認知症祖母による汚物をしまい込む・溜め込み行動に唖然とした体験談
30代女性 これは祖母の部屋を片付けいたら大量の消費期限切れの食品とプラスαが出てきた話です。
祖母は昔から菓子パンが大好きでよく食べていましたが、祖父が亡くなった5年前からは寂しさからか、より一層菓子パンを食べるようになりました。
また3年ほど前から認知症の症状があり、食べ物を衣類ダンスに隠したり、粗相をするようになっていて、1年前に心臓発作で倒れ、入院したのちに施設に入所しています。
祖母が施設に入所してからしばらくは、両親が

祖母の部屋を片付けるのはやめておこう。
…と言っていたので、たまに部屋を換気したり掃除をするのみにして、祖母の部屋の収納までは開けたりしていなかったのですが、それからひと月ほどたったある日、

時間があるうちに おばあちゃんの部屋をちょっとずつ掃除しておいた方がいいんじゃない?
…と家族で意見がまとまり、少しずつ生前整理をしていくことに決まりました。
そして「さあ、片付けていこう」と皆で意気揚々と衣類ダンスを開けたときに、その場にいた一堂が息をのみました。引き出しの中に大量のカビが生えた消費期限切れの菓子パンや菓子、蜂蜜や飴類がどっさり入っていたのです。
食べ物も気持ち悪かったですが、極めつけは汚れた下着が詰め込まれていたことでした。冬の寒い時期だったので、幸い虫はわいていませんでしたが、一気に鳥肌がたちました。
もちろんこれらは全てゴミの日に出しました。祖母はよくお菓子をポケットに入れたりしていたので、それを衣類ダンスに入れていたのかなぁ?と思いました。
祖母はすでに施設に入っているので、この家ではもう溜め込まれることはありませんが、施設内の衣類ダンスに同じように汚物を詰め込んでいないか心配になりました。
そこで職員の方に確認していただいたところ、案の定詰め込んでいることがわかりましたが、職員の方はこういうことには慣れているのか、

叱らないであげてください。これからはこちらも気にして衣類ダンスを見ておきますね。
…と仰っていただきました。
汚物が詰め込まれていた祖母の衣類ダンスの引き出し内部には飴や菓子が溶けたようなシミがあったり、粗相した下着も入っていて、今後私たちが使うことに抵抗があったので 処分しました。
祖母にはかなりの荷物があったのですが、コロナ禍でおうち時間がたっぷりあったお陰もあり、なんとかスッキリ片付けることができました。
私にはまだ終活は早いですが、持ち物は適度に減らしておこうと痛感しました。
「認知症」を受け入れられないと家族の介護うつが起こりやすい
認知症と老化における物忘れは違うものです。認知症は脳の神経細胞のはたらきが失われていくもので、人の認知機能に対する障害を引き起こします。特に記憶に関する障害を引き起こしているものをアルツハイマー型認知症といい、認知症の半分ほどはこちらに分類されます。
家族が認知症になると、何度も同じ話を聞いたり、同じことを言わなければならなかったり、サポートしなければいけないことが多くなります。家族の名前や関係性を忘れてしまう、間違えるということがあるため、家族は心理的なショックを受ける頻度も高くなるでしょう。高齢になるにつれリスクの高まる認知症は、家族の介護うつを引き起こしやすくなります。特に、認知症の家族の世話を独りでしている人は、孤立し、困りごとに思いつめてしまうことも少なくありません。
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引用元:うららか相談室