LGBTカミングアウトされた体験談!同性愛者の医師に告白された話

 

LGBTカミングアウトされた体験談!同性愛者の医師に告白された話

LBGTカミングアウト

40代女性 父の肝臓に病気が見つかり、大きな病院で治療していた頃のエピソードです。

そこで父はなぜか主治医(男性)と意気投合するようになり

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診察日ではない日曜日にも治療をしてくれる 熱心でいい先生なんだよ。

…と話していました。

そしてひと月後の5月に 父はその病院に入院することになりました。

私

一見元気そうなのに…入院するくらいだから 病状があまり思わしくないのかな?

…と私は思っていたのです。

家族も同様で、とにかく主治医からは病気の状態も治療方針も何ら報告がないことを 皆が少しいぶかしく思っていました。

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状況がわからないまま4か月の月日が過ぎて9月になっても 父は退院させてもらえませんでした。

母が主治医に現状をたずねても

奥さんにはがくがないから説明してもわかりません。そんな人に旦那さん(父)を任せられません。

…と信じられない失礼な事を言い放ち、全くとりつくしまもない感じでした。

そんなある日 私が父のお見舞いに行ったとき、すれ違った看護師からメモを無言で渡されました。

私

え!?なに?

…と思って見てみると 一言だけ

転院したほうがいいですよ。

…と書かれています。

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すぐに振り返ってメモを渡してくれた看護師を探してみたのですが 一瞬の事だったのでどの方なのか顔まではわかりません。

それどころか メモの内容もその意図もわかりません。

私

何これ?どういう意味だろう?

…と不安に思い、父に

私

看護師さんから「転院した方がいいよ」っていうメモをもらったのだけれど。

…と言ってみたのですが、当の本人は

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そんなのたちの悪いいたずらだろう。

…と全く取り合いませんでした。

本人に転院する意思が全くないので、父からは退院の意向もセカンドオピニオンも許してもらえない状態がその後も続きました。

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父の友人に父のことを相談したところ、転院について彼らが動いてくれることになりました。

主治医による母に対する侮辱ともとれる言葉や 診療方針の説明もなしにあまりにも長期間引っ張り続ける入院生活を

そりゃあ、いくらなんでもおかしいだろ!?そのままその病院に任せておいて大丈夫なのか?

…といぶかしく思ったのです。

そして父の友人が伝手を利用して病院の上層部に掛け合ってくれたところ、主治医と病院側の関係者、私たち家族、そして父の友人たちで集まって話し合いの場が持たれることになりました。

話し合いの場では 父の病状に関しての詳細や どうしてこんなにも長期間退院させてもらえないのか?などを質問したのです。

すると主治医の口から驚くべき言葉が発せられて、一同がその場で凍り付きました。

私は〇〇さん(私の父)を愛しているんだ!奥さんよりも愛している!だから家に帰したくないんだ!

何の前触れもなく突然のカミングアウトされたことに その場にいた全員がフリーズ状態でした。

そしてお互いの顔を まるで信じられないものを見るかのような目で探り合うように見合わせていたところ、いたたまれなくなったような様子の病院側の関係者がひと言、

カウンセラー

あの… こちらで医師と一旦話し合いをしますので、皆さん今日はお帰りいただけますか。今後の詳細については、後日連絡させていただきますので、今日のところはどうか…

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父はその数日後に退院することになり、父の友人の勧めで別の病院に通院して治療を続けることになりました。

するとその後、実家にあの主治医から

今日は〇〇さん(父)の診察の日なのに、どうしてこないんだ!?

…といった恫喝まがいの電話がかかってきたそうです。

ここまでくるとストーカー行為も同然です。

さらに、入院時の連絡先にと病院に伝えていた私の携帯電話には

君のお父さん包茎だったんだよ。だから私が手術の手続きをしてあげてね…

…などと気持ちの悪い電話がかかってきて 元主治医の無神経さと異常さには心底驚かされました。

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それらのことをすべて含めた苦情を病院に訴えたところ、結局その医師はその病院をクビになったそうです。

それ以来、一度もその医師からの電話はかかってこなくなりました。

メモを渡してくれた看護師はその事を知っていて「早く転院した方がいい!」と教えてくれたわけですが、

私

やっぱり立場上 本当のことを詳しく話せなかったのかな。

…と当時を思い返しました。

しかし退院させない理由が「父に惚れていて家に帰したくなかったから」だったなんて…

そしてそれを突然カミングアウトされるなんて家族にとってはそれこそ「青天の霹靂へきれき」 想像もしなかった驚きの出来事でした。