マザコン夫との離婚体験談!姑の策略で財産分与がなかった話
40代女性 これはマザコン夫の財産が義父母名義にされていたことで 離婚時に痛い目に遭ったエピソードです。
私たち夫婦と義父母とは別居だったのですが、マザコン夫は義実家の親戚の会社で働いていて、どういうわけか結婚後もずっと継続して金銭管理を自分の母親に任せていました。
つまり義母が夫の通帳まですべて管理していたのです。
そのため私は夫名義の通帳を目にしたこともありませんでした。
その通帳に振り込まれてくる給料の中から生活費として給料のごく一部をこちらに振り込んでもらい、

残りはこちらでちゃんと貯金しておくからね。
…と言われるだけの私は、貯金がいくらあるのかもわかりませんでした。
それをマザコン夫にたずねても

いくらあるか知らないけど、母ちゃんに任せてあるから大丈夫。
…の一点張りでした。
マザコン夫の生命保険の掛け金や携帯代も 義母が預かっている夫の通帳の中から払っているとのことでした。
一体どんな保険にどのくらい入っているのか?ということすら マザコン夫にたずねても明確な返答がなく、妻である私にも真実を知らされないという有様でした。

全部母ちゃんに頼んでいるから大丈夫。お前から母ちゃんに色々聞くのは気分を害すると困るからやめてくれ。
…とまで言われました。
私との結婚前から元夫のお給料は義母が管理していて、支払いなどもすべてやってくれていたということですが、

妻である私は夫が毎月いくらお給料をもらっているのかも知らないなんておかしい!
と思った私はマザコン夫に何度も

金銭管理はすべて私に任せてほしいんだけど!
…と交渉したのですが、

昔から母ちゃんに全部任せているんだから、それを変えるつもりはない。
…の一点張りでした。
マザコン夫が加入している生命保険について義母にたずねるも、やはりよくわからないとかアバウトなことを言うだけで

万一うちの息子(私の元夫)が死んでも、あんたたち妻子が困らない金額が入るようになってるから。
…とお茶を濁され、現実的な話は一切なく、万が一の時にいくらもらえるのかもわかりませんでした。
義母に会う機会があって直接追及しても

さあ、よくわからないわ。後で調べておくから。
…とは言われましたが、私からの要求をのらりくらりとかわし続け、返答すらもらえませんでした。
これまで何回も 私から義母へ直接に

金銭管理はこちらでやりますから。
…と申し出ていたのです。
その都度義母は その場では物分かりのいいような返答はするものの、最後の最後までそれらを私に引き渡してくれることはありませんでした。

これだけ言っても何もしてくれないのは、なんか怪しいな。
…とは思いましたが、マザコン夫が私の味方をしてくれることなど一度もなく、スルーされるのが常だったので、その真偽を確かめることもできないままに時が過ぎていきました。
それから数年後に 私たち夫婦は離婚しました。
理由はマザコン夫が私や子供たちに対する暴言・暴力がひどいモラハラ夫でもあったことです。
ついに私の堪忍袋の緒が切れて 離婚することに決めたのです。
その離婚調停や裁判の際に、義実家に対する信用を失うとんでもない情報があれこれ出てきました。
まず義母は夫の通帳の中身を義両親どちらかの名義で預金していました。
つまり夫の給料に手を付けて自分たちのものにしていたということです。
そのため夫名義の預貯金はなく、表向きは夫は「無一文」となっていたのです。
そのやり方も巧妙なもので、夫の通帳に入ってきた給料を自分たちの口座に振り込んだのではなく お金を1回下ろして、現金を義父母の通帳に預け替えていました。
つまり夫の通帳から義父母の口座に移した「銀行振り込み」という明確な「証拠」は残されていないということです。
夫が自分でお金を全額引き出して使ってしまった…といった形になっていたのです。
生命保険についても「真っ赤な嘘」が発覚しました。
保険金の受取人が法定相続人の私や子供でなく、義母自身になっていました。
義母は「万一のときに残された家族が路頭に迷わないようにしてあるから」…と言っていたにもかかわらず、それは嘘八百だったのです。
すべて自分の懐に入るように手配してありました。
しかもご丁寧にも その保険料は義母の通帳から支払われていました。
そのことから裁判所では

生命保険は義母のものである。
…と判断したのです。
さらに、夫が義父母に借金していたという「偽の借用書」まで出してきました。
もちろんこれは実態のないでたらめな物です。
別れた妻子にびた一文渡すつもりがないがゆえのでっち上げでしょう。
義実家は一家総ぐるみで私を騙し続け、離婚が成立する最後の最後まで 私は義実家の策略にハメられたままでした。
こういった経緯から、そこそこの年収も預貯金もあるはずの夫には「財産がない」と認定され、私への財産分与は一切ありませんでした。
しかし幸いなことに 子供たち全員の親権は私が取れそうだったので、お金は諦めてさっさと離婚することを選びました。
財産をもらえない離婚で子供たちには貧乏な生活をさせることになって申し訳なかったですが、あんな夫や義実家と縁を切れたことはスッキリで、そこに1ミリの後悔もありません。