モラハラ夫との離婚体験談!子供の親権と慰謝料100万円で別れた話
40代女性 これは私がモラハラ夫と離婚した時のエピソードです。
元夫は研究員でした。
大学院を卒業して博士号を取得していて学歴が高いため、そのぶん給料が高いのは認めます。
短大卒の私は地元の企業に就職しましたが、毎月の給料は夫の半分以下でした。
結婚当初は共働きだったのですが、元夫からは常々こう言われていました。

お前は短大を卒業してもほんの微々たる給料しかもらえない会社にしか就職できなかったんだ。すべての家事はお前がやれ。俺は家事一切を手伝いつもりはない。
その通り、元夫は家事一切を手伝うことはありませんでした。

こんな状況では、とても仕事と家庭の両立ができない。
…と思った私は 妊娠したことをきっかけに退職しました。
妊娠中につわりで辛いとき、友達と会うことで少しでも気がまぎれたため、昼間は友達と会って子育ての話を聞いたりお茶をしたりしていたのですが、それを見た夫はいつもこう言いました。

お前はつわりを口実に遊んでばかりいるな。
子供が産まれてからも同様に

専業主婦は夫の稼いだ金で遊んで暮らしているんだよな。
…と言われ続けていました。
モラハラ夫は離婚で子供の親権は手放したが養育費は認めない
子供が2歳になってイヤイヤ期に突入してからは

子供が言うことを聞かないのは普段一緒にいるお前の教育ができていないからだ。すべてお前が悪い。
…と言われました。
堪忍袋の緒が切れた私はこれまでのこともあって離婚を決意しました。
そのとき、実は私のお腹には二人目の子供がいました。
離婚を切り出した元夫は

子供にきちんと教育ができないお前に養育費なんて払えない。
…の一点張りでした。

養育費は私がもらうのではなく、子供のもののはず!
…と主張しても、全く理解しようとはしませんでした。さらに

出産するまで私は働くことができないから、その生活費を出してほしい。
…とお願いしても、まったく聞き入れてもらえませんでした。
私は市役所の子育て支援室や弁護士相談にもいきましたが、そこで得たアドバイス(養育費は子供が生きていくために必要なもの等)を話しても、夫は全く聞く耳を持たずでした。
当時は中古のマイホームを購入していたのですが、私が子供を連れて実家に戻りました。
私は早く夫と別れたくて、マイホームを手放してもいいとまで考えていたのです。
モラハラ夫の離婚慰謝料はたったの100万円!養育費はもらえずじまい
子供を連れて実家に戻ってからは、夫からの嫌がらせのメールや電話に悩まされて、妊娠中の私は体調を崩して入院することになりました。

毎月の養育費は払うつもりはない。ただ、今後一切連絡を取らないということでよければ、離婚の際にある程度の金額を払ってもいい。
…と言われた私は、元夫から100万円をもらって縁を切ることにしました。
100万円の名目は一応「慰謝料」ということになっており、子どもの養育費ではありません。
専業主婦だった私がこれから幼い二人の子供と暮らしていくためには100万円は少なすぎる金額でしたが、

これ以上 私が体調を崩してしまったら元気な子供を産めないし、上の子にも悪影響が出る。
…と考えた私は養育費の交渉はあきらめることにしました。
その後、何とか無事に出産してから 元夫の母親に赤ちゃんの写真だけ送りましたが、それからは全く連絡は取りませんでした。
元夫との関係はそれで完全にピリオドを打ちました。
現在の私は市の職員に採用されて働きながら、シングルマザーですが子供たちと幸せに暮らしています。