大島てるの事故物件とやばい物件!絶対に借りてはいけない物件とは?
事故物件として扱われる物件としては、以下のようなケースが挙げられる。
■殺人、自殺、火災(放火ないし失火)などの刑事事件に該当しうる事柄で死者の出た物件
■事件性のない事故、災害(地震による崩壊など)や孤独死などで居住者が死亡した物件これらは俗にいう心理的瑕疵に該当するものであるが、広義には近隣に暴力団などの犯罪者(またはその疑いのある者)が居住する場合、以前に事故物件に該当する事件が特にないにもかかわらず、「心霊が出る」など科学的根拠のない噂が原因で住人の定着率が極端に悪いなど、前居住者の安否には直接該当しない案件も含まれうることに注意が必要である。
逆に、前居住者が死亡した経歴のある物件であっても、孤独死や病死などの事件性のない(とはいえ、孤独死の場合は自殺との境界線が曖昧な例も多々あるが)自然死が原因であるものや、夜逃げや人間の生死に該当しない刑事事件が原因で、前居住者が逮捕されるなどの要因で空き家となったものについては、広義の心理的瑕疵には該当するが、必ずしも事故物件としては取り扱われない場合がある。
via:wikipedia
ウィキを読んでもイマイチわかりづらいと思いませんか?
それは、実は「事故物件」という言葉自体の定義は不明瞭なものだからです。
そもそも事故物件とは?
いろんなパターンがあるものの、その物件で亡くなった人がいる場合に「事故物件」として扱われるケースが多いイメージがありませんか。
でも、必ずしも人の生死が関わっているわけではなく、何らかの瑕疵(かし) つまり欠点がある場合は事故物件扱いされているようでもあります。
■法律的瑕疵・・・法令による制限がある
■心理的瑕疵・・・心理的に住みたい心地が悪い事情がある(自殺、他殺など)
■環境的瑕疵・・・物件ではなく周辺の環境に問題がある(騒音、異臭、日照など)
例えば業者が物件の説明をするときに、近くに暴力団事務所がある(=環境的瑕疵)のにそれにはまったく触れていなかったり、建物にはまったく問題がないけど大家さんがモンスターだったりということも 事故物件の要素に含まれます。
百戦錬磨の悪徳不動産業者は、法律ギリギリのところで、いろんな手法で事故物件に潜んでいる問題点を隠蔽しますから、借り手の「あ~、騙された!」「こんなはずじゃなかった!」が結構あるらしいですね。
こういう物件も疵物(きずもの)みたいな意味合いで、事故物件と呼ばれているのです。
「大島てる」って何?名前の由来は?
大島てるは 事故物件の情報提供サイトを運営する企業で、情報提供サイトも同じく「大島てる」と名付けられています。
「大島てる」現会長の先々代が不動産事業に乗り出していて、その先々代の名前から今の企業名「大島てる」はつけられました。
事故物件情報提供サイト「大島てる」で公開しているのは、殺人事件、自殺、火災などで死亡者の出たいわくつきや心理的瑕疵がついた物件です。
ちなみに、大島てるはだれでも無料で閲覧できます。
【2021/12/04追記】大島てるは不要になるのか?国のガイドライン改定で事故物件に新たな動き
事故物件の見抜き方
誰がどこから見ても優良だと思われる物件は、分譲であろうが賃貸であろうが 価格や家賃も高いものですし、それでも買い手や借り手はつきます。
しかし「どうしてここは人気がないのだろう?」と思う物件も多く存在するわけで、そういった物件は間違いなく何らかの闇を抱えています。
「告知事項あり」がある物件は要注意
告知事項とは、貸し主が借り主に対して事前に伝えておくべき事項の事です。
その物件で事件や事故が起こったなどの心理的瑕疵がある場合、貸し主はその旨を借り主に報告する必要があります。
もしこの報告責任を果たさなかった場合には、借り主は貸し主に対して契約解除や損害賠償を求めることができます。
「物件ロンダリング」で事件・事故を秘匿する業者がいる
物件に人の死が絡んだ場合でも 状況によって告知義務が不要になることがあります。
例えば一般的な「自然死」は借り主に対する告知は不要ですが、事件がらみや孤独死のように死後の発見が遅れたりした場合は告知義務が生じることもあります。
ただこの辺りの線引きは明確になっていないため、最終的な告知の判断は管理業者次第ということもあります。
もう一つ厄介なのは、事故物件の告知義務は次に入居する一人目のみでよいとする業界ルール。
事故物件であっても誰かが一度入居すれば、過去の事件や事故の告知義務は発生しないという暗黙の了解が不動産業界にはあります。
これは過去の裁判事例でも認められているため、業界ルールとしてまかり通っていて、だから事故物件を社員が短期間契約すれば、次に募集をかけるときに借り主に心理的瑕疵を告知する必要はなくなるという ちょっとグレーなカラクリがあるのです。
ただ、そういった内部工作がバレれば 業者が意図的に告知義務を怠ったとみなされ、損害賠償や行政処分を被ることもありうるため、告知義務をきちんと果たす業者が増えている傾向はあるようですよ。
告知義務を募集広告に掲載する必要なし
物件の募集をする場合、契約前に告知事項の説明義務はあるものの、募集広告にはそれを掲載する必要はありません。
なので業者と相対して話をするまでは「広告に載ってなかったから その物件が事故物件ではない」と言い切れるわけではありません。
事故物件だとわかっていれば問い合わせなんかしなかったのに…と思うかもしれませんが、そういうこともあることを 念頭に置いておく方がいいですね。
事故物件を見抜くためのポイント
以下の点があったら「この物件は過去に何かやばいことがあったのかも!?」と考えたほうがよさそうです。
①周辺の家賃相場よりも3~5割安い。
②定期借家
③部屋の一部分だけ不自然なリフォームがされている。
④1年以内に物件名が変わっている。
via:大島てるの絶対に借りてはいけない物件
【多重事故物件】殺人・傷害致死が連続して起こるのはなぜ?
事故物件の中でも特に強烈なのが「多重事故物件」殺人や傷害致死が多発する物件です。
大島てるさん自身が最恐の事故物件と呼ぶ多重事故物件の話は、あちこちのYouTubeで語られています。
大島てる的最凶最悪ワースト物件
東京都足立区にある某マンションでは4年間で3件の死亡事件が起こっていますが、これほどの多重事故物件は 大島てるさん的にも珍しいということです。
このマンションは駅から徒歩12分の3階建てで、1階は店舗、2~3階は住宅となっていて はじめは建設会社の社員寮として使われていました。
2006年に3階で酔っぱらった住人同士が口論の末に、ビール瓶で相手を殴り殺す傷害致死事件が発生。
2009年に屋上の踊り場で首つり自殺。この男性が勤務していた建設会社に提出していた履歴書は嘘だったため、自殺者は身元不明の「行旅死亡人」として扱われました。
そして2010年、ここの大家さん…ビルのオーナーであり1階で美容院を経営していた女性(68歳)が何者かに胸を刺されて死亡しました。
この時2階に住んでいた男性は被害女性と一時期結婚していて、離婚後も金銭トラブルが多かったため、この事件の重要参考人とされました。
しかし彼は警察の目をかいくぐって逃走し、埼玉県長瀞の山中で自殺体で発見されています。
結局、この物件に関わった人間が トータルで4人が亡くなっているわけです。
これが大島てるさんをして「最凶最悪物件」と言わしめる理由です。
一度事故物件になると どうしても次の入居者が決まりづらくなりますから、どんな人でも「どうぞどうぞ」と入居を歓迎しているかというと そんなことは全くないらしいです。
オーナーは「続けて事件・事故を起こされることだけは回避したい!」を第一に考えるので、事故物件というのは 逆に入居審査が厳しくなるということです。
しかもこの地域は「足立区」ではありますが、それほど治安が悪いわけではないのです。
それにもかかわらず死亡事件が重なって多重事故物件になってしまうというのは ふつうに考えたら腑に落ちないですが・・・
人をおかしくさせる「恐い間取り」が存在する
どうして多重事故物件化してしまうのか!?
ひとつの可能性として挙げられるのが「間取り」です。
人間の心理に信じられないほど影響を与えるのが 物件の間取りや周辺環境です。
悪霊が憑りついているとか 土地が呪われているとか そういう非科学的なことではなく、間取りや環境によって精神的におかしくなったり 情緒不安定になることが考えられるといいます。
■ 玄関と部屋が一体化したワンルーム
■ 室内に収納スペースがない
■ 騒音が大きくいつもさわがしい環境(幹線経路や線路が近くにあるなど)
■ 入居当初から「事故物件」とわかっている(承知していてもやはり何となく“気持ち悪い”と思ってしまう心理から)

精神的不安定にさせる環境で長時間を過ごすことは、たとえば日中に不在の夫はなんともなくても、在宅している妻や子供には無意識のうちにストレスになり、家庭内不和の原因になることもあります。
人間は意外とデリケートな生き物ですから、周辺環境が劣悪だったり、間取りがあまり好ましくないというのは、結構バカにできない要素なのです。
【飛び降り物件】投身自殺者が出やすい高層マンションがやばい!
自殺の名所などと呼ばれる青木ヶ原の樹海や華厳の滝と並んで有名なのが、都内のT団地でしょう。
1972年から入居開始されたこの団地では自殺者が100人以上出たことが報道され、全国からも飛び降り志願者を呼ぶことになり、悪い意味で有名になってしまいました(その後どんどん対策が取られたので、飛び降り自殺者は減少しています)

孤独死の原因には自殺も多く、自殺場所としては自宅以外に高層建造物が挙げられますから、事故物件を回避するには この点も考慮に入れるべきです。
あえて2~3階建てを選ぶとか、駅近物件を選ばないことも 自殺物件回避につながります。
もしその建物から投身自殺が起こったのであれば、それが居住者なのか部外者なのか、場所が共有スペースなのかベランダなのかを確かめることも重要です。
部外者が共有スペースから飛び降りたのだとすれば、同様のことが今後も起こる可能性があるということです。
そういう物件はやめておいた方がいいでしょう。
【無防備物件】空き巣に狙われやすい物件がやばい!
空き巣のほとんどは計画的犯行であるといいます。
つまりドロボーは普段から入念に下見を行って犯行に及ぶということであり、侵入しやすい物件を事前に鵜の目鷹の目で吟味しているということです。
空き巣の侵入口で一番多いのが「窓」で、施錠していない窓を狙うか ガラスを破って開錠するのが9割、その他はピッキングして玄関から侵入する手口を使います。
居住者の出入りが多いアパートやマンションなどの集合住宅では 玄関よりもベランダ側からの侵入が多いということです。
犯行を目撃されたくない空き巣は 人目につきにくく、遮蔽物が多い物件をターゲットにします。
ベランダが柵だと外部から気づかれやすいので 目隠しタイプの方がドロボーに好まれます。
目隠しで身を隠しながらサッシを開錠して侵入するのに好都合です。
ベランダの周辺に木があるとか、隣接する建物が近い物件、高い壁がそばにあるなどは ドロボーの足場として好都合です。
4階建て以上の高さがある集合住宅の場合、屋上から忍び込めるので 下の階よりも最上階の方が狙われやすいそうです。
もしあなたが高層階に入居したい場合は、屋上の扉の鍵がピッキング対策のものになっているかどうかもチェックした方がいいです。
さらに「空き巣の5割は侵入までに5分以上かかると犯行を断念する」というデータがあるので、プロの犯行時間はかなり短いのではないかと思います。
ホームセキュリティを利用しているお宅も最近は多いですが、警備会社が到着するまでの時間は警備業法では「25分以内」とされています。
プロの空き巣なら 25分もあれば 侵入して犯行を完了して 余裕で逃走しているのでは!?
窓ガラスや玄関ドアの部品に防犯機能があるものを使っているかどうかも、物件を選ぶときに気を付けたいものです。
【燃え種物件】放火されやすい物件がやばい!
最も多い出火原因は「放火」ですが、理由がはっきりしていない「放火の疑い」もかなり多いのが実情です。
放火は人命も含めたすべてを奪う悪質な犯罪です。
犯行動機が恨みなどではなく「気晴らし」「むしゃくしゃした」「火をつけるのが楽しい」「燃えるのを見たい」など、クレイジーなケースが多いのも怖いところ。
もしそれで人が亡くなれば「無差別殺人」と呼んでもいいレベルの許しがたい犯罪です。
賃貸物件の中には放火されやすい物件がありますが、放火されやすいのは共有スペースです。
ここに「燃え種」があれば それが放火犯の格好のターゲットになります。
玄関の外に古新聞・古雑誌などの可燃物を出しっぱなしにしておいたり、郵便受けにためたままにされている新聞や折り込みチラシなども、放火魔には格好の燃え種です。
ゴミステーションが屋外にある物件は 可燃ごみに放火されるリスクがあるので避けた方がいいです。
屋内にあるゴミステーションはゴミ出しの時間などを気にする必要があるので 人目をはばかって夜間にゴミを出す人は少ないですが、屋外だといつでも出し放題になりやすいです。
ゴミステーションの位置だけでなく、夜間にゴミ出しをするような「ルールを守らない」入居者が多い物件も 放火のターゲットにされやすい傾向があります。
また自転車やバイクも放火のターゲットにされやすいので、かごの中に可燃物を入れておかないなどの配慮が必要です。
ゴミ出しをする時間帯や二輪車の管理などから垣間見える入居者のモラルそのものも 放火犯に狙われやすい物件かどうかを見極める目安になります。
物件を内見する時には共有スペースやゴミステーションの位置と様子、駐輪場や郵便ポストの様子などもチェックすることをおすすめします。
それらを注意深く見ることは 入居者の様子(変人がいないかなど)も想定できますから、住民トラブルを未然に回避することにもつながります。