹感が生まれ、食事を十分にとったら急に眠気がさし、その日は久しぶりに18時間ほど眠りました。不眠気味な私にはありえないことなのでとても驚きました。
まさに「泥のように眠る」とはこのことで、妻は私が

大丈夫なの!?何かの病気になったのでは???
…と心配したほどでした。
その眠りから目覚めてからの私は、涙が突然流れる症状もなくなり、仕事に復帰し、上司に通院を命じられてひと月ほどで従来の生活を取り戻しました。
スピリチュアル的な話になりましたが、科学的根拠がない世界のことですので、自分の不調が治ったのは単に「時間」のおかげなのかもしれません。
しかし私は玉蘭先生に教わった方法を試してからの一週間の奇怪な出来事を思い返すたびに「ジョンが成仏したからだ」と思えてならないのです。
食欲の回復と十分な睡眠がとれたこと、そして突然涙があふれだすという症状がなくなったことで、私は「ペットロスを乗り越えた」と思えました。
私の場合は肉体的な症状が顕著だったので、それらの症状が発症しなくなったことが ペットロス克服の気づきとしては明白だったと思います。
精神的な意味で乗り越えたという感情は、玉蘭先生に教わった方法での供養の時期と、肉体的な不調の症状の改善が始まったときに、

自分はペットロスの苦しみから解放されるんだな。
…と実感しました。

つらい飼い主の心を浄化するペットロスカウンセリングのすすめ
ペットの死により睡眠障害や摂食障害、抑うつ状態に陥って、メンタルクリニックを受診する飼い主も後を絶たないのが現状で、ロスが重い人ほど新しいペットを迎えることの罪悪感が強かったり、気晴らしや気分転換ができずに、ふさぎ込んでしまったりします。
そんなペットロスで苦しんでいる飼い主さんの立ち直りの良いきっかけのためにお勧めしたいのが、心理カウンセリングです。
カウンセリングは「話を聴いてもらう」だけだと思っていませんか?確かにそれもあります。特につらさMAXであるペットロス初期には、心の中の思いをすべて吐き出すことが「心の浄化」につながります。
そこから先はつらさの具体的な原因や出来事の整理を行い、どんな行動や考え方をすればいいかをカウンセラーと一緒に探していく作業を進めることで、ペットロスから立ち直るまでの時間がぐんと短縮されるのです。
人から「教わる」ではなく自分で「気づく」ことがもっとも重要で、腑に落ちないとペットロス状態からなかなか解放されません。自分を救えるのは自分だけ・・・プロのカウンセラーはそのお手伝いをします。
おおむね3か月以内にペットロスから立ち直れれば、メンタルの外傷は最小限で抑えられるでしょう。
しかし人の心はガラス細工のようにきゃしゃで壊れやすいもの。目に見えないのに心の傷はあっという間に、しかも恐ろしいことに無意識の下で重症化するものです。
ペットロスが長引けば長引くほど、自力のみで立ち上がるのが難しくなり、メンタルクリニックで薬を処方してもらわないと眠れない・食べられない・うつがひどいなどの症状が出ます。
1日でも早くペットロスから回復するために、「心理カウンセリング」というツールとマンパワーをフル活用することをおすすめします。


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