おひとりさまシニア女性が終活サービス・費用・相談会を調べた体験談

おひとりさまシニア女性が終活サービス・費用・相談会を調べた体験談

おひとりさまシニア女性の終活

私は60代・未婚の一人暮らしの女性です。兄弟もいません。一応身寄りはいますが 皆高齢で年々親族が減っていく一方ですので、

ずっと死ぬ時も1人を覚悟してきたけど…。そろそろ他人に迷惑をかけないように予め終活しておいたほうがいいだろうな。

これは そんな風に考えた2018年5月のエピソードです。

おひとりさまシニア女性の終活!未婚者の最期の後始末はどこに行く!?

おひとりさまシニア女性の終活

私は一人暮らしに対しては お金以外には不安はほとんどありません。また死ぬことについても、すでに亡くなった人たちにまたあちらで会えるだろうと思うと それはある意味楽しみなことで、死の間際に迎えに来てもらえたらすごく嬉しいと思っています。

しかし別の意味での不安はあります。つまり死んだ後に誰かに私の後始末が行くということです。

一度も会ったことがない、顔すら見たこともない遠縁の誰かが 私の死亡連絡を「身寄り」だからという理由だけで受け取って 後始末をさせられるのは気の毒です。

だから

自分の死後のための片付けはしておかないと!

…と一応 ある程度は少しずつ終活のまねごとには手をつけていました。

おひとりさまシニア女性の終活

例えば 墓じまいして先祖代々のお墓を永代供養墓に改葬するとか、

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手元にある写真のアルバムを中身の写真とともに始末するなどの簡単な断捨離です。

写真を「大切なもの」「懐かしいもの」と感じるのは その写真に関係している人だけ。それ以外の人や遺品整理に駆り出された人には 写真は始末に困るシロモノでしかありません。

私自身も過去に託された、顔も知らない身内の故人の写真をどうすれば良いのか悩んだことがあります。そのままゴミとして捨てるのはさすがに良心がとがめたので その時には人形と一緒に写真もお焚き上げの供養に出して処分したことも記憶に新しいです。

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同じことが誰かに起きることは出来るだけ阻止したいと思って、終活は大事だなと思ったのです。

ただ生前整理は自分の手でできますが、死後事務処理はどうしても生きている誰かに依頼することになります。家族がいない、兄弟もいない、身寄りがない場合は 死後の後始末をしてくれる誰かに頼まなければなりませんが、未婚おひとりさまの私には

それでは一体誰に頼む?

…という問題が最後まで残ります。

富裕層は死後事務を専門家に依頼できるけれど庶民には無理っぽい話

おひとりさまシニア女性の終活

そんな時に夫婦二人暮らしの叔父のところに遊びに行く機会があり、たまたま終活関係の話が出たのです。叔父は89歳で奥さんは75歳。叔父夫婦は遅い結婚をしていたので 子供は元から作るつもりはありませんでした。夫婦2人きりなので、何かあった時にどうするかは常日ごろから話題になっていたようです。

その時叔父が言うには、

自分に万一のことがあった時に全てをやってくれる弁護士に死後事務を依頼してあるんだ。

奥さんも、きちんとした形で専門家に依頼できて 本当にホッとしたと言います。

おひとりさまシニア女性の終活

まあそれはそうでしょうね。双方ともかなり高齢ですから、何かあっても一人では動けません。私達 姪や甥でさえ、すぐに動ける年ではなくなってきている現実があります。

さらに突っ込んで話を聞いたところ、夫婦二人してすでに老人施設に入っている叔父の妹(叔母)がその弁護士を紹介してくれたということでした。叔母自身もその弁護士に死後事務を依頼してあるので、何かあっても問題ないと言っていたそうです。

弁護士を依頼するのって かなりお金がかかったでしょ?

まあ、それなりにね。

こりゃ相当かかったんだろうな。

そういった情報を手に入れたものの「私にもその弁護士を紹介して」とは あえて言いませんでした。実はその叔母には過去に迷惑をかけられたことのしがらみがありましたし、叔母自身が裕福な人だったので、きっと利用した弁護士の費用も相当高かっただろうと推測できたからです。

逆立ちしたって庶民の私に仕事を依頼できるような相手ではないことが想像できましたしね。

終活協議会で終活のやり方を知る

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正直言ってお金に関しては不安だらけの私には、専門家に相談するのもためらわれました。ですがそこで止まってしまっては、先に進めません。幸い今はインターネットで情報はいくらでも検索できる時代です。

終活ブームで終活自体が世の中で大きく話題になっているのも事実であり、一般社団法人に「終活協議会」なる団体まであることを知りました。

そしてここで情報を仕入れたのですが、終活の方法としては「おひとりさま終活セミナー」のような終活イベントに参加するとか、相談センターに相談するとか、後は専門家である弁護士や司法書士に依頼するのがおすすめだとありました。

■終活全般に関する相談先:終活相談センター・終活相談会・終活イベント
■相続に関する相談先一覧:司法書士・弁護士・税理士・行政書士
■遺言状の相談先一覧:弁護士・行政書士・司法書士
■不動産に関する相談先:弁護士・税理士・ファイナンシャルプランナー・不動産会社
■お墓に関する相談先:菩提寺・霊園
引用元:【一般社団法人終活協議会】

【おひとりさまの終活費用】弁護士から200万円以上かかると言われた話【悲報】

おひとりさまシニア女性の終活

残される人にとっては、死後の事務処理は弁護士などの専門家に依頼しておくことが最も喜ばれる方法だろうと思います。法律の専門家ですし、最後まで間違いなくきちんと整理してくれるでしょう。

実は私はいくつかの弁護士事務所や司法書士に 電話でおひとりさまの終活のアウトラインを聞いてみたんです。そうしたら、遺言書作成なども交えて死後事務まで扱う場合には、ほとんどがトータルで200万円以上の費用がかかると言われました。

これは無理だわ!

…が私の最初の感想でした。いくら周囲に迷惑をかけないように!と思っても、

余裕がある人はできるだろうけど。自分の今の生活費を削ってまでの終活なんて、そもそもやる意味がない!!

また、相談した中のとある弁護士事務所では、かなり勧誘が激しくて、

電話ではなくて、1度こちらに来て相談してください。

…などとしつこく言われました。こんないきさつもあったことから、終活に対して一気に気持ちが萎えてしまいました。

とはいえ 何もせずに今まで通りというのも気が引けましたから、順番が逆になりましたが、無料相談できる終活相談会(終活相談センター)を利用してみることにしました。

おひとりさまの終活サービス!相談先は終活相談会の費用無料の窓口がおすすめ

おひとりさまシニア女性の終活

終活相談会では現状や資産などを聞いた上で「それならこうした人に相談を」などのアドバイスを受けることが出来ました。

すでにいくつかの弁護士事務所に電話はしてみたんですけど…

それは、結構高い金額を出されたのでは?

…と担当の方にちょっと笑われてしまいました。

終活相談会の窓口なら、金銭的にも限界のある相談者にもそれに見合った終活の方法を教えてくれます。

こちらの疑問にもサクサク答えてくれますし、無料相談のメリットである「お金が絡まない」ことから 妙な誘導とか勧誘もなしというのもありがたいです。