マタハラ相談で退職せずに済んだ体験談!妊娠を否定するモラハラの話
20代女性 これは私が会社でプレ・マタニティ・ハラスメントにあったときのエピソードです。
新卒で入社した会社に働き始めてすぐの頃、私に婦人科系の病が発覚し、将来的に不妊治療をしなければならないことが分かりました。
今の夫と婚約している状態でしたから悩みました。
キャリアをとるべきか。病の治療を始める前に子供の授かるための不妊治療を優先するべきか。
マタハラ発言「お前は子供を産まなくていい」と一刀両断されて
今後の事について体調の報告もかねて上司に相談したところ、厄介ごとを持ち込んだと思われたのか、

お前は子供を産まなくていい。
…とストレートに突き放されてしまいました。
それを見た周りの同僚はパワハラを恐れて

へたに関わり合いになって、上司からの目を付けられたくない。
…と私を無視するようになりました。
それを知った別の部署の上司や同僚が この件を会社の産業医に相談することを勧めてくれました。
「妊娠・出産するな」はプレ・マタニティハラスメントである
産業医は女性のカウンセラーでした。
先日の一連の話を聞いてもらい、私の相談の仕方が悪かったのか?どこか失礼なかたちだったのか?を聞きました。
そしていちばん知りたかったことを、直球で尋ねました。

男性の上司に「妊娠・出産をするな」と言われるのは ハラスメントではないですか?
男女雇用機会均等法第9条では「婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの禁止」を定めている。しかし、現段階では妊娠前、たとえば妊活中や不妊治療中など子どもが欲しいと願っている時期は、法の対象外となっている。なので、未だに「妊娠順番制」なるものが存在してしまう。
このような妊娠する前からの嫌がらせや妊娠の妨げ行為は、“プレ・マタハラ”と呼ばれている。【プレ・マタハラの事例】●「5年は子供を作るな」と期間設定をされる ●内定式で「女性の皆さん、妊娠しないで下さい」と役員が釘をさす ●いつ終わるか分からない不妊治療の継続は迷惑
引用元:ヤフーニュース

心理カウンセリングによりマタハラ退職せずに済んだ理由
1回目 最初の産業医カウンセリングでは、まず上司からされた嫌なことの話を聞いてもらい、やはりそれはパワハラであることがわかりました。
さらに、身体を優先に負担の少ない部署への異動を人事と相談できることもわかりました。

問題解決をするためには 自分が辞めるしかないのかな。
…と思っていたところ違ったやり方で解決できることを教えてもらって助かりました。
2回目 次の回のカウンセリングでは、カウンセラーがその後の職場の状況を受けて 具体的な今後の方針についての話を聞いてもらいました。
カウンセリングを受けたことにより、今までのように全て周りと合わすだけでなく、上司に対して少しずつ自分の意思決定を出せるような行動を心がけることができるようになりました。
メリット 私はもともと周りと情報交換や雑談をあまりしてこなかったのもあり、周囲に相談する体制を作ってこなかったのですが、それではいけないと痛感したので 改めることにしました。
それ以降は相談しやすい環境づくりができたのも カウンセリングを受けることによって得られた大きな収穫でした。
この当時は新卒入社したばかりで社会人経験が浅く、何事も上司に言われるがままでした。
また「周りに合わせて同じようにしないといけない」という思い込みでもありましたが

それは日本人特有の同調圧力だ。
…とカウンセリングを通して気づきました。

ハラスメント問題を一人で抱え込んではダメ!!
…と、この出来事を友人や同僚と共有できたこともよかったと思います。