境界性パーソナリティ障害からは逃げる!関わらないと考えた体験
30代男性 これは私が ある友人からSNS投稿に対する異常なまでの誹謗中傷を受けた話ときのです。
サイコパス的な友人Aは、以前友人Bの言動にも『自分が傷ついた』と言って、Bの個人名を出さないものの、SNSで誹謗中傷ので投稿を繰り返していました。
それを見た私は「人を見下すのって美しくないなあ」と投稿したところ、Aは私に向かって

それは俺のことだろう!
…と激怒し、私も誹謗中傷の対象となりました。
境界性パーソナリティ障害の見捨てられ不安と試し行動に付き合いきれない
そんなことがあって 私はもうAの投稿が見たくないのでブロックしました。
すると今度はAからの抗議の電話が鳴り止まなくなったので その件に関して一度話し合いをしました。
そのときにはAから謝罪があったので一度は和解したのです。
しかししばらくするとまた同じことが再発し、私に対する誹謗中傷の投稿内容をLINEで送って来たり、昼夜問わず激怒した電話がかかってくるようになりました。
当人は

やられたことに対しては徹底的にやり返す!
…と言っており、こちらは「一般論としての感想を投稿しただけ」と言っても

そんな女々しい言い訳するな!またその屁理屈で逃げるのか。
…などと聞く耳を持ちません。
いよいよこちらも怒鳴られるのに腹を立てて

じゃあ今からケリつけるか?こっちから行くか?それとも来るか?
…と逆ギレしてやるとひるんで一時的におとなしくなります。
そのくせ誹謗中傷はやめないのです。
SNSの投稿内容について Aはこちらの過去数年分の内容にわたってチェックしているほどの粘着質な性格で、数年前の投稿内容について責め立てられることもしばしばありました。
Aは情緒が安定しておらず、良心が欠如しているため 人を攻撃することを何とも思わず、自分に対しての些細な言動は常識では考えられない執拗さで攻撃してきます。
そしてその攻撃性が尋常ではありません。
一方で好意を寄せて来る時は気持ち悪いほどにベタ褒めしてきて こちらにべったり寄り添ってきます。
正直気持ち悪いレベルです。
…にもかかわらず気に入らないことがあると激しい誹謗中傷を繰り返すのです。
おそらくAは境界性パーソナリティ障害です。
境界性パーソナリティ障害特有の見捨てられ不安と試し行動は、一般人にはとても付き合いきれるレベルではありません。
もう関わらない!縁を切り逃げるが勝ち!とても付き合いきれる相手ではない
本人はやられたことに対してやり返した…つもりらしいですが 客観視しても常識を逸脱している行為であることは間違いありません。
はっきり言って、あれはサイコパスと呼べるレベルです。
トラブルに対して一つ一つ話し合って解決してもすぐに別の件で誹謗中傷が始まるので ずっといたちごっこです。
もう決着をつけるのすら馬鹿らしいです。関わること自体が不毛… 他人ですしね。
Aは普段は普通の人に見えるものの、相手が誹謗中傷の対象となった場合、それ以降ずっと継続してその対象に対してはひどい誹謗中傷を繰り返す癖があります。
そのせいで昔からの友人は彼からどんどん離れて行っていると噂で聞いています。
私はLINEや電話を含め、一切のAの連絡先を遮断して完全に縁を切りました。
これが最善だと考えています。
ものすごく不安定な人~境界性パーソナリティ障害について
日本の精神科医が「人格障害」という診断名を使うのは「境界性人格障害」がいちばん多く、「境界」とは精神病と神経症の境目をさしています。
境界性パーソナリティ障害~心にぽっかり穴があいた空虚な人
境界性パーソナリティ障害は「ものすごく不安定な人」と言われます。
人間関係、感情、ものの見方、行動などのあらゆる面において全く落ち着かない人、安定しない人です。
すごく繊細だったり、衝動的だったり、過敏だったり。
特に人間関係に対して神経過敏で、しょっちゅう付き合う人をとっかえひっかえする傾向があります。
どういう育ち方をすると境界性パーソナリティ障害になるのかという研究が多く出ていますが、育てられる中である種の「空虚さ」を抱えてしまう問題があると指摘されています。
空っぽを満たそうとしてジタバタするも満たされることはなく、あちこちぶつかりながら理想を追い求めても手に入った理想は幻に過ぎず、結局空虚さを満たすことができず、不安定なままです。
たとえば赤ん坊は、3歳くらいになるとお母さんからいったん離れて外の世界を探索し始める。そのあとで、もう一回お母さんに近づこうとする時期があるといわれているんだ。この再度接近する時期に、お母さんが子どもの気持ちをうまく受けとめて上げられないと、その子は親から見捨てられたと思いこんでしまう。このつらい経験が、子どもの心にぽっかり空いた穴みたいな「空虚さ」をずっと残してしまうというんだね。
まあ、これは一種の「3歳児神話」みたいなもので、ぜんぶ鵜のみにはできないけれども、一応そういうモデルを使って説明されるくらい、この境界性人格障害の人の空虚さというのはとても重要な問題だってことだね。まずこの「空虚さ」というキーワードを押さえておいてほしい。
引用元:世界一やさしい精神科の本■3歳児神話…3歳までの子育てで将来がすべて決定する、といった考え方。医学的根拠はない。
白か黒か…敵か味方かの世界観
境界性パーソナリティ障害の人は空虚さを埋めるために人間関係を求める傾向があります。
だから安定しないのが当たり前で、相手が自分のニーズを満たしてくれないとわかるとあっさりその人を見放して次の人に走る、ということを繰り返します。
意外と簡単に相手とべったり密着した関係を作りやすく、知り合ったばかりの時には相手を100%肯定して依存しきった関係になりますが、そんな理想の相手などどこにもいません。
相手が自分の期待をどこかで裏切ってしまうとそのちょっとした裏切りが許せないため、次は100%の否定や攻撃に走ります。
この白から黒への逆転が、境界性人格障害の人のもうひとつの特徴で、人間関係に100%の満足を求めるがゆえに白か黒か、敵か味方かの判定の中でしか生きられません。
境界性パーソナリティ障害の相手とうまく付き合うコツ
最も悪いのは本人の行動に振り回されてしまうことである。境界性パーソナリティ障害の人に接する場合によくあるのは、熱心に支えようとすればするほどどんどん要求がエスカレートし、本人の気分や反応に振り回されてしまうということだ。本人に気に入られようとすると、余計泥沼に入りやすい。
本人の気分や期待に巻き込まれずに、冷静なスタンスでいつも同じ方向を示す道しるべとなる関わり方が大切だ。本人がやるべきことを肩代わりしたり、無理な犠牲を払ったりすることは本人のためにもならず、後で行き詰まる原因になるので「ここまでが限界」というラインを設定しよう。
このタイプの人では、冗談のつもりで言ったことが 大変なトラブルの種になる事があるので、言葉遣いに気を付ける必要がある。
引用元:働く人のための精神医学


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