モラハラ夫との離婚体験談!俺の飯は族の毎日の嫌味発言に辟易した話
30代女性 これは私(30代女性)がモラハラ夫と離婚した時のエピソードです。
私の親と家族ぐるみで仲良くさせてもらっている知人の紹介で元夫に出会いました。
当時の私は非常に忙しく過酷な職場に勤めており、会社には内緒で心療内科に通いながら仕事を続けていたため 恋愛や結婚のことを考える余裕は全くなかったのですが、真面目で堅実でとても私を気遣ってくれる彼に徐々に惹かれて お付き合いを始めることになりました。
その中で自分がいわゆる「心の病」を抱えていることを伝えると、彼は

理解する努力をするよ。
…と言い、その後プロポーズを受けたので 非常に幸せな気持ちで結婚を決めたのが事の始まりでした。
しかし実際に結婚生活が始まると、彼は徐々に

「自分の方が年上で物事をよく知っているし、(病気のために仕事を辞めた)専業主婦は社会のあれこれをよく知らないから。
…など、何かと理由をつけて横柄な態度を取るようになっていきました。
その内容は私の家事のやり方に納得がいかなく文句を言うものから、理由もなく突然

その髪型、おかしいから何もしない方がいいよ。
…と外見を馬鹿にするものまでいろいろありました。
毎日の嫌味にも辟易しましたが、私が病気になり調子の悪そうな様子を見知っている時でも あからさまに

洗濯物、畳めてないけど?何やってるの?

部屋、汚いけど?どうにかなんないの?
…と一方的に責めてくることも当たり前にありました。
中でも極めつけは

俺の飯は?なんで用意できてないの?
典型的な「俺の飯は族」です。
妻の体調よりも自分の食事の心配をするなんて思いやりがないにもほどがあります。
これらの言動に対して、彼曰く「家族だから厳しく接している」
私としては厳しさを超えて「理不尽に扱われている」…と感じることが多かったです。
私は友人の中でも最も早く結婚していたので、結婚生活の悩みを相談できる人は親くらいしかいませんでした。
あまりにも暴言を吐かれ続けたり、ある日突然何の相談もなく夫が車を買ったこともあったり、非常にショックを受けた時は、主に母親に愚痴を聞いてもらいがてら、今後の相談したことが何度かありました。
最初こそ母も元夫の身勝手な言動に怒りを見せましたが、正直母にとって外面のいい元夫は「可愛い息子」にも見えていたのだと思います。
最終的には

まあ、男ってそういうところのある生き物だから。妻はそんな夫のことを許せる器を持つべき。
…と、どちらかと言えば元夫を擁護する方が多かったので、理不尽と思いつつも

私が未熟なだけなのか?私がもっと要領よくなれば困らないのか?結局悪いのは私!?
…と余計に自分を責めて終わっていました。
あまりにも元夫が私の不甲斐なさを指摘し、そのせいで

夫婦としての未来が見えない。
…と言うようになってきたので、こちらからも

私の存在があなたの迷惑になるようならば 離婚を考える。
…と伝えました。
実際、働いていた頃に患っていた心の病も 家庭内での夫からのモラハラや 同時期に発覚した実父の病気と死によって ますます酷くなってしまっていたからです。

もうこの際、とにかくストレス源となるものから距離を置きたい。
…という一心の離婚の提言でした。
最終的に元夫からは

(妻の抱えている病気などのことは)よくわからないし、支えるつもりもない。
…と言われ、元夫の方から具体的に離婚を切り出される形になりました。
このように元夫からはひどい扱いを受けていたのは事実ですが、私なりに元夫のことは好きだったので、

結婚前に「理解する努力をする」と言っていたのは噓だったんだな。
…と思うと 離婚から3年経とうとしている今でも非常に悲しい気持ちになります。
しかし離婚には後悔はありません。
あれほどのモラハラがあっては、この先もずっと一緒にいることは私の精神崩壊の結末しか考えられないからです。
それでも私の心の傷は未だに深く、将来的な再婚はおろか、恋愛に対して前向きな気持ちになることが出来ずにいます。