パニック障害原因はストレス?仕事のモラハラから休職に至った体験談
20代女性 これは私が2018年6月にパニック発作を起こして仕事を休職したときの話です。
仕事が2人体制でしたが、その先輩の素っ気なさや気分による態度の変化がひどく、相手がイライラして私に八つ当たりしてくることが日常茶飯事で、

本当は1人で仕事したかったのよね~。
…と嫌味を言われて驚いていると

あなたはここにいる意味がないよ。
…と面と向かって言われ、帰宅してから涙が止まらないことがありました。
パニック発作の過呼吸で救急車で運ばれて休職を余儀なくされ…
そんな状態が2ヶ月続いたある日、仕事に行こうとしたら涙が出てきて止まらなくなりました。次第に動悸がひどくなってきてなかなか落ち着かず、呼吸困難な状態に陥りましたが、やっとのこと仕事に行きました。
そしてその次の日には電車の中で過呼吸になり、倒れて救急車で運ばれてしまいました。運ばれた病院で精密検査をしても異常が見つからず

おかしいよ!どうして!?
…と思ってメンタルクリニックを受診したところ、

あなたの症状はパニック障害と社交不安障害によるものです。
…との診断を受けました。そのことがあってから仕事に関しては2ヶ月の休職扱いになり、実家に里帰りしてゆっくり過ごす事になりました。
休職期間中の薬物治療とカウンセリング療法で快方に向かって職場復帰
投薬治療 里帰り前に通院したときに 治療はとりあえず薬物療法から始めることが決まりました。不安の発作が起こりそうだと思った際の頓服薬、死にたいと思ってしまった時に飲む薬などを含め 4種類処方されました。
私の場合、パニック障害と社交不安障害の治療が長くかかりそうだということで自立支援医療制度に加入させてもらい、一回の金額が病院では500円くらいでした。薬局の方は正確な金額を覚えていませんが、2000円以内で助かりました。
その後に里帰り。1ヶ月半後の7月にもう一度通院し、その時も前回と同じ薬が処方され、金額も同じくらい。それ以降は通院回数は月に2回ほどで、何かあればその都度通院するといった形をとっていました。
カウンセリング療法 そして2018年9月からカウンセラーとのカウンセリングが始まりました。カウンセラーは臨床心理士で、これまでの生い立ちや気になっていること、どのような時に不安が強くなるのか、人の目が気になるのはどういった時が多いのか…などを細かく話しました。
私の場合は相談時間が1時間で 保険適応外のため6000円、カウンセリングは月に1度でした。通院した際に診察が終わったらそのままカウンセラーの所へ回るといった形で診てもらっていました。
そこで数回のカウンセリングを受けたのですが、毎回6000円は少し高かったのと、最初の臨床心理士とは合わなかったため、家の近くの大学のカウンセリングを受けることになりました。
大学のカウンセリングは1時間3000円でしたが、臨床心理士だけでなく、大学の学生も同席するといった形式で、内容は病院とまったく同じ内容でした。
これらの治療を半年間行ってだいぶメンタルが安定し、パニック発作もおさまってきた私は、半年ほどで職場に復帰することになりました。
モラハラで休職!復帰後も定期的にチェックが入ったが…
私の休職を受けて職場では先輩への聞き取りをしていたと聞きました。また復職時にはまず上司との面談があり、相手から言われたことや取られた態度などのモラハラ行為をを詳しく話しました。
私の仕事は小学校の養護教諭ですが

常に保健室に2人で待機している時間を減らそう。
…という方針になり、片方が保健室にいる間は もう片方は職員室で仕事をするといった形を取ることになりました。
仕事の割り振りに関しては相手の方がどうしても譲らなかったようで、保健室に来室した児童は基本的に先輩が見る、ほけんだよりや掲示物などの雑務は私が行う…といった形になりました。

何で私が子どもを見るのはダメなの!?
…という不満は正直ありましたが、これが相手と離れられる最善の方法だったため、それについて文句は言わずにいました。
その後も上司との面談は2ヶ月に1回ほど行われ、定期的な状況報告を行なっていたため 相手もおとなしくなり、以降モラルハラスメントらしき言動は見られなくなりました。
人の心はもろいもの。パニック発作が起こる前に心理カウンセリングルームでココロのガス抜きを!
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