モラハラ夫相談窓口カウンセリングと更生プログラムの体
30代女性 これは私が夫のひどいモラルハラスメントに対してカウンセリングで対処した話です。
現在も夫のモラハラで夫自身にカウンセリングを受けてもらっています。
休みの日に隣県まで通って校正プログラムのカウンセラーと相談中ですが、そこにたどりつくまでの遠い道のりと経緯についてお話します。
小さな違和感が「モラハラだ!」に気づいた瞬間
夫がモラハラだと気づいたのは、結婚してすぐのことでした。
夫の実家で同居をするように夫から強いられたときに

あれ?おかしい?
…と思ったのですが、その時にはまだそれほどの違和感は感じていませんでした。
ただ、その後に新築で一軒家を建てることに決まったときに、夫は私の意見や希望をことごとく無視するようになりました。
私はプライバシーや生活の時間帯の違いから、

義両親との完全同居はむずかしいから二世帯住宅にして欲しい。
…と言ったのですが、夫は

同居は修行だ!
・‥とわけのわからないことを言い放ち、勝手に完全同居の間取りを考え始めたのです。
モラハラ夫の母親もモラルハラスメント被害者だった!
義両親との完全同居を一方的に決められてしまった当時 妊娠中だった私は義母からさんざん干渉を受けました。
義母の入っている宗教への入会を進められたり、まだ生まれてもいない子どもの教育方針を押し付けられたり。
義母の過干渉は新築計画にまで及び、

宗教との兼ね合いがあるから、この間取りでは困る。変更して!
…と自分の都合を夫に押し付けてきました。
そのときに夫は 自分たちの家の間取りが自由にいかないことに腹を立て、義母と喧嘩をし、窓ガラスを割り、物を壊しました。
その様子を目の当たりにした私は

夫の心は、中学生のままで成長していないのでは?
…と思うようになりました。
息子から圧力をかけられた義母は ますます私に八つ当たりをするようになりました。
私が夫とグルになって自分をいじめると思い込み、私に怒りを向けたのです。
義母の気持ちを聞いてあげる人はこの家にはいません。
本来は義父がこの場を収めるべきですが、義父は若い頃にギャンブル依存症で好き勝手に過ごしてきたこともあって、義両親の仲はかなり険悪であることがこの時にはじめてわかりました。
さらにこの時初めて夫の行動はモラハラであることや、義父もモラハラでさんざん義母の心身を傷つけてきたのだとわかりました。
モラハラが親から子に受け継がれることが多いことに納得がいったのです。
モラハラ夫相談窓口のお役所仕事ぶりとテキトーさに心底がっかりした件
私は市町村で主催している夫のモラハラを無料で相談できるところを探し、カウンセリングに通いましたが 本当に時間の無駄でした。
そこでカウンセラーからは、

あなたが変われば、夫もよくなります。
…と言われました。
なんともテキトーで 身もふたもない物言いに

はあ?そんな単純な問題ではないでしょうが!やっぱりお役所仕事だとこんなものなのか。
…と開いた口がふさがりませんでした。
そもそも夫自身がモラハラを自覚していないため、改善も何もあったものではありませんから、その「はじめの一歩」からどうしたらいいのかを相談したかったのに「あなたが変わりなさい」とは一体…
このカウンセラーが何が言いたいのかも意味不明でしたし、そもそもモラハラ被害者である私に対してのねぎらいや寄り添う言葉のひとつもありません。

無料カウンセリングってこんなものなのか?…ていうか、ここは本当にモラハラ相談窓口なのか!?そもそもこの人、ちゃんと資格を持ったカウンセラーなの?
…とがっかりしました。
腹の立つテキトーな市町村無料カウンセリングから月日が流れ、子どもが幼稚園に通うようになっても夫のモラハラは何も変わらず、私は夫のモラハラで傷つきつつ フルタイムで働き続けていました。
モラハラ夫の育ち方を息子の身に再現させるのだけは避けたい!
それからしばらくして、私の家のすぐ隣にビルが建つことが決まりました。
それに合わせてカーテンや家具の配置を変えておきたかった私は

部屋の模様替えをしたいんだけど。
…と相談を夫にすると、夫は酒を飲んでいたせいもあってか

そんなものは必要ない!俺の話が聞けないのか?俺を馬鹿にしているのか?
…と意味不明な怒りを私にぶつけてきました。
息子の目の前で騒ぎ出したのですが、小学生の息子が場を制すために夫に話を合わせて「模様替えは必要ないんじゃない?」と私に折れるように強要するほど、夫の怒りは尋常なものではありませんでした。
思いがけないところで子どもに夫のモラハラを見せてしまったこと。
そしてあの無料カウンセリング以降 夫のモラハラ対策を講じずに放置しておいた自分を このときの私は深く反省しました。
モラハラに限らず人格の形成は遺伝が半分、環境が半分と言われているそうです。
遺伝についてはどうしようもないですが、息子にモラハラの現場を見せてしまう環境は深刻な問題だと思いました。
夫が毒親育ちであることが分かった以上、夫が義父から引き継いだモラハラを解決しないうちは、

大切な息子にもまた同じことがまた起こる可能性は高い。
そう考えた私は蒼くなり「今すぐ何とかしなくては!」と考え、夫のモラハラを何としてでも改善させる!と決意したのです。
モラハラ夫を自覚させる!更生プログラムに最後の望みを託してみた

今度こそはモラハラを解決しなくては!!
徹底的にモラハラ夫の相談ができるところを再度探し始めた私は 隣県で開催されている「モラルハラスメント加害者向け更生プログラム」を見つけました。
私はすぐさまそちらに相談して、まずは加害者プログラム相談員から夫に「自分がモラハラをしている」ことの自覚を促すように諭してもらいました。
私は 元々外面がいい小心者である夫の性格を逆手に取ることから始めました。
家族以外の他人からなら注意を受け止めることが分かっていたのです。
そこで最初にがつん!と第三者の説得の場を設けることで、なんとか夫を更生プログラムに通わせることに成功。
そして今では夫も更生プログラムでの意見を 少しずつですが受け入れるようになってきています。
もちろんモラハラ解消までは長い道のりがあり、夫のモラハラはまだそれほどは治ってはいません。
それでも第三者の意見に耳を傾けることで自分のモラハラを自覚するようになり、以前よりもだいぶ改善されてきたように思います。


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