強迫性障害と過食症の体験談!ダイエットの強迫観念をおさめた話
20代女性 これは2021年10月頃から 私が食べることをやめられなくなって太り、痩せるために運動しなきゃいけない!という強迫観念にかられるようになった話です。
資格試験の勉強とコロナ禍による在宅勤務が重なり、家にいる時間が増えたことで、ついつい作業の合間に何かを口に入れるようになりました。
それがだんだん「何か食べていないと落ち着かない」になり、2か月で数キロ太ってしまいました。
すると今度は「痩せたい」という気持ちに駆られるようになり

食べてばかりでじっとしてるから太るんだ。外に出て運動しなければ。
家の中でしなければいけないことがあるのに 毎日外に出てあてもなく歩き回るようになりました。
このままでは勉強も仕事も集中できない!と思い、心療内科を受診しました。
ダイエット強迫観念とむちゃ食いの治療でメンタルクリニックを受診
ネットの口コミなどを調べてメンタルクリニックを受診しました。
クリニックの院長は初診からとても丁寧に話を聞いてくれました。
「なぜ食べてしまうのか?なぜじっとしていられないのか?」を一緒に考える中で、簡単な会話の最中に これまであまり人には言われたことがなかったけれど、

あなたはあまり他人に興味ないよね。
…という核心を突くことを言われたことに驚き、プロの鑑識眼は鋭いなと思いました。
私は ■むちゃ食い障害(過食性障害) ■強迫性障害、■軽度の抑うつ状態…と診断され、抗うつ薬で食欲を抑える効果もある薬を処方してもらいました。
薬物治療が始まってからは、受診前のような「何かを口に入れていないと落ち着かない」「少し作業してすぐまた冷蔵庫を開けてしまう」といったことは確実に減ってきています。
このまま食べることを考えないで 仕事や勉強に集中できるようになればいいなと思います。
また、強迫性障害の原因にもなった「痩せたい」願望にも目を向け、脂肪を減らす効果がある漢方薬もあわせて処方していただいています。
こちらは朝昼晩の食前に1包ずつ、2週間分で880円程度なので、ドラッグストアのダイエットコーナーなどで購入するよりも安く手に入れられて助かっています。
過食症に認知行動療法をプラス!食べたいことを我慢しない
通院は2週間に1回で、いつも多くの患者さんがいるクリニックなのですが、毎回しっかり時間をとって話を聞いてくださるほか、寒い日の体調や交通機関の心配、年末年始の帰省はどうだったかなど、日常会話を挟んで緊張を和らげてくれるやさしい先生なので、受診が楽しみとまではいきませんが苦痛を感じません。
また、最近は認知行動療法を取り入れ、食べたいことを我慢するのではなく

「食べてもいいものを食べる」というふうに発想の転換をしましょう。
…と提案してもらいました。
先生の提案ではソイジョイなどの太りにくい(低糖質)ものということでしたが、私は日ごろから食べるもののカロリーを計算していて なかなか気になってしまうので、代わりにカロリーの低いこんにゃくゼリーや小魚チップスなど、いろいろ試してみているところです。
受診からそろそろ3か月がたちます。心の病気は長期戦になりがちだと聞いていますが、少しずつでもいいから軽減していって、夏ごろには間食をしなくても、無理に外に出なくても心が苦しくならないように戻れたらいいなと思っています。