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見守りカメラで会話ができる!遠距離介護で兄弟が自滅しない選択可能

【監修者】
オレンジ@終活ガイド

生前整理という名の断捨離にいそしみつつアラカンでの熟年離婚を画策中のおひとりさま予備軍女性がこのブログの中の人です。終活に活かすため終活ガイド1級とホームヘルパー2級を取得しています。
 
ここでは人生100年時代に備えた終活と生活のヒント、怖い!けど知っておいた方がいい話、トラブル回避のハウツーなどを「事実は小説より奇なり」みんなの体験談を元に紹介していきます。

見守りカメラで会話ができる!遠距離介護で兄弟が自滅しない選択可能

遠距離介護で自滅しない選択

これは2021年8月に、義母(要介護2)の見守りにリモートカメラを使う事になったきっかけの話です。

私は40代の主婦ですが、高齢者のお宅に個別に訪問調査するお仕事をパートでしています。

同じ町内に夫の両親が住んでいて、90歳の義父は毎日グランドゴルフに通う程元気なのですが、88歳になる義母はパーキンソン症状と幻視・幻覚のある認知症状が出現する「レビー小体型認知症」と診断され、要介護2の認定を受けています。

夫の兄弟は姉が1人いますが、飛行機を使っても帰省には丸1日必要なくらい遠い県外に嫁いでいます。

見守りカメラでアメリカから母親を見守る女性との出会い

遠距離介護で自滅しない選択

私は先日、仕事で高齢の女性のお宅に訪問しました。

その方は母と同じパーキンソン病を患う方でしたが、割合はっきりと受け答えでき 認知面では問題がない様子でした。

ただ、身体の動きが悪く ちょっとした立ち座りも時間がかかり、手足の先に細かな震えがありました。

利用者さんと挨拶を済ませた後、ふと気がつくと、本人さんとは別の女性の声がします。

あれ???

…と顔を上げると テレビの横から

今日はよろしくお願いします。

…とまた声が聞こえました。

よく見ると小さなモニター画面があり、利用者さんと面差しのよく似た女性の方が笑顔で映っているではありませんか。

長女です。

遠距離介護で自滅しない選択

お話を伺うと 長女さんはアメリカ在住で離れて暮らしていること、電話だと利用者さんが電話口まで歩く際に転倒が心配なので、PC機器に詳しい弟に頼んで、リモートカメラで通話ができる見守りカメラを付けてもらったそうです。

アメリカの自宅にも同じカメラを置いているけれど、スマホにもカメラの連動ができ、他の兄弟と4人で日中や夜間の見守りをしているのだとか。

私は夜間専門なんですよ。

…と笑いながら言われたのは、昼夜が日本と違うためなのですが、利用者さんが転倒する事が多いのは夜間のトイレなので、実際に長女さんがアメリカから救急車要請の連絡をした事もあったそうです。

義母の転倒対策に見守りカメラを使おう!

遠距離介護で自滅しない選択

この話を聞いて 私は最近足の運びがままならなくなった義母を思い出しました。

義母も同じパーキンソン症状があり、最近は転倒や座り込みが増えていたのです。

2021年5月には頭からの転倒でガラス扉を割り、義父も起こせない状況になった事がありました。

週3日デイサービスを利用をしているのですが、他の日は義父1人で義母を見ながら家事や買い物をしています。

義父はグランドゴルフに毎日通い、自分の通院もあるので、義母がどうしても1人になってしまうことが多いのです。

そんな時に転倒したらどうする!?と言うのが、私達夫婦の目下の悩みでしたので、私は

これだ!

…と思ったのでした。

帰宅してすぐに夫に見守りカメラの設置を相談したところ、夫はすぐに賛成してくれました。

早速義父にも相談したところ、こちらもすぐに快諾してくれました。

声かけだけで簡単に電話ができたり、最近視力や指の動きが落ちてきている義父も「見守りカメラは簡単で良い」と喜んでくれています。

見守りカメラで遠距離介護の兄弟の帰省頻度を減らす作戦成功!

遠距離介護で自滅しない選択

現在見守りカメラは台所のテレビ横のテーブルに設置して 義母の見守り用として使っています。

これにより遠路はるばる介護のために帰省する義姉の頻度を大幅に減らすことができましたし、義姉が時間のある時に遠い県外から見守りしてくれています。

義母の転倒の可能性のある動きを知ることのほかに 私にとっての大きな副産物となったのは、義姉が義母の希望を聞いてこちらに伝えてくれるようになったことです。

実の親子ならお互いに遠慮なく言いたいことも言えますし、ワンクッションおいて義姉から私に希望を伝えてもらえるのは三者の円滑なコミュニケーションにも貢献しています。

おかげで三人とも、見守りカメラ設置前よりもさらに仲良くなれました。これは予想外のメリットです。

見守りカメラは「見守り」だけでなく、私たちの介護・支援の一翼を担ってくれるようになったわけです。

見守りカメラはこれからの介護に必須!田舎も都会も関係なく使えてどこでも安心

遠距離介護で自滅しない選択

我が家の場合は たまたま訪問したお宅で見守りカメラを見かけて「これは良いわ~♪」と思い 義父母の自宅に置くことになったのですが、こんな便利な最新機器を使っている人が自分の身近で、しかもこんな田舎にいるとは思いませんでした。

見守りカメラを使うことで義姉が積極的に見守りをしてくれたり、意見や提案をしてくれる様になったこと。

そして「今日は義母はどうだったか」と私が報告する時間がなくても、夫も自分から様子を確認してくれたりして 介護・見守りを皆で手分けして出来るようになったのが、私的にはいちばんのメリットです。

1人で抱え込む介護は主介護者の負担が大変大きいです。

その大変さが他の人に伝わり難い面がありますので、家族みんなで目で見て知る事や感じる事が大切ですが、見守りカメラを使えばそれがカンタンに可能になります。

たくさんの皆さんに見守りカメラの便利さやメリットを知ってほしいと思います。

見守りカメラ【みまもりキューブ】

見守りカメラ【みまもりCUBE】はSIMカード内蔵のため 高齢者宅などインターネット環境がない場所でもコンセントをさすだけですぐに利用できます。わずらわしい配線やインターネットの契約は一切不要です。
 
検知機能(カメラが設定した動きを見つけてリアルタイムで画像付きメールで通知を行います。例えば出入りがあったらお知らせ・ベッドからの離床のお知らせなど)のオプションもつけられます。
映像の確認以外にも簡単な会話や録画機能もついていますので、高齢者の見守り、子どもやペットの見守り、防犯にも活躍するカメラです。