涙が止まらない病気?精神科で投薬よりカウンセリングを勧められた話
20代女性 これは私が女性上司からパワーハラスメントを受けたときに、心理カウンセリングでその対応方法やストレス解消法について教えてもらったときの話です。
入社して3年程経った頃に 私は別の部署へ異動となり、そこで出会った女性課長と上手くいかなかったことが心理カウンセリングを受けるきっかけとなりました。
元々私は仕事を覚えるのも また行動するのも早いとはいえず、時間をかけて出来るようになっていくタイプです。テキパキしている女性課長からするとそれが気に食わなかったらしく、私にだけ大量の仕事を振ってきたり、分からない所があっても私にだけ教えなかったりという出来事が多々ありました。
精神科で薬物療法より精神療法(心理カウンセリング)の方が合うとすすめられて
そんなことが続いたある日、勝手に涙が出てきたり 動悸がして動けなくなった私は、とうとう会社を休んでしまったのです。

これはいけない!心が病んでるのではないか!?
…と思い、精神科受診へ至りましたが、そのときに精神科の先生から

あなたの場合は薬物療法ではなく精神療法、つまり心理カウンセリングの方がいいですよ。
…と言われたことがきっかけで 心理カウンセリングを受けてみることにしました。
心理カウンセリングルームで、私は女性課長との悩みや上手い付き合い方についてご相談しました。カウンセラーは臨床心理士の女性でした。
私としては女性課長とも上手くやっていきたいと思っていましたし、仕事が遅い私自身にも主な原因があると思っていました。

女性課長に負担のならないように仕事が早くなりたい。そして彼女からの攻撃をかわすなり、全て素早くこなすなり、理不尽なことに対しては言い返すなり、とにかく自分なりに上手くやり過ごす方法はないものか。
女性課長と仲良く…とまでいかなくとも、

現状を打破するためにこちらが出来る事は何か?
…を知りたかったのです。
心理カウンセリングを数回受け続けていく中で、私はどうやらストレスを溜め込みやすい、ストレスを感じやすい傾向にある事がわかってきました。そこでまずはストレスを解消する方法・思考法をカウンセラーと一緒に考えていくことになりました。
■苦手な人との付き合い方 ■仕事の進め方 ■ストレス解消法…の3点が解決できれば、勝手に涙が出てくる事もなくなるのではないか…と思ったのです。
心理カウンセリングで苦手な人との付き合い方・仕事の進め方・ストレス解消法を体得できた!
1 心理カウンセリングでは「自分の感情を見過ごさない」という基本的な事を教わりました。

まずは自身の気持ちを客観的に見つめ直して、まずは「苦手な人だな」「仕事をするのが遅いんだ」と 事実を受け止めて認識する事が大切です。
私は「自分が悪い」だとか「どうしたら改善出来るだろう」とか、事実を受け止め切る前に自分を責める傾向にありましたので、このご指摘は目から鱗でした。さらに

女性課長の方も恐らくあなたを苦手だと思っています。仕事は仕事なので 滞らす事が一番いけないですね。
…と冷静なご指摘も頂きました。

だからこそキャパオーバーになってしまったら言葉を選んでそれを伝える。そして距離を無理に縮めようとせずに、最低限のみ関わるようにする方がいいでしょう。その方が無理矢理距離を詰めるよりも、相手の反応は柔らかくなるかもしれないですよ。

仲良く出来ないならば 出来る限り歩み寄らなければならないのでは…。
…と逆のことを思い込んでいた私にとって、これもまた新たな気付きでした。
2 ストレス解消法は、一枚の紙にガイドに従って線を書く方法を教わりました。波線であったり直線であったり様々ですが、カウンセラーの指導の元やっていきました。
実際にやってみると自然と心が落ち着き、心が落ち着くと物事を少し距離をおいて見られるようになりました。それによって自分を追い詰める事も少なくなったように思えます。
この事から、ストレスを上記の方法で発散しつつ 無理に人と距離は詰めず、仕事だからと割り切って 自分の出来る事と出来ない事をはっきりさせ、女性課長にそれをきっちり伝えるようにしました。最近はようやくその効果が出てきたのか、以前ほどのひどい態度は見られなくなりましたから、とても効果があったのだと思います。
他者から与えられるストレスに対して自分から働きかける方法として
■自ら引く
■伝えるべき事をきちんと伝える
■その上でストレスを発散していく
これらのとても重要なポイントに気付く事ができて、心理カウンセリングを受けて本当に良かったと思っています。