認知の歪みを治す心理カウンセリング体験談!メンタルノイズを消す話
20代女性 これは双極性障害を患う私が 他人を信用出来ず自問自答の日々と孤独に陥ったときに、それらを解消するために心がけてきたことについての話です。
私は正社員としてとある中小企業に入社しました。
社長のワンマン経営の元には、いわゆる「飲みニュケーション」でしか関係を作れない幹部社員が多くいました。
そんな事も知らない私は 新入社員歓迎会で罰ゲームとして物真似をする様にと言われました。
元々、世間の流行りにも疎く、前の会社でも飲み会は苦手で極力避けていたのでそのようなことが出来ず、場が白けてしまいました。
元々人間関係を作るのが得意ではないこと、さらに双極性の鬱時期には被害妄想が混じり、飲み会にはいなかった人も含めて、

周りの人はみんな敵なんだ。
…と思いながら仕事をしていました。
幹部社員をはじめとした男性社員からは、腫れ物を触るような扱いを受けていました。
今でも人が集まる場はあまり得意ではないですが、新入社員歓迎会の出来事の1年後までずっと

誰も信用できない。相談できる人もいない。
…という状態でした。
双極性障害を患っている私は 鬱の後にくる躁の状態の時だけ別人の様に快活になることはありましたが、ハイな状態になっても根本の解決に至ることはありませんでした。
双極性障害の薬物療法も行っていますが、心理的な部分は薬の力だけで解決できるものではないです。
そこで自分の中で特に強く心がけるようにしたのは 精神療法として受けていた心理カウンセリングで、「完全」の思考を少しずつ柔らかくすることを教わってから それを少しずつ実行していくことでした。
私の中では人間関係には0か1しかなく、一度0だと認識した相手に関しては「この人とは関係が断絶している」と思い込むメンタルノイズ(心の癖)がありました。
そこに気づいてからは、何か変な空気になったり、少し相手の態度がそっけないものだったとしても、

今日はあまり気分が良くないのかもしれない。それとも何かおかしなことを言ってしまったのかな。
…など、自分もしくは相手が「悪い」という極端な思考ではない、全く関係ない原因を考えたり、

これは一時的なものだ。それだけで全てを決定しないようにしよう。
…と考えました。
そうやって双極性障害ともうまく付き合いながら 自分のメンタルノイズをひとつずつ手放していくように心がけたのです。
今は転職して違う会社で働かせてもらっていますが、こういったメンタルノイズキャンセリングの思考が身についたおかげで、

前の職場よりはだいぶ今の職場の輪に混ざれている。
…と肯定的に考えられるようにまでなりました。
昔は「うまく行っていない」と思い込むことから逃れられず、他人との関係にも関わらず、自分の思い込みだけに頼って間違ったことも勝手に決めつけていました。
しかしメンタルノイズ(思考の癖)を変えるように気を付けてからは だいぶ心が楽になりました。
心理学系の本を読むと「自己肯定感を高める」ことにフォーカスした内容が多いですが、自己肯定感うんぬんよりもまずは自分のこころの癖や思い癖のネガティブな部分を変える事の方が先決だと思います。
メンタルノイズをひとつずつ取り除いて行ければ、おのずと自己肯定感が高まるからです。
私はまだ人と関わるのはあまり上手くないですが、これからも自分の気分の波に流されない様に、穏やかに過ごせるように、頑張りすぎずに生きたいと思っています。
認知のゆがみを「ストレスを感じにくい」に変える心理カウンセリング
認知の歪みは、ものごとに対してほとんど無意識に「~すべき」「白か黒かはっきりさせなければならない」「全て自分のせい」といった極端な考え方をしてしまっていることを指し、この極端な考え方によって日常生活で様々な困難を生じているという見解から、思考パターンや行動の変容を取り入れることで、ストレスを減らすことができるという概念です。
認知のしかたは人それぞれであり、正解はないという観点から、近年では「認知の歪みを治す」といった考え方ではなく、「ストレスを感じにくい認知のしかたも取り入れる」といった考え方がされています。
自分の考え方の癖に気づくことで、今まで抱えてきた様々な問題を解決できる場合があります。といっても、考え方の癖というものは自分でそう簡単に気づけるものではありません。自身の内面と向き合う際には、体験したことやそのときの感情を自分の内だけに留めず、共有しながら整理していくためのカウンセラーの存在がとても助けになります。ぜひ、うららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
引用元:うららか相談室

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