モラハラ夫が適応障害の元凶!カウンセリングで導き出した心の闇の話
これは適応障害の私(43歳女性)がゴミ屋敷状態になった室内の断捨離ができるようになるまでの話です。

部屋が散らかっているのは、仕事が忙しいからだ。
…と思い込んでいたこともあって 最初は自分の変調にまるで気がつかなったのですが、営業職のストレスがつらく眠れない、疲れが全く取れない日々が続き、

これは何かがおかしい。
…と気づき始めました。思い切って心療内科を受診したところ 抑うつ状態であり、診断は「適応障害」となりました。
部屋の中はぐちゃぐちゃだし、台所の洗い物が山のように溜まり、まるでゴミ屋敷のような家。子供二人を抱えるシングルマザーとして、ふがいない情けない気持ちばかりがつのりました。
しかしまずは体と心を休ませて、傷病手当金をいただきながら精神疾患の治療に入ることにしました。
誰にも頼れなかった地獄の2か月間は薬物治療と静養で過ごした
治療開始 2020年6月から心療内科で治療を始めることになりました。はじめの2ヶ月間くらいは、服薬しているとほとんど起きていられず、ただただ暗い情けない気持ちでいっぱいになりながら 横になっている日々が続きました。
薬は抑うつ状態を改善するものと、寝る前に飲む睡眠薬と、頓服薬の抑肝散という漢方薬が出ていました。
とりあえず、子供達が学校と保育園へ行けるようにと朝と夜の食事だけは這うような状態で買い物へ行き、用意していましたが、惣菜やレトルト食品にかなり頼りました。
姉が私の現状を心配して

手伝いに行くよ!
…と言ってくれたものの、我が家のゴミ屋敷のような惨状を誰にも見られたくなくて…。そしてそれを知られることも怖くて、親族が家に来ることを拒み続けました。
カウンセリングであぶり出したストレスの原因は元夫のモラハラだった
3か月後 心療内科での治療開始から3ヶ月を過ぎる頃から本格的にカウンセリングを始めました。心療内科の医師とは月に2回、30分から一時間、沢山話をしながら、ストレスの原因を突き詰めていきました。
私は多忙な仕事内容や上司からのプレッシャーから適応障害を発病したと思い込んでいたのですが、それがすべてではありませんでした。
カウンセリングの中で、元夫からのモラルハラスメントや威圧感に長年されて来た思い出と、強い者に合わせ過ぎてしまう習慣など、自分では気が付かなかった心情が次々に浮き彫りになりました。
無意識の頑張り過ぎていたことを知り

もっと自分を認めてあげて、褒めてあげてもいいんだ!
…と気づいてからは、仕事を休む罪悪感からも開放され、症状が良くなっていきました。
そこからは少しずつ 朝からきちんと起きて子供達にも向き合う時間を取り、軽い家事を出来るくらいになりました。
部屋を片付けるために 溜まったゴミをマンションの集積所に何回も往復して運び出しました。すぐに疲れて頭痛や目眩がしてくるため、休み休みでしたが。
モラハラの呪縛と仕事のプレッシャーを混同しているうちはメンタルは回復しない
6ヶ月後 さらにそれから半年後、通院とカウンセリングを続けていく中で気づいたことがあります。

今の営業の仕事を離れない限り、元夫からのモラハラ(プレッシャー)と上司からの仕事のプレッシャーを混同してしまい、本当の回復に繋がらないのでは?
…という主治医の言葉にとても納得したことです。

あのつらい職場に戻らなくてもいいんだ。
…と感じてからはますます気持ちが楽になり、干しっぱなしの服を畳むこと、缶や瓶を分別して捨てること、洗い物を少しずつ片付けることができるようになっていきました。
子供達とお家の中でゆっくり過ごして話を聞いたりボードゲームで遊んだりする中で、これでまは育児を重荷に感じていた私ですが、子供達の素直な可愛らしさに救われる感情が湧いてきました。
1年後 治療を始めて一年が経つ頃には 不要な服や仕事関係の不要品をゴミにどんどん出すことができて、スッキリと心の汚れが落ちるような気持ちになりました。そこでやっと姉にお願いして さらなる断捨離を手伝いに来てもらえました。
現在もまだ通院は続けていますが、1年前と比べるとはるかに元気になれたことがとてもうれしいです。
メンタルクリニックに抵抗がある人のはじめの一歩は心理カウンセリングルーム利用がおすすめ
カウンセリングは「話を聴いてもらう」だけだと思っていませんか?
カウンセリングは生きづらい具体的な原因や出来事の整理を行い、どんな行動や考え方をすればいいかをカウンセラーと一緒に探していく作業です。プロ目線の的確かつ有効なアドバイスが受けられます。
人から「教わる」ではなく自分で「気づく」ことがもっとも重要で、腑に落ちないと問題はなかなか解決できません。プロのカウンセラーはそのお手伝いをします。
タグ