モラハラ父親との絶縁体験談!俺のメシは族モラハラ夫の離婚後の末路
20代女性 これは私が父親と絶縁したピソードです。当時私は20歳で専門学校を卒業し春から社会人になるところでした。
母は50歳でパート勤務、父は54歳の会社員、姉は23歳でした。
モラハラ夫に人生を狂わされた母の話
私の父は姉にも母にも相手を気遣うとか気にかけるようなそぶりを見せることなく、これまでずっと横柄な態度を取り続けていました。
私自身も幼い頃から父親から「興味」を持たれたことがありません。
父は家事はおろか食事の際に自分の食器を運んだり、食べ終わったものの片付けなどもいっさいやらず、母や私たち姉妹のやるものという態度で家ではずっと傲慢な態度でした。
たまに箸を出し忘れた時にも

これは一体どうやって食べるんだ!?
自分は家では何もやらない亭主関白を貫いていました。
母は家のことを全てやり、その上で家計のためにと長時間のパート勤務までしていました。
私と姉の学校行事の三者面談や運動会・文化祭・入学式・卒業式などは全て母との記憶で、一回も父が参加してくれたことはありません。そのことで声をかけてくれたことさえありません。
母は私たち姉妹が「父親が普通の家庭」でないことを悲しまないようにと、私たちに不自由ないようにと努力してくれました。
父は母がどんなに忙しくても 疲れていても 病気をして体調が悪くても、「俺の飯は?食事はまだか?」「食器の片付けは?」「掃除はどうしたんだ?」というだけ何も手伝いません。
父は典型的な俺の飯は族でありモラハラ夫であり。母は本当にかわいそうでした。
俺のメシは族のパワーゲームに付き合うのはもう卒業
そんな母の姿を20年見てきて、私は大好きな母のことを苦しめ続ける父の事を許せないと思うようになりました。
学生の頃は母に「父とだけ縁を切る方法はないのだろうか」と相談したこともあります。
そして私が専門学校を卒業して春から社会人になるというタイミングで、母が泣きながら

もう我慢が限界だから、離婚しようと思っている。
…と相談されました。
私と姉は、人生の半分以上を苦しめた父から母が解放される事を喜び、それに賛成しました。
そして父と母は離婚し、私と姉は母の方について行きました。父は

子どもたちは職場で名前変わるのが面倒じゃないか。
…とか言って私と姉を自分の方に留まるように言ってきました。
父は家の中のことなど何もできない人ですから、実際は自分の面倒をしてくれる人がいないと困るけど、プライドが高く言えなかったのだと思います。
私たちから見ても 母は父にとってはただの「家政婦」でした。家政婦が必要なら、今後は自分で雇えばいいのです。
私も姉もこれまで20年以上の人生で父親から興味を持たれなかったように、私たちから父への興味もなく、母を苦労させた事に対する怒りしかありませんでした。
【モラハラ父への仕返し】父との「没交渉」を貫く復讐劇
離婚に関しての金銭面でのやりとりなどが全て終わった後、私たちは父に

もう私たちに一切 連絡してこないでください。
…という捨て台詞を吐いて父親の元を去り、真に解放された気分になれました。
それからしばらくして私も姉も結婚しましたが、そのことは父にはまったく連絡していません。
しかし父は離婚後一人になって急に寂しくなったのか、何回かこちらに連絡してきました。

身体が悪くて病院に行ったんだけど、今度 家族の人と検査結果を聞きにきてと言われた。
…という連絡もありましたが、私たちは

そういうことは、今後は身内の人にお願いしてください。
…と返しました。父はそれがよほどこたえたのか、

検査の結果、○○○の治療をしていく事になりました。
…という報告が一度ありましたが、それ以降の連絡はまったく来なくなりました。
私たちは 今さら父がなんと言ってこようと、今までの人生で父という人からの愛を感じたことも、父への愛を感じたこともありません。
それどころか母親への仕打ちが未だに許せないので、もう金輪際 関わりたくないのです。
ですから、この連絡を機に お互い連絡を取り合うことは完全になくなって 絶縁状態になりました。
今後何があっても父に関わらないと決めているので、これでついにようやく父との関係がなくなったとホッとしています。
父が死んだら相続放棄!何も受け取らないと決めている
私は父と絶縁状態である事に満足しています。
もう2度とないとは思いますが、もし今後また父が母に連絡してくることがあっても、今度は私と姉で母の平穏な人生を、父から守ろうと約束しています。
父に関してはもう興味はありませんので、私たちの知らないところで好きなように生きていて欲しいと思っています。
父が亡くなれば相続の話が来ますが、父からは何も受け取らないという事をもうすでに決めているので、確実に相続放棄します。今後父と会うことは2度とないでしょう。
親子・兄弟で縁を切る法的手段はあるのか!?
血縁関係は切っても切れないものだとわかっていても、縁を切りたい身内の一人や二人、いませんか?
どんなに縁を切りたいほど相手のことを嫌いでも、親の扶養問題や相続などが最後の最後までからんでくるのですから 本当に厄介です。
身内の者と縁を切る方法があれば知りたい!という人は多いと思います。 私もそうなのでその気持ちはよくわかります。
よく「家の敷居をまたがせない」といういい方をしますが、それは単に「付き合いを絶つ」という意味合いであって、残念ながら法律には関係ありません。
絶縁に関して法律上問題になるのは、親の扶養をどうするかや、遺産相続に関わるお金の問題です。
現代日本には絶縁の制度も法律もない
江戸時代には、奉行所に届出をして、許可が下りれば親子の縁を切り、子は家督・財産の相続権を剥奪されるという「勘当」という公の制度がありました。
現在でも、「勘当する」「親子の縁を切る」という言葉を使うことはあります。また、親に勘当を言い渡されて実際に関係が疎遠になっているというケースもあるでしょう。
しかし、現代の日本には、法律上の血縁関係を切る手続きは存在しません。「勘当する」「親子の縁を切る」といってはみても、法律上は何の意味もないのです。
また、児童虐待から子どもを守るために、子ども等から親権の停止を申立てることができる(民法834条の2)という制度があります。しかし、これはあくまで親権だけを制限するものであって、親子間の血縁関係を切るものではありません。
引用元:リーガラス
さらに第三者の力を借りて関係を修復したい場合は「親族関係調整調停」があるということです。
家庭裁判所に調停を申立て、円満な親族関係を回復するための話合いをすることができます。申立書の書式は裁判所ウェブサイトからダウンロードすることができます。
手数料として、1200円分の収入印紙が必要である他、連絡用の郵便切手がいくらか必要になります。申立先は、相手方の住所地を管轄する家庭裁判所です。
引用元:リーガラス
嫁と姑の縁なら切ろうと思えば簡単に切れる
血縁関係の親子や兄弟の間の縁を切ることは法律上はできませんが、嫁と姑の縁は切れます。
その方法は2つ。離婚または死後離婚です。

死後離婚では夫が先に亡くなった場合に妻が「姻族関係終了届」を役所に提出するだけです。
死後離婚はこちらの一存で決めることができる、つまり夫方の親族の同意などは一切不要です。
絶縁状態にある時に相続はどうなる?
現在の関係が絶縁状態であっても 相続は発生します。
相続の手続きで必要な遺産分割協議を行う時に 絶縁している相続人を外すことはできません。
遺産分割協議書の作成には相続人全員が立ち合い、関与する必要があるからです。
相続問題の仲裁に入れるのは弁護士だけ!司法書士はNG
どうしても絶縁相手と顔を合わせることに抵抗がある場合や どうにも埒が明かない時には弁護士を代理人に立てることは可能です。
絶縁相手(相続人)の所在が分からない場合は不在者財産管理人を立てる
絶縁相手と連絡が取れない場合は不在者財産管理人を立てるなどの方法で相続を確定させます。

全てを放棄するなら「相続放棄」一択
面倒な争族に関わるのは御免だ!というなら家庭裁判所に相続放棄を申し立てることもできます。
相続分の放棄と相続放棄を勘違いしている方が多いですが、正式な相続放棄は家裁に申し立てしなければ成立しません。
もしマイナスの遺産が出てきた場合、相続放棄していればマイナスを負わなくて済みますが、相続分の放棄だけだと負債を負わなければなりません。
全ての相続を放棄するつもりがあれば、被相続人(亡くなった人)の死亡を知った日から3か月以内に 家庭裁判所に正式に申し立てする必要があります。

