モラハラ夫のストレスでうつ病!カウンセリングの気づきで離婚した話
これは私(当時41歳女性)が治療や離婚を経て双極性障害を乗り越えた話です。初めのきっかけはめまいでした。
2018年1月のある朝 起きたとたんに天井がぐるぐると回るようなめまいが始まりました。とにかく気持ち悪く、立ち上がる事も出来ずに布団の上で嘔吐。叫んで隣に寝ていた夫に助けを求めて そのまま救急車で運ばれました。
病院で精密検査をしたものの脳に異常は無く、眼振は8時間の点滴の後に収まりましたが、一体何が原因かすらわからず不安でいっぱいでした。
それをきっかけに極度に気分が落ち込んだり、食事が食べたくない。食べても味がしない。とにかくめまいが良くならない。横になって休んで過ごすことが増えました。
実家でお世話になりながら寝てばかりの私を夫はよく思わず

早く帰宅して家事や育児をしろ。
…と言うばかりで、私の体調のことなどほとんど考えてくれませんでした。
うつ病ではなく本当は双極性障害だった!

自分はうつ病かもしれない…。
そう思った私は親族からもアドバイスを受けて心療内科を受診しました。心療内科を受診するのが初めてで どこの病院が良いかなど調べる余裕もなかったため、1番近所のクリニックへ行きましたが、沢山のくすりが出されるだけで、病名ははっきり告げられませんでした。
その薬はとにかく眠くなり、一日のほとんどの記憶がないくらい眠り続けてしまいます。朝はなんとか起きて子供の世話をして、しかし意思とは関係なくまた頭が重たくて瞼が重くて、夕飯時まで眠りこける日々がしばらく続いたのです。
その間にどんどんと体重が落ちていき、すっかり痩せこけてしまいました。私のその姿を身近で見ていた迷惑顔をした夫よりも 姉や友人たちが心配し始めました。

まずは病院を変えよう。良いカウンセリングのクリニックを探そう。
…と協力してくれて、次に受診した心療内科で「双極性障害」(躁うつ病)と診断されたのです。
双極性障害は、躁(そう)状態で始まることもあれば、うつ状態で始まることもあり、人によって異なります。そのため、明らかな躁状態で受診した場合は、双極性障害という診断がつく一方、うつ状態で受診した場合、多くの場合うつ病と診断されます。なぜなら、双極性障害はうつ状態と躁状態の両方があらわれる病気であり、躁状態がない以上、現在のうつ状態からうつ病が疑われるからです。実際、うつ病と診断されていた患者さんの10人に1人か2人は最終的に双極性障害に診断が変わるといわれています。双極性障害は正しい診断がつくまで時間を要する病気で、正しい診断に行き着くまで、平均して4~10年ほどかかっているといわれています。
引用元:こころシェア
つらい双極性障害!躁と鬱を繰り返す気分はジェットコースター
最初の心療内科では多種類のくすりを出されて処方通りに服用していると、うつの気分の落ち込みを上げ過ぎてしまうような、逆に眠らなくても何でもできそうな万能感に支配されたりします。
そんな調子から、ある時から私は自分自身をコントロール出来ない時期がありました。数日間眠らずネットばかりし続けたり、有り余る元気から急に遠くへ一人でイベントに参加したりする一方で、また一時期体調がひどく悪くなり、寝込む・落ち込む…を ジェットコースターのように繰り返していました。
躁状態が落ち着くと、やはり寝込むだけの引きこもりの鬱状態が長く続いていました。非常に苦しい体調と急激すぎる気分の変化に 私自身どうして良いのか、自信も誇りもなくしかけていました。
モラハラ夫が双極性障害の一因!カウンセリングでストレスをあぶり出し離婚へ
しかし新しい病院でたくさんカウンセリングを受けつづけることで、次第に悩みの根本的な問題をあぶり出すことが出来ました。
的確に、目に見えないトラウマを浮き彫りにする臨床心理士はさすがにプロカウンセラーだと感心しました。
最初のめまいの原因が極度のストレスからきていたこと、夫のモラハラが原因だったことをカウンセリングであぶり出すことが出来てからは、

理解のないモラハラ夫から離れない限り、私は決して良い方向には行かないだろう。
…と考え、強い決意で離婚に踏み切りました。
現在の私は 軽い抑うつ状態はあるものの、以前よりずっと自分自身が戻ってきた感覚があり、月に一度診察を受けながらシングルマザーとして頑張って生きています。
現在も治療中で、病気も離婚もつらい経験ではありましたが、離婚にいたる経緯で「本当に私を思ってくれているのは誰なのか」「本当のしあわせとは何なのか」に気付くきっかけになったこの病気を、恨まずに前向きに生きていこうと思います。
メンタルが壊れてからでは遅い!病む前にカウンセリングで心のケアを!
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カウンセリングは生きづらい具体的な原因や出来事の整理を行い、どんな行動や考え方をすればいいかをカウンセラーと一緒に探していく作業です。プロ目線の的確かつ有効なアドバイスが受けられます。

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