境界性人格障害の治し方はカウンセリング主体!自力で治すのは困難!
30代女性 私の抱える心の闇は数え上げたら際限なく出てきます。
人間関係が続かない。
自分は無価値な人間。誰からも必要とされていないと思う。
無意識のうちに皮膚を血が出るほどかきむしる自傷行為。
誰かに依存したいと思ってしまう。見捨てられ不安がある。
嫌われている・見捨てられる思い込みがある。
自分に自信がない。
アルコールに依存する。
過食と拒食を繰り返す。摂食障害。
いつも心が落ち着かないのに心の中が空虚。自己不全感。
私は昔から周囲から悪口を言われたりいじめられることが多く、このように心の闇が多いのは「他人を信用したら痛い目を見る」と認識して生きていたことがベースにあると思います。
そのため、「他人を信用しない」認識でいる方が余計な期待をしないで済む、余計に傷つくことがないと無意識のうちに感じていたのかもしれません。
それなのに依存や見捨てられ不安が強いことは矛盾していますが、そういう衝動をどうにもできません。
社会人になり 慣れない環境とストレスにより さらに不眠症や適応障害のような症状も出てきました。
私は現在メンタルクリニックで、投薬治療を受けています。何度か薬剤の変更はあったものの、現在は抗うつ薬のSSRIと睡眠導入剤を処方してもらっています。
主治医との対話や相談に乗ってもらうことがありますが、それとは別の心理カウンセリングは受けていません。薬物療法のみ、精神療法は受けません。

精神的な心の闇はそういう考え方をする方が楽だから…という理由で抱えているものだ。
…と決めつけて、ある意味開き直っているため、自力で闇を解消するつもりも 自分の考え方を変えようという気持ちもありません。身もふたもない話ですが。
傷付かず、安心できるような状況に持っていくことがいちばんいいのですが、対人関係が長続きしないので、なかなかうまくいきません。
心の闇には人間関係が原因となるものが多いので、それを解消しようとすると相手を困らせたり 試し行動をとってしまうことがあり、それで逆に後悔することも多いですが、自分ではどうしようもできません。
境界性パーソナリティ障害の治療はカウンセリング!薬では治らない…
境界性パーソナリティ障害は見捨てられることへの過敏さと強い自己否定、自分を損なう行為や自殺企画を繰り返すことを特徴とするタイプである。リストカットなどの自傷行為や睡眠薬などの乱用を繰り返すケースの大部分は境界性パーソナリティ障害と考えられる。直接・間接の様々な仕方で自分を損なう行為を繰り返し、時にはしっかりした家庭のお嬢さんが万引きをしたり、売春をしたりすることも珍しくない。
距離を置いた関係の時は気配りの利いた好感のもてる人物と見えることが多い。しかし親密になり始めると、急に不安定な面を見せてくる。親しくなると見捨てられるという不安が逆に強くなってしまうためである。
引用元:働く人のための精神医学
ほとんどの精神科医は「人格障害」であることを本人にも家族にも告知することはないと思います。私自身「あなたは境界性人格障害です」と言うことはあまりありません。そういう場合「あなたの対人関係はいつも激しく乱れています。それはあなた自身も気づいていると思いますが、それがあなたの病気かもしれない」と話します。家族に対しても同様の説明を行います。
ただ例外的に「人格障害」であることを説明するケースもあります。これは私と患者さんの関係が安定していて、私との共同作業で治してゆくという合意が得られ、さらに「人格障害」を受け入れるだけの余裕が本人にある場合に限ってです。もちろんこの時にはかなり詳しく、治療可能性を含めて説明を行います。
引用元:人格障害かもしれない
境界性人格障害、自己愛性人格障害、演技性人格障害の治療の主体はカウンセリングであり、長期にわたる精神療法や心理療法を要します。したがって薬はあくまでも対症療法的であり、不安・焦燥に対して抗不安薬、落ち込み・悲哀に対して抗うつ薬を投与します。
引用元:人格障害かもしれない