見守りカメラ介護がおすすめ!遠距離介護で自滅しない選択をしよう
40代女性 これは義母(要介護2)の見守りにリモートカメラを使う事になったきっかけの話です。
私は高齢者のお宅に個別に訪問調査するお仕事をパートでしています。
同じ町内には夫の両親が住んでいて、90歳の義父は毎日グランドゴルフに通う程元気なのですが、88歳になる義母はパーキンソン症状と幻視・幻覚のある認知症状が出現する「レビー小体型認知症」と診断され、要介護2の認定を受けています。
夫の兄弟は姉が1人いますが、飛行機を使っても帰省には丸1日必要なくらい遠い県外に嫁いでいます。
見守りカメラでアメリカから母親を見守る女性との出会い
私は先日、仕事で高齢女性のお宅を訪問しました。
その方は義母と同じパーキンソン病を患っていました。
はっきりと受け答えでき 認知面では問題がない様子で、身体の動きが悪く ちょっとした立ち座りも時間がかかり、手足の先に細かな震えがありました。
利用者さんと挨拶を済ませた後、この方とは別の女性の声がすることに気づきました。

え?あれ?
…と顔を上げると 再び同じ女性の声が聞こえます。

今日はよろしくお願いします。
よく見るとテレビの横に小さなモニター画面があり、利用者さんと面差しのよく似た女性が笑顔で映っているではありませんか。

私は長女です。
そして長女さんはアメリカ在住で離れて暮らしていることを知りました。
電話だと利用者さんが電話口まで歩く際に転倒が心配なので、PC機器に詳しい弟に頼んで リモートカメラで通話ができる見守りカメラを付けてもらったそうです。
アメリカの自宅にも同じカメラを置いているけれど、スマホでもカメラの連動ができ、他の兄弟と4人で一人暮らしをする母親の日中や夜間の見守りをしているのだとか。

私は夜間専門なんですよ。
…と笑いながら言われたのは 海外との時差があるためです。
利用者さんが転倒する事が多いのは夜間のトイレなので、実際に長女さんがアメリカから救急車要請の連絡をしたことも過去にあったそうです。
義母の転倒対策に見守りカメラを使おう!
この話を聞いて 私は最近足の運びがままならなくなった義母を思い出しました。
義母もこの利用者さんと同じパーキンソン症状があり、最近は転倒や座り込みが増えていたのです。
つい先日も頭からの転倒してガラス扉を割り、義父でも起こせない状況になった事があったばかりでした。
義母は週3日のデイサービスを利用をしているのですが、他の日は義父1人で義母を見ながら家事や買い物をしています。
義父はグランドゴルフに毎日通いつつ自分の通院もあるので、義母が1人で留守番することが多いのです。
そんな時に転倒したらどうする!?というのが、私達夫婦の目下の悩みでしたので、私は

これだ!うちでも見守りカメラを導入しよう!
…と思ったのでした。
帰宅してすぐに見守りカメラの設置を相談したところ、夫はすぐに賛成してくれました。義父もすぐに快諾してくれました。
最近視力や指の動きが落ちてきている義父も「声かけだけで簡単に通話ができるのは便利だ」「この見守りカメラは簡単で良い」と喜んでくれています。
見守りカメラで遠距離介護の兄弟の帰省頻度を減らせた
現在見守りカメラは台所のテレビ横のテーブルに設置して 義母の見守り用として使っています。
これにより 遠路はるばる介護のために年に数回帰省していた義姉の負担を大幅に減らすことができましたし、義姉が時間のある時に遠い県外から見守りしてくれています。
みまもりカメラ導入でコミュニケーションが円滑になり家族の絆が深まった!
義母の転倒の可能性のある動きを知ることのほかに 私にとっての大きな副産物となったのは、義姉が義母の希望を聞いてこちらに伝えてくれるようになったことです。
実の親子ならお互いに遠慮なく言いたいことも言えますし、ワンクッションおいて義姉から私に希望を伝えてもらえるのは 三者の円滑なコミュニケーションにも貢献しています。
おかげで三人とも、見守りカメラ設置前よりもさらに仲良くなれました。これは予想外のメリットです。
見守りカメラは「見守り」だけでなく、私たちの介護・支援の一翼を担ってくれたのです。
見守りカメラ介護がおすすめ!田舎も海外でも使えてどこにいても安心
我が家の場合は たまたま訪問したお宅で見守りカメラを見かけて「これは良いわ~♪」と思い 義父母の自宅に置くことになったのですが、こんな便利な最新機器を使っている人が自分の身近で、しかもこんな田舎にいるとは思いませんでした。
見守りカメラを使うことで義姉が積極的に見守りをしてくれたり、意見や提案をしてくれる様になったこと。
そして「今日は義母はどうだったか」と私が報告する時間がなくても、夫も自分から様子を確認してくれたりして 介護・見守りを皆で手分けして出来るようになったのが、私的にはいちばんのメリットです。
1人で抱え込む介護は主介護者の負担が大変大きいです。そしてその大変さが部外者には伝わり難い側面があります。
介護の重さを家族みんなで見て知る事・感じる事が大切ですが、見守りカメラを使えばそれがカンタンに可能になります。
いいことづくめのみまもりカメラ。たくさんの皆さんにその便利さやメリットを知ってほしいと思います。
