適応障害カウンセリングで精神崩壊の根本理由が判明した体験
40代女性 これは適応障害カウンセリングで精神が崩壊した理由がわかり、ゴミ屋敷状態になった家の断捨離ができるようになるまでのエピソードです。
家の中が片付かず散らかり放題になっているのに

部屋が散らかっているのは、仕事が忙しいからだ。
…と思い込んでいたことで、最初は自分の変調にまるで気がつきませんでした。
当時は営業職のストレスがつらくて眠れず、疲れが全く取れない日々が続いていたため、次第に

これは何かがおかしい。
…と気づき始めた私は思い切って心療内科を受診。
すると自分が抑うつ状態にあることがわかり、医師の診断は「適応障害」となりました。
部屋の中はぐちゃぐちゃだし、台所の洗い物が山のように溜まり、まるでゴミ屋敷のような家。
子ども二人を抱えるシングルマザーの私は ふがいなく情けない気持ちばかりがつのりました。
しかしまずは体と心を休ませて、傷病手当金をいただきながら精神疾患の治療に入ることにしました。
地獄の2か月間は薬物治療と静養!誰かに頼れる状態ではなかった
治療開始~2か月頃 私は6月から心療内科で心の病の治療を始めることになりました。
はじめの2ヶ月間くらいは服薬しているとほとんど起きていられず、ただただ暗い情けない気持ちでいっぱいになりながら 横になっている日々が続きました。
薬は抑うつ状態を改善するものと、寝る前に飲む睡眠薬、頓服薬の抑肝散という漢方薬が出ていました。
とりあえず子ども達が小学校と保育園へ行けるようにと 朝と夜の食事をきちんと用意しなければなりません。
這うような状態で買い物へ行って やっとの思いで食事の用意していましたが、あの頃は買ってきたお惣菜やレトルト食品にかなり頼りました。
姉がそんな私の現状を心配して「手伝いに行くよ」と言ってくれたものの、我が家のゴミ屋敷のような惨状を誰にも見られたくなくて…。
そしてそれを知られることも怖くて、親族が家に来ることを 私はずっと拒み続けていました。
カウンセリングで判明したストレスの原因は元夫のモラハラだとわかり…
3か月~6ヶ月頃 心療内科での治療開始から3ヶ月を過ぎる頃から、私は本格的に心理カウンセリングを始めました。
カウンセラーとは月2回、30分から一時間、沢山話をしながら、精神が崩壊するに至ったストレスの原因を突き詰めていきました。
私は多忙な仕事内容や上司からのプレッシャーから適応障害を発症したと思い込んでいたのですが、実はそれがすべてではないことがわかりました。
元夫からのモラルハラスメントや威圧感に長年さらされて来た苦い思い出と、強い者に合わせ過ぎてしまう癖や習慣など、自分自身では気が付かなかった心情が カウンセリングによって次々に浮き彫りになりました。
最終的には 自分が無意識にがんばり過ぎていたことを自覚するに至り

もっと自分を認めてあげて、褒めてあげてもいいんだ!
…と気づいてからは、仕事を休む罪悪感から開放されていきました。
そしてそこからは 一進一退を繰り返したこれまでの3か月間が嘘のように つらい精神症状が軽くなっていったのです。
そこからは 朝からきちんと起きて子ども達にも向き合う時間を取ったり、軽い家事を出来るくらいまで回復していきました。
そして部屋を片付けるために溜まったゴミを マンションの集積所に何回も往復して運び出しました。
すぐに疲れて頭痛や目眩がしてくるため 休み休みにやっていましたが、それでも家の中が少しずつ片付いていったのです。
元夫のモラハラと仕事のプレッシャーを混同しているうちは心の病は回復しない!
6ヶ月~1年後 休職から半年後、心療内科への通院とカウンセリングを続けていく中で気づいたことがあります。

今の営業の仕事を離れない限り、元夫からのモラハラと上司からの仕事のプレッシャーを混同してしまい、本当の回復には繋がらないかもしれませんよ。
…という主治医の言葉にとても納得したことです。

そうだ。私はまだモラハラの呪縛が解けていないんだ…。
心を病むに至った原因がはっきりしたので 少し気持ちが楽になりましたし、原因さえわかればそれを取り除くことも簡単だ!と思えました。
そして主治医のアドバイス通り、現在の営業の仕事を離れることを心に決めました。
自分が歩むルートがはっきりしたことで、さらに心も体も軽くなっていくのがわかりました。
そして干しっぱなしになっている服を畳むことや缶や瓶を分別して捨てること、洗い物を少しずつ片付けることができるようになっていきました。
子ども達とお家の中でゆっくり過ごして話を聞いたりボードゲームで遊んだりする中で、これまでは育児を重荷に感じていた私ですが、子ども達の素直な可愛らしさに救われる感情が湧いてきました。
そして精神疾患の治療を始めて一年が経つ頃には 不要品をどんどんゴミに出すことができて、スッキリと心の汚れが落ちたような気持ちになりました。
そこでやっと姉にお願いすることができるようになり、さらなる断捨離を手伝いに来てもらいました。
現在もまだ心療内科への通院は続けていますが、1年前と比べるとはるかに元気になれたことがとてもうれしいです。
