強迫性障害体験談!とらわれと確認行為を少しずつ克服した話

 

強迫性障害体験談!とらわれと確認行為を少しずつ克服した話

強迫症体験談

30代女性 私の心の闇(病み)は強迫性障害を抱えていることです。

思えば幼少期から「●●しないと悪いことが起きるんじゃかないか」と勝手に思い込む癖があり、でもそれはずっと「こう考えることが自分の性格なんだ」と思っていました。

小学校の頃は授業で【阪神淡路大震災】をテーマにしたアニメ作品を見る機会がありました。

その内容があまりにも衝撃的で、怖くいてもたってもいられず、寝る前に家の神棚に向かって「地震が起きませんように」「家が壊れませんように」など10分ほどお祈りするようになりました。

それから「私が神様にお祈りしてるから地震が起きない」と勝手に思い込むようになり、今考えるとあれが強迫症の始まりだったようにも思います。

強迫症体験談

結婚をしてからは家族の預金通帳やキャッシュカードが全て揃っているか確認をやめられなくなった時に

私

ちょっとおかしいな…。ここまで気に病むのは心の病気なのかも?

…と思ったのが メンタルクリニック受診のきっかけでした。

その前から、自分は外出する際に火の元の確認や鍵の確認を徹底する方だと気がついてはいたのです。

しかし通帳・キャッシュカードの確認は最低でも3回は確認しないと落ち着かなくなっており、「寝る前の儀式」と化していたのです。

強迫症体験談

メンタルクリニックでは医師に具体的に何に対して困っているのかを話し、カウンセリングでは自信を身につける方法を教えてもらいました。

強迫性障害は他の人に指摘されるまで自分の異常さに気づかない心の病です。

強迫性障害にはさまざまな「とらわれ」がありますが 私は「確認行為」がひどいのです。

家を出る前に火の元の確認やコンセントの抜き忘れがないか等の確認で 家を出るまで10分以上かかります。

家を出て車に乗ってからは鍵のかけ忘れがないか、何度も確認しているはずなのに、出発させてからまた家に戻って確認して、何度も会社を遅刻しそうになったことがあります。

そんな私は医師から

確認時間を1秒でもいいから日々減らして行きましょう。

…と言われました。

強迫症体験談

具体的にやったことは毎日の確認に費やす時間を自分で測り、前日よりも短く出来るように努めること。

そして次のカウンセリングまでに日々の時間をまとめて報告すること。

これを始める前はかなり大変そうに思えて少しうんざりしていたのですが、いざやってみると 確認時間がどんどん減って行くことが確認でき、それがうれしいだけでなく、「できた!」という自信にもつながっていきました。

また、どうしても出先で確認したいことがあった場合、たとえば火の元の確認したらその場所を写真で撮っておき、不安になったら写真を見て確認する…という方法を教わりました。

その方法のおかげで、今は確認時間を5分短縮でき、時間にゆとりを持って行動することができるようになりました。

強迫症体験談

また確認行動とは違いますが、私は「全般性不安障害」の診断はされていませんが、「自分が病気になるのではないか」という不安に襲われることがあります。

少し体に不調があっただけで「倒れてしまうのではないか」と不安になり、いてもたってもいられなくなるのです。

そんな時に医師にその都度不調の場所を聞いて医学的な面でアドバイスをもらうことで、病気に対してそこまで恐怖心がなくなっていきました。

どんなことにでも理由がある。だからそこまで恐れる必要はない。

…と言われたその言葉がお守りになっています。

【強迫性障害の種類】強迫症(OCD)の相談おすすめサービス