- やっぱり、それでいい。人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法(細川貂々・水島広子)
- オプティミストはなぜ成功するか [新装版] (マーティン・セリグマン)
- 物語とたましい(河合隼雄)
- 先に亡くなる親といい関係を築くためのアドラー心理学(岸見一郎)
- ニャンと簡単に身につく!心が休まる「アドラー心理学」(宿南章)
- 幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
- 自分を縛る“禁止令”を解く方法(大鶴和江)
- 夫のトリセツ(黒川 伊保子)
- 私とは何か「個人」から「分人」へ(平野啓一郎)
- 幸福のための人間のレベル論(藤本ジゲユキ)
- なぜか好かれる人がやっている100の習慣(藤本梨恵子)
- マイナスの感情を手放すと、プラスの未来がやって来る(山富浩司)
- 心の出家~変わらぬ日常をもっとラクに生きたいあなたへ(草薙 龍瞬)
やっぱり、それでいい。人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法(細川貂々・水島広子)
ベスト&ロングセラー『それでいい。』の続編登場!「水島先生、人と関わることで一番大事なことは何ですか?」「人間関係で一番大事なことは、人の話を“聴く”ことです。」“人の話を聞くのがニガテ”な漫画家・細川貂々が、水島広子に“精神科医の聞く技術”を教わりに行く、体当たりの成長物語。疲れない聞き方、ムカッ!を手放す聞き方、あります。
引用元:amazon
50代女性 人の話を何時間聞いても、疲れない方法が説明されています。人づき合いが苦手な人、対人関係に悩みがある人にとっても役に立ちます。
内向的で傷つきやすかった作者が、精神科医と話してその経験を書いた本、実際にワークショップで体験したことも書いてあります。人の話や悩みを聞く方も聞かれる方も心の中があたたかくなる、肩の荷が下りてホッとする、そんな話し方があるのだと、この本を読んで知りました。
また、マンガ家と精神科医の共同著のおかげで、マンガでまず説明、精神科医が詳細を加筆、という形となっていて、気を張らずに読み進むことができます。自分の気になるところから自由に読みはじめることができ、気分転換にぱらぱらめくるのにも適しています。
「イヤなことから逃げるのは当たり前」「男女の区別の思いこみ」「ムカッとする気持ちを手放す方法」など様々な退陣問題への解決策が挙がっています。
発達障害の方との付き合い方については 指示の出し方、相手の考え方についてマンガで2ページ、見開き1面のみで書かれており、重要点が押さえられていて、大変役に立ちました。実際にこういった問題に直面している人も、まずはここからはじめるのがいいかと思います。
ほかにも「どうして人の話が長くなるのか」「ニガテな内容の話の聞き方」などがわかりやすく解説されています。長い説明は要らないのです。まずはマンガと短文でポイントを押さえ、そして人の話を聞く、それが相手にもいい影響を与えるのだと、じっくり理解できる本です。
読んでざっくり内容を頭に入れて、問題にぶつかればもう一回読みかえす、そういう気軽さで読んでいけます。
オプティミストはなぜ成功するか [新装版] (マーティン・セリグマン)
ポジティブ心理学の生みの親マーティン・セリグマン博士。彼が数々の実験によって実証したのは、学校の成績でも、営業の数字でも、プロスポーツの戦績でも、選挙の得票率でも、健康面でも、寿命でも、ペシミストよりも、楽観主義者(オプティミスト)のほうがよい数字をとりやすいということだ。
著者によれば、現在ペシミストであっても、後天的な学習でオプティミスト的な考え方を身につけることができるという。さらに、いついかなるときでもオプティミストがいいとは限らない。ペシミストはオプティミストよりも現実を把握するのが得意で、安全管理や設計、契約交渉などにはペシミスト的な視点が役立つ。本書で「楽観主義」を身につければ、ペシミストならではの視点をもちながら、オプティミストにだってなれる。
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30代女性 同じ出来事に直面しても、一方は楽観的にとらえ前を向いていけるのに対し、一方は悲観的にとらえ落ち込み立ち直るのに時間がかかるのはなぜだろう。そんな疑問がアメリカの心理学研究を基に丁寧に説明されていて、わかりやすかったです。
途中にあるチェックリストは 自分が楽観的か悲観的かの傾向を知ることができ、正反対の物の考え方があることにも気づかされ興味深いです。
悲観的な人は楽観的な人に比べて、人生を有意義に過ごしていくことがなかなか困難で、その考え方は変えることができないのではないかと悲しみに暮れている人も少なくありません。本の後半に出てくるメソッドはそんな悲観的な思考を持つ人には、一筋の光に感じるでしょう。
実際にやってみると、自分の思い込みや決めつけが自分を苦しめていたことに気づきます。出来事に対して事実や結果、思い込みや客観視した別の見方をする訓練を重ねることで、今までの自分の中に染み付いた思考回路が少しずつ柔軟になっていくのを感じられます。
自分の生きづらさを変えるのはいつからでも遅くないと思わせてもらえる本です。
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物語とたましい(河合隼雄)
日本で初めてユング派分析家の資格を得た心理学者が、長年のカウンセリングを通じて分け入った、ことばにはできないこころの形。
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30代女性 心理学者である筆者が心の問題と真摯に向き合い、紡ぎだした言葉が並んでおり、短いコラム形式になっているので読みやすいです。
とりあげられている題材が昔話、民話などから非行少年、離婚問題などの身近な話までバラエティに富んでいておもしろいのです。毎日の生活で起こる悲しいこと、苦しいことも自分の人生という物語に必要だったのだ…と教えてくれます。
少し前に書かれた本ですが「正しい忠告ばかりする人」や「昔話の残虐性について」の話などはまさに今SNSで賛否両論の議論になっている問題であり、十分に共感できる内容でした。
人間関係や生きることに疲れたときに読むとホッと救われた気持ちになり、もう少し頑張ってみようかと背中を押してくれる作品です。
先に亡くなる親といい関係を築くためのアドラー心理学(岸見一郎)
親といい関係を築いてこられた人もそうでない人も…親子関係は「今、ここ」から始めればいい。
● 親から受けたものを返そうと思わない ● 親は生きているだけで家族に貢献している ● 子どもが親を幸福にすることはできない アドラーに学ぶ本当の親子関係とは……
アドラー心理学の第一人者が、親の老いと病気の現実をありのままに受け入れ、尊敬と信頼にもとづいた家族関係を構築する方法を伝える。
引用元:amazon
30代女性 著者は『嫌われる勇気』で知られる岸見一郎です。認知症を患った父親の介護体験を通して、老いや病と人生について、アドラー心理学にも触れながら語られています。
私自身持病があるため、普段から病や自分自身の死については考える方だと思います。しかしこの本は、両親との関係を見直したくて読みました。
60代を超えた母が情緒的に不安定になり、父との諍いが続いていたからです。おそらくホルモンバランスの変化のせいではないかと思うのですが、落ち込みやイライラが増え、母自身もとても辛そうにしていました。
初めの頃は「私が助けにならなくては」と思い、母にアドバイスをしたり、父との諍いを仲介しようとしていました。それが数カ月続いた後、私自身がストレスフルな状態になって眠れなくなってしまい、これではいけないと思ったのが、岸見一郎の著作を読み始めたきっかけです。
アドラー心理学では「課題の分離」といって、自分自身と他者の役割を徹底的に分けます。私自身の例でいえば、母と父の不和は二人の問題なので、私が考えるべきではないということでした。
初めは実践するのがとても難しく、そのたびにこの本を読んで勇気をもらいました。現在ではお互いに快適な距離をとることが出来るようになり、以前よりも穏やかに話すことが出来るようになりました。
また、老いと病に関連して、生産性に価値を置き過ぎる現代社会の問題についても改めて考えることが出来ました。病や老いによって、何もできないとしても、存在として誰もが尊重されるべきだという考えがこの本の終わりに述べられています。
私自身が両親のために特別なことが出来ないとしても、傍にいるだけでいいこともあるのだと初めて思えました。本書は主に介護をする方に向けて書かれているのですが、それ以外の親子関係に悩んでいる方が読んでも得るものがあると思います。
ニャンと簡単に身につく!心が休まる「アドラー心理学」(宿南章)
アドラー心理学の本質をざっくりやさしくとらえると、「ねこみたい」に考えたほうが、人間関係も、自分の性格や悩みも、仕事も、恋愛や結婚も、未来のことも、今よりもっとうまくいくよ、幸せになれるよ、というメッセージです。いつも頑張っているそこのあなた。ちょっと肩の力を抜いて、この本をめくってみてください。ねこのかわいい写真に癒やされながら「ねこみたい」な考え方を一緒に身につけていきましょう。アドラー心理学の力で毎日が”ねこみたい”にラクになる♪フランス、台湾、中国でも広く翻訳(出版予定含む)され、海外で出版されている1冊です。
★すべての「ねこ好き」に贈る最強の自分メンテナンス術★
・気をつかいすぎて疲れる方→ねこみたいに「ひとりの時間」を楽しんでみる ・理解者がいなくてつらい方→ねこの気分で「自己勇気づけ」をしてみる ・また失敗してしまいそうで、怖い方→ねこの「未来志向」を身につける ・しんどくて、気が休まらない方→ねこの「脱力法」をまねしてみる
引用元:amazon
40代女性 猫をこれから飼う、またすでに飼っている人にも役立つ猫の体の特徴と同時に「猫の心の特徴」をも知ることができる一冊でした。
猫の動物的特徴をユーモアを交えて解説しており よく知ることができます。同時にその特徴を人間の心の動きと比較して「アドラーの伝えたいことはこういうことだ」という説明がされているので、自分に当てはめて考えることができます。
人間が感じる悩みを猫ならどうするか?というような内容になっていて、理解しにくいアドラー心理学を柔らかく生活に当てはめていける内容になっています。アドラーの心理学を理解するための本というより、自然な形で参考にし、役立たせることができます。
猫の写真も挿絵になっており、可愛らしさを楽しむこともできます。易しい言葉のみで構成されていてとても読みやすくなっています。
中でも「未来への不安に立ち向かう」という章には、失敗のとらえ方や今に焦点を当てることの大切さが書かれており「将来は今の積み重ね」という言葉に励まされました。不安に対しての心の持ち方を 書かれている通りにすることで 失望や絶望の気持ちから解放されました。
章の中が短めの文章で区切られているので、悩んだときにそのページだけをサラリと読んで元気を得ることもできます。
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幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か? 貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!
引用元:amazon
30代男性 ①「いまの自分」を正当化するために自身の過去を灰色に塗りつぶす=「いまの自分」に満足していない。…今思うと自分もこうだったと思いますし、そして周りもこんな人だらけだったなと思います。
例えば学歴をせいにして今の現実は仕方がないと思ってしまうこと。容姿に自信がなくて恋愛に積極的になれないこと。過去の失敗のせいにして現実を否定すること。
「不満足の自分は自分で作っている」ということを気付かされた一文です。この一文のおかげで自分自身も改善思考(ポジティブ思考)を持って生きていこうと思えました。
今となっては反対に過去のせいにする発言をする人を見ると、「あ、この人成長しないで終わるな」と感じてしまうくらいです。
②人間は誰もが「わたし」という物語の編纂者であり、その過去は「いまのわたし」の正当性を証明すべく、自由自在に書き換えられていく。…上記①の一文と近しい部分になりますが、過去の辛かった経験や悲しかった経験は「現在の幸福度によって捉え方が異なる」と感じました。
今が人生でもっとも幸福度が高い状態であれば過去の辛かった経験や悲しかった経験は「あの経験があったこらこそ今の自分があると」と肯定的な思考ができる一方、逆に今の人生が不満足であれば「あの経験のせいで自分はこうなってしまった」と解釈してしまうのだろうなと感じました。
この2つの一文のおかげで、「現実の積み重ね(良くも悪くも)の延長に未来がある」と認識することができました。今はどんな逆境が来ても向き合う姿勢となり、また怠慢な時間も少なくなったと思います。
この本は自分自身の思考を成長させてくれた一冊です。
自分を縛る“禁止令”を解く方法(大鶴和江)
なぜ、私にはいつも同じことばかり起きるのか? そう思うとき、そこには「解決したら困る」という“問題があることで得られるメリット”が存在します。さまざまなトラウマを解消させた著者が贈る、悩みがリバウンドしない手法。
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30代女性 この本は新しいジャンルの心理セラピーについて学びたい方、生きているうちに「本当の自分」を知りたい方におすすめします。
大きな悩みを抱えている方ほど「悩み自体にも、自分への利得がある」という事実を知らなかったりします。その場合、悩みに関わる心理的問題に向き合おうとしても、うまく対応できずに解決へ繋がらない事があります。頭ではわかっているけど無意識に…という場合が多いです。
この本は、その点にしっかり気付く事で本当の根本的解決法がわかる…という新しい心理セラピーの本です。著者が実際に体験し、数多くのクライアントさんへ対応した上ででわかった事を元に、特に効果が素早く出る心理セラピー方法を発案し、それをまとめた内容です。
ある年齢まで受けた「周りからの愛情表現の方法」を、脳は「基本の愛情表現」という風に記憶してしまいます。ですが人の環境によっては、『誤った負の愛情表現』を受け取り続ける事があります。
その場合、自分が大人になった時に、そんな脳の記憶情報と無意識に連動してしまい、結果的に健全なメンタルを損なったり、無意識に「利得」の方へ動いてしまう場合があります。
この本では、そこへ気づくための具体的な説明が、とても丁寧にわかりやすく載っており、一人で解決へと実践できる方法も書かれていて、とても効果の高い本だと感じました。実際に読んでみて、思い当たる部分がたくさんありました。
周りから受け取ってしまった負の方法は手放しながら 生きているうちに本来の自分らしさをさらに取り戻せる、そうした素晴らしい本でした。
夫のトリセツ(黒川 伊保子)
日本中の夫と妻に大反響を巻き起こしている『妻のトリセツ』「次はぜひ夫編を」読者の熱い声に応えてついに登場。刊行1ヵ月で10万部突破!「話が通じない」「わかってくれない」「思いやりがない」「とにかく気が利かない」…腹立たしい夫を見捨てる前にこの一冊。今度は脳科学から男脳を解明。夫婦70年時代のバイブル。
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50代女性 この本は幸せな結婚をしたはずなのに、夫とのコミュニケーションがうまく図れない妻達にお勧めします。
これを書店で見かけた時に「夫を電化製品みたいに扱うの?」とちょっと疑問に思いましたが、読んでみて今まで生活の中でずっと感じながら放置されていた夫との違和感がくっきりと浮き彫りになり、その原因がはっきり分かった気がしました。
私は結婚23年になる主婦です。夫とは若い頃から続けていたサークルの中で出会い・結婚したので、お互いに好きな物や興味のある物が似ていて向いている方向は同じだと勝手に思っていました。
しかし子どもが巣立ち夫婦2人だけの時間が長くなった時に、ちょっとした事でイライラしたり、なんだか伝わらないと感じたりする事が増加。今まで子ども達が間に入ってつなげていてくれたコミュニケーションを直でやり取りする事になり伝わり難さを感じる様になったのです。
この本を手に取って読んだのはそんな時でした。
子どもを持ったら女性に生まれる母性本能が強くなる女性脳と、実用性に富む男性脳とは根本的な脳の造りから違いがあるのだという事を知り、まさに目から鱗でした。
中でも「女性は子育てをするために周囲とのコミュニケーション能力や共感力が磨かれる」けど、「男性は沈黙でストレスを発散させる」「共感が苦手」という件はすごく納得できました。
今後は、こまめなコミュニケーションを苦手とする夫を、上手な誘導で育てて夫婦関係を円満にしたいと考えています。貴女が「一生一緒にいたい」と思う相手に違和感を日常的に感じているなら、ご一読をお勧めします。
私とは何か「個人」から「分人」へ(平野啓一郎)
嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者との距離をいかに取るか? 恋愛・職場・家族……人間関係に悩むすべての人へ。小説と格闘する中で生まれた、目からウロコの人間観!
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20代女性 職場での人間関係に悩んでいた時に知人が紹介してくれた一冊です。「人間は物理的に『分けることはできない(=個人)』が、人格は『分けることができる(=分人)』のではないかと小説家の平野啓一郎さんが考えた【分人主義】というものを説明しています。
家族に接するときの自分(=家族に対する分人)と職場の人と接する時の自分(=同僚に対する分人)は違うのは当たり前で、どちらが良い・悪いというのではない。
接する人に対して様々な分人がいることは無意識であり、生きていくうえで大切なことであるとのこと。大事なことは、それぞれの分人のバランスです。
この本を読んで、シンプルに生きやすくなりました。「自分が大切にしたい」「一緒にいて自分が楽しい」と思える相手と時間を大切にしようと思いました。
この本を読む前と読んだ後の私の人生に対する気持ちが変わりました。もっと気楽に、自分に正直に生きていっていいんだよと言われたような気がします。
初めて読んだとき、2度目に読んだとき、不思議なもので印象に残る言葉、文章などが違って面白かったです。きっと、自分の中で何か変化があったのだと思います。
私にとって本書はこれからも何度も読み返すことになるはずの一冊です。人間関係に悩んでいる人、人生に何か不安がある人におすすめです。私も周りの人に紹介したいと思います。
幸福のための人間のレベル論(藤本ジゲユキ)
自分と相手のステージがわかると人生が変わる!「キレイ事言うてる場合とちゃうやろ。そんなキレイ事に縛られてるから、いつまで経っても生きづらさが消えへんねん」人気恋愛カウンセラーが豊富な人生経験と鋭い洞察力を基に社会を俯瞰し、たどりついた独自の人間考察本。著者いわく、人間は、「悟っている人」「気づいてる人」「気づいていない人」「人でなし」と4つのステージと9つのフィールドに分類・階層分けでき、それは社会的地位や貧富とは関係がなく、“気づいていない”人よりも“気づいてる”人のほうが、多くの幸せを実感できると言う。“気づいてる”人は一体、何に気づいているのか、そして、“気づく”には、どうすればいいのか、より幸福感に満ちた人生を送るための方法・考え方を優しく、そして舌鋒鋭く指南する。
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40代女性 自分や相手の「人間としてのステージ」を理解しようというのが本書です。私がこれを読んだときには、どうにも理解に苦しむ人間が近くにて、このモヤモヤした気持ちをどうにかしたいなと思ったときでした。
私が理解できないのは「とりあえず楽をしたい」とは思っているけれど長期的な目線がなかったり、自分の意見を通すために人に対してマウントをとりがちな方でした。そういう方は「気づいていないフィールド」の『ハリネズミフィールド』の方でした。
それがわかったとき「なぁ~んだ」とスッキリしました。さすがに、最高峰の「お釈迦様フィールド」にはなれる気がしませんが、『ハリネズミ』さんにモヤモヤしてしまうのなら、私は「気づいてるステージ」の『ねこ』か『ライオン』になろうと思いました。
そう、人のふり見て我がふり直せ。人のことを客観的に理解するには、自分のことも顧みる必要があります。私にも足りないことが沢山ある。けれど、私は今自分に足りないことを理解できた。そう思うと、もう一度スッキリしました。
仕事だけでなく、生活の中でいろいろな人と付き合う必要ができるのが、40代、50代で、その中で全く相容れないと思う人にも出会います。けれどそんな時に「あんなやつとは付き合わない」と思えて離れられるなら良いですが、そうそう上手くもいかないのがこの年代です。かといって、相手のことも自分のことも理解していないと適度な距離のとり方も難しく、余計に人間関係が複雑になりやすいものです。
そんなときは、占いのように気軽に自分のステージや相手のステージを知ることで、楽しみながら人間を理解していくことが出来ます。もし、人間関係に疲れていたり、どうしても相手のことが理解できなくて苦しい思いをしている人は、ぜひ読んでもらいたいと思います。
なぜか好かれる人がやっている100の習慣(藤本梨恵子)
もう人間関係になやまない!「もし、短期間で誰とでも信頼関係を築くことができたら」「もし、どんな人からも愛されることができたら」あなたの人生はどんな風にかわるのでしょうか。家族、恋人、友人、同僚、上司…人は違っても人間関係に悩む人は多いものです。アメリカ労働科学研究所の調査では、仕事の生産性を上げる要因の第一位は「人間関係の改善」であると公表されています。
人間関係につまずくことがあったら、それはあなたが悪いのではなく、人の心理について学び、実践する機会がなかっただけです。多くの人ができないと思っていることは、やり方を知らないだけなのです。本書は心理学をベースに、コミュニケーションを良好に行う方法を100項目でまとめました。コミュニケーションを変えると、あなたのつき合う人が変わります。つき合う人が変われば、考えも、行動もさらに変わります。すると生き方が変わるのです。
<マインドフルネス、NLP、コーチング、カウンセリング、カラーセラピーなどを学んだ著者だからこそ書ける人間関係の教科書。1項目見開き展開で、すいすい読めます。男性、女性関係なく、仕事でのコミュニケーションや恋愛に悩んだら是非!
引用元:amazon
40代男性 私はあまり人に好かれる人間ではありません。自分で言うのもなんですが仕事は真面目にやっているし、職場の人達にも割と頼られたりすることも多いです。
しかし、近寄りがたい雰囲気が出ている様で、人が寄って来ません。近づいていくと警戒される仕草をとられたりします。そんな状態を変えたいなと思い本屋にいったところ、この本に出会いました。もし、私の様に何故か人が寄ってこない方がいましたら一度この本を読むのをお勧めします。
この本の内容は大きく7つの章に分かれています。1.見た目・仕草 2.話し方 3.人付き合い 4.行動 5.ポジティブ思考 6.仕事・営業 7.ストレスフリー 以上7章で合計100個の内容です。
それぞれ色々なシチュエーションで書かれているので実践的で読みやすいです。読んでみると今まで無意識にやっていた事もあれば全く気にした事が無いものもありました。
私もこの本を読んで行動や考え方を変えました。その一つとして「口角の高さは好感度と比例する」です。
それまでも笑顔の大切は知っていたのですが、鏡の前で笑ってみたところ口角が全然上がっていませんでした。これはショックでした。自分では笑顔でいたつもりだったのに周りの人から見たら仏頂面に見えていたのです。それ以来、意識して口角を上げるようにしています。
もし、職場や私生活の人間関係に悩んでいるのであれば何かヒントになる様なことが見つかるかもしれません。一つ一つの内容はコンパクトにまとめられており読みやすいのであまり読書をしない方にもお勧めします。
マイナスの感情を手放すと、プラスの未来がやって来る(山富浩司)
願望実現のカギは、感情をプラスゾーンに保つこと。不安や恐れ、「私なんて……」という自己否定のマイナスの思い込み。こうした「心のブレーキ」がかかったままではいつまでたっても、願望は実現しません。引き寄せの法則を超える「願望実現の公式」を使えば、誰でも簡単にマイナスの感情を手放し、プラスの未来を手に入れることができるのです!愛に満ちた宇宙とつながり、「幸せ感」の連鎖がはじまる!
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50代女性 現在の日本人の多くが既に聞いて知っているであろう引き寄せの法則。とてもこの法則に興味を持ち、その通りになったらいいなと思って、引き寄せを始めた人もまた多いのではないかと思います。しかしどれだけの人が本当に思った通りの現実を引き寄せる事が出来ているでしょうか。
お金、仕事、人間関係、親子問題、結婚、離婚、老後問題。考えれば考える程、思い通りの現実を引き寄せ幸せに暮らしている人がどれだけいるか?やはり、お金持ちはお金持ちになる運命で、僅か数%の選ばれた人間にしか引き寄せなんてやって来ないと絶望している人は多いのではないでしょうか?
私も色々な本やセミナーにお金を掛け、お金を使えば倍や10倍、100倍にもなって返ってくると信じていました。決してギャンブル依存症や買い物依存症になった訳でもありませんが、どうしてこんな事になってしまったのか。
これは、本当の自分の心に気付いただけで今までの見えなかった事が見えてきて「私にはなぜ引き寄せがうまくいかなかったのか」がようやく分かったきっかけとなった本です。
お金が欲しいからお金を引き寄せようと思えば思うほどお金はどんどん遠くなっていくのは何故なのか。そして全ての人がそれぞれの思い通りの現実を叶えるお手伝いになる本です。
心の出家~変わらぬ日常をもっとラクに生きたいあなたへ(草薙 龍瞬)
ブッダの教えの本質を描き出す気鋭の僧侶・草薙龍瞬が、「先が見えない日常をいかに生きるか」をテーマに書き下ろした最新刊。不安、孤独、怒り…、現代を生きる人々が抱える、大小さまざまな「心の荷物」を降ろして、自由な心を取り戻す仏教的ノウハウを紹介。著者が出家するまでの秘められたエピソード(体験記)も初公開。「心の荷物」を下ろせば、もっと自分らしく生きられる!
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50代女性 最近、なぜが朝起きると心が重い。動くのがおっくうで仕事に行くのが本当に嫌になる。今まで楽しめた趣味なども急につまらなくなって 仲の良かった友達と会うことも面倒くさくなる。
なぜそんなことになるのか。もっと元気に心が軽くラクになりたい。何とかしたい!ともがいている人にお勧めの本です。
この本には、心が重くなる原因はアイデンティティには寿命がある、と仮設して「心の重さ」の原因と解消法が具体的に書いてあります。
特に感銘と受けた…というよりは、衝撃だった言葉は「心はあなたの味方ではない」という一文です。
心は幸せ(ラク)に生きることを望んでいるわけではなく、ただ執着していたいだけ。怒りや悲しみが続くのは怒りと悲しみに、心が執着しているからだそうです。
巷には心の思うまま、心の声に従うことが幸せに生きる秘訣のように言われています。でも実際は逆であり、心は思うまま放っておけば執着するようにできている。かえって自分を苦しめ執着で心が重くなる。そのカラクリを理解すれば、執着を捨て心は軽く自由になれる。
思ってもみない切り口から、心の重さ(執着)から解放されて、誰でも新しい自分をスタートさせることができる・・・読み終えた後、清々しく生きる希望を与えてくれる本でした。
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