オタク部屋片付け体験談!夫の汚部屋を片付けさせる荒療治法
30代女性 これは夫の汚部屋問題を解決した時のエピソードです。
結婚を機に夫との同居が始まって間もなく、夫の部屋にものが溢れるようになりました。
夫はサブカル好きなオタクであるため、結婚前からある程度はこうなることを覚悟していたのですが、あっという間に部屋の収納が漫画本だけで埋まってしまいました。
私もマンガが好きなので、はじめのうちは「マンガ喫茶みたいだね」などと容認していたのですが、その次に持ち込まれたのは大量のプラモデルでした。
箱に入ったままのプラモデルはとにかくかさばり、積みプラで壁と床が見えなくなりました。
それでも夫は「新作が出るたびに買う」悪習慣が止められませんでした。
サブカルグッズに追いやられて収納場所を失った衣服や雑書類がはみ出た部屋は ただのごみ屋敷となりました。
このこと以外については、家事も仕事も一生懸命やってくれる良い夫です。
それゆえになかなか強く指摘できなかった私も「さすがにこれではまずい」と思い、ちくちくと苦言を言うようになったのですが、

ごめんね。そのうち片付けるから。
…を繰り返したまま この状態は1年以上改善しませんでした。
いや、むしろその間に悪化していったたくらいです。
これは私の小言に抵抗する…ということではなく「本人がゴミ屋敷に対しての危機感が薄い」ように感じられました。

口下手な私では、これ以上は強く言えない。
…と思った私が 言葉以外のなにかパンチのある荒療治な方法を考えた末に思い付いたのが、夫がいない時に部屋の写真を撮り、Twitter風のフレームをその写真につけて、ニセの投稿画像を作ること。
そしてそれをわざわざ印刷して夫の部屋に貼り

バズりそうなツイートじゃない?
…とメモしておきました。
それを見た夫ははじめて

うわっ!俺の部屋、ヤバいかも…。
…と認識したらしく、その日を境に少しずつものを減らしていくようになりました。
今も決してキレイとは言えませんが、ごみ屋敷ではなく、その一歩手前の「散らかった汚部屋」をキープしています。
どんなに仲が良い間柄でも 大なり小なりトラブルは付き物です。
私の基本的な考えは

「親しき仲にも礼儀あり」の精神で、多少のことであればガミガミ言わずに寄り添いたい。
…というものでしたが、どんどん異様さを増していく夫の部屋を見たときに、

このまま放置することは寄り添いでも愛でもなく、単なる放任・放置や仮面夫婦になってしまう。
…と危機感を抱きました。
相手にとってツラいことを言うのは 自分にとっても同じくらいツラいこともあります。
つい、衝突を避けたくなりますが、この出来事により

逆に親しい間柄でないと 指摘してあげられないこともあるんだな。
…と気づくことができました。
また「夫と本物の家族になる」ことを改めて認識した事件でもありました。
これを読まれた方の中にも 相手との衝突を出来れば避けたいけれど…と悩んでる方もいるかもしれません。
今回私がとった方法は、本当にSNSにさらすつもりがあったわけではなく、もし自分の部屋を他人の部屋の写真として突然見せられたときに、

うわっ!ひどい部屋だな~。
…と客観的に感じる擬似体験をしてほしかったのです。
それと同時に、私が少し突飛なアクションを起こすことで、ただの小言ではなく妻は本気だ…との危機感を持たせたかったのです。
押してダメなら引いてみろ…の精神でいつもと違った行動と、客観的気付きがあったのが 今回良かったのかなと思います。
これは相手にアクションを起こしてほしい時の ひとつのアプローチ方法の目安となると思います。
私がやったのはややキツイ方法でしたが、これを読んだ方の価値観やTPOに合わせて工夫して 相手にアプローチすることで 相手が思い腰をあげてくれるかもしれません。
しかしこのままの方法を再現することは、相手によっては激昂するやり方かもしれないので、相手の性格に合わせて工夫してアプローチするのが正解だと思います。