自分を知るカウンセリングでメンタルノイズと鍛え方に気づいた体験談
30代女性 これは私がストレスから体調を崩し仕事に行けなくなったときの話です。
新卒で働いていた職場の上司が結婚退職し、代わりに先輩だった人がその役職に就いてから 私は新しい上司から嫌がらせを受けるようになりました。私が前の上司に特別かわいがってもらい、期待されて様々な仕事を任されていたことが気に入らなかったみたいでした。
上司の嫌がらせに気づいた時にはすでにメンタルが回復不能になっていた
新しい上司は 事もあろうに社長へ「私がいかに仕事をできないか」を吹き込み、私はクビになる寸前まで行きました。
思い余った私はそのことを退職していた前の上司が相談したところ、その方が動いて「それは違う」と説得してくれて、そのことからいじめとパワハラが発覚。さらに上層部が動いてくれたことで その上司は別の部署に飛ばされました。
しかし、そこまでにされてきたことでボロボロになった私のメンタルは回復不能になっていました。人が怖くなり、毎日吐き気との戦いに疲れてしまったのです。
裏で嫌がらせをしていた上司の行動に、私は初めは気づいていませんでした。
ただ、自分の評価が知らないうちに落とされていたことにより 周囲の私を見る目ががらりと変化したことには気づいました。そのせいでいつも緊張状態が続き、声が出づらくなったり、孤独感に襲われていました。
当時は実家暮らしをしていたため 親に心配かけたくないと思い、帰宅後は元気そうに振舞っていましたが、職場からの帰り道は毎日のように泣いて歩いていました。
嫌がらせ上司が職場から離れて「もう大丈夫だ」と思ったのですが、後遺症のように私の体には不調が続き、最終的には社会復帰が難しくなったのです。
色々な人たちからせっかく助けてもらったにもかかわらず、私の心身がついていけなくなってしまい、退職するに至りました。
心理カウンセリングでメンタルノイズとキャンセリングに気づいた
結局親に全てを説明してメンタルクリニックを受診し、うつ病の診断を受け、心理カウンセリングを受けるよう勧められました。
カウンセリングでの最初の相談はとにかく【普通の人になりたい】でした。
みんなが当たり前にしている「毎日仕事に行って、休日はお出かけして過ごす」といった普通のことが 私にはできないのです。メンタルが強くなって ストレスに負けないようになりたい!と切に願っていました。
私はメンタルクリニックが紹介してくれたカウンセリングオフィスに通い、幼少期から現在に至るまでのさまざまな出来事を細かく話すことから始まりました。
それはカウンセラーからアドバイスをもらうものではなく「自分で自分を知る」時間でした。そして毎回、自分の知らない(気づいていなかった)感情や考え方をカウンセリングで発見していました。
カウンセリングは ■一つの出来事に対して何を思ったか ■なぜそう思ったのかをゆっくり考えていくことで 自分を見つめ直す機会になりました。
カウンセリングの初期は 嫌だった出来事ばかり思い出すことになりました。私はそれらを詳細に記憶していましたが、話すまで忘れていて【嫌だったことがあった】というふんわりした感情だけが心に残っていたことに驚きました。

今回の職場の事も 心の中で処理できず、蓋を閉めようと必死になったが、感情ははみ出したままだった…ということです。
カウンセラーが上手く誘導してくれたおかげで、私は自分のメンタルの癖(メンタルノイズ)に気づくことができ、メンタルノイズキャンセリングの方法や自分に合うメンタルの鍛え方に気づくことができました。
今は自分の感情に正面から向き合って納得するまで考えて、ためこまずに発散できるように対策を取っています。