虚言癖かパーソナリティ障害か結婚詐欺か?平気で嘘をつく元カノの話
30代男性 これは昨年2か月ほど付き合っていた私の彼女が 日常的に嘘をつくサイコパスだとわかったときのエピソードです。
当時付き合っていた彼女(30代前半)と知り合ったきっかけは友人の紹介でした。見た目とても綺麗でオシャレ、人当たりも良さそうな美人なので、私はすぐに恋に落ちたのですが、それと同時に、

どうしてこの年齢まで結婚してないんだろう?こんな素敵な人なのに!?
…という疑問も頭を過りました。
とはいえ一緒にいる時間は楽しくて、こちらの仕事の愚痴や人間関係の悩みも丁寧に聞いてくれて、共に時間を過ごす居心地の良さも感じていました。
その後に交際を申し込んで正式に付き合うことになったのですが、その際に彼女からこんなことを言われました。

私、出身は福岡って言ったけど、本当は鳥取なの。
正直、出身地なんてどうでも良かったのですが
…と思いつつも、そこに何か奇妙な引っ掛かりを感じた私は 彼女にたずねました。

ほかには嘘をついてないよね?

ないよ。
彼女はそうはっきりと言い切ったので、ちょっと釈然としない部分はあったものの その場では納得しました。
ところがその数週間後に 彼女が現在住んでいる場所が話に聞いていた場所と違う場所であることが判明しました。それが分かったのは彼女の免許証を偶然にも見てしまったからです。
さらに、年齢も聞いていたのとは違っていました。さすがにこれはおかしいと思い、

これはどういうこと?
…と疑問点を問い詰めると 彼女は完全に開き直った様子でこう言いました。

どうでも良くない?そんなこと。
「どうでもいいでしょ」で済まされてしまったので それ以上の事情を聞くことはできず、妙な気分に苛まれながらも それ以降もしばらく彼女と付き合ってはいました。
しかし彼女が日常的に平然と嘘をつくことを知ったことで自分の心の中に不信感が生まれ、その溝は徐々に深くなっていきました。
「そこ、ウソつく必要なくない?」というところでどうでもいいウソをつく。それがバレると開き直る。
この繰り返しが何度もあり、私の彼女に対する好意は急速に冷めていきました。
やがて彼女に借金があることも判明しました。どういった類の借金かわかりませんが、彼女が「大きな」借金を抱えていることを告白したのです。
彼女は具体的なことは何も言わず「大きな」としか言いません。いつ どんな理由で いくらの借金なのか?…それをたずねたところで 彼女が本当のことを言うとは思えません。
もしもこの借金が彼女の虚言癖から生じたものだとしたら…関わり合いになる事に正直危険を感じるな。自分が肩代わりさせられるなんてことはないだろうけど・・・いやいや…そうじゃなくて…。もしかしたら「借金がある」という話自体が嘘なのでは?
その時にふと「詐欺」「詐取」「結婚詐欺」・・・などの言葉が頭をかすめました。
…と思った私は こちらから彼女に別れを切り出しました。
別れる理由を問いただしてきた彼女に

嘘ばかりつかれることに疲れたんだ。これでは何を信じていいかわからない。
…と答えると 彼女は自分の非を棚に上げ、ひとことの謝罪もなく逆上して、私に食ってかかってきました。

この程度のウソで気持ちが冷めるってことは 元々私のこと好きじゃなかったってことだよね?それってひどくない?
この横柄な態度で完全に吹っ切れた私は 以降彼女との連絡を一切取らなくなりました。
「この程度の嘘」…現状では確かに実害はない「小さな嘘」だが 彼女の辞書に「信用」「信頼」という文字はない。そういう感覚からして やはり彼女は普通ではない。確実に狂っている。
これは「恋」だ「愛」だという話ではなくて、人間性とか人格が問われるレベルの問題ではないか。
サイコパスは下手に関わるとこちらが大やけどさせられるのは間違いない。もしも彼女の借金の話も嘘八百だったとしたら、次は金の無心をしてくる可能性も考えられる…。
数か月後、彼女のLINEのアイコンが変更されているのを見かけました。新しい彼氏と思しき男性と仲睦まじいツーショット姿が映っていましたが、

この男性もきっとウソつかれてるんだろうな。
…と感じました。
自分を良く見せたいためにつくかわいいウソならまだしも、どうでもいいこともウソをつく。日常的にウソをつきまくり、それに対して微塵も「悪いことをした」という気持ちさえ持ち合わせない。
その嘘の中に悪意を含んだ他意があろうがなかろうが「虚言癖」と呼ぶに値する言動は 精神的に尋常ではありません。
平気で人に嘘をつく彼女のような人間は「サイコパス」「ソシオパス」と呼ばれてもしかたがないでしょう。
こんなことがあった私は今もまだ少し人間不信気味ですが、彼女の異常性に早く気づいて関わらなくなったことは大正解だったと思っています。
自己愛性パーソナリティ障害~自分を中心に世界が回っている人
自己愛性の人は自分のことを特別だと考えていて、自分の利益のためなら他人を搾取し犠牲にすることにも全く心が痛まない。このタイプの人にとって「世界は自分のために存在している」のである。賞賛されることは大好きだが、少しでも批判されると激しい怒りを覚える。
自己愛性の人は他人を利用することを当たり前だと思っている。献身的に尽くしてもあまり感謝を覚えることもなく、逆に些細なミスやうまくいかないことがあると、自分に原因があっても周囲に責任転嫁し攻撃してくる。
自己愛性の人は親であろうが子であろうが、平気で相手を切り捨てるような骨肉の争いをしばしば演じる。膨らんだ自己愛の前では親も子もないのである。ましてや赤の他人など、目障りだと思われたら最後である。
引用元:働く人のための精神医学
演技性パーソナリティ障害~芝居がかった行動をする人
演技性パーソナリティ障害は注目や関心に対する飽くなき欲求と、身体的な自己顕示を特徴とするタイプで、過剰なパフォーマンスや外見的な魅力によって、人々の注意を惹きつけようとする。ときには嘘やでっち上げによって注目をひいたり、同情を得ようとする。
内面的なことよりも外面的なことに関心があり、肉体的な魅力やセックスアピールを強調しようとする。こうした傾向は外面的な魅力を重要視する養育者の態度や価値観の影響も大きいとされる。また親の性的な側面を意識させられるような環境で育ったり、性的虐待を受けることも一因となる。
つまり外見的・性的魅力が過大な存在感を持ち、自分のアイデンティティを乗っ取ってしまっている。その奥底には、周囲に息を呑ませるような外面的な魅力によってしか、自分の存在価値を認めてもらえないという内面の空虚感がある。
演技性パーソナリティ障害の注目や関心への欲求は、常識では考えられないほど強く切実であるため、自分を貶めてしまうことや、社会規範に反することをしてでも注目を得ようとする。
引用元:働く人のための精神医学
【パーソナリティ障害】性格が悪いのではない!改善も可能な心の疾患
人にはみな、パーソナリティ(性格)があり、人によっては真面目な人、おおざっぱな人、目立ちたがりな人、など様々です。誰しもが良い面と悪い面を持っていますが、自分自身が苦しくなく、周りにも被害がない範囲でなければ、どんな性格であったとしても問題はありません。しかし考え方や感情のバランスが極端に偏り、本人が苦しんでいたり、周りの人が被害を受けていたり、対人関係に問題がある場合、パーソナリティ障害(人格障害)と診断されることがあります。パーソナリティ障害という名前から、パーソナリティに問題があったり、性格が悪い、と混同される方もいますが、決してそういったことはありませんし、改善していくことも十分に可能です。
このパーソナリティ障害は9つのタイプがありますが、共通している症状としては、物事の認知のしかたが極端に偏っている、感情のコントロールが苦手、対人関係を築くのが苦手で社会生活が築けない、ということが挙げられます。また、うつ病や不安障害、統合失調症、摂食障害、アルコール依存症などを合併してしまことも多く、これらの病気にパーソナリティ障害が隠れている場合も多いです。
パーソナリティ障害とうまく付き合う方法が知りたい パーソナリティ障害で自分も周りも苦しく、なんとかしたい …このようなことでお悩みではないですか。
パーソナリティ障害は、本人が苦しいだけでなく、周りに被害を与えていることがさらに精神的苦痛になり、1人で抱え込んでしまうケースも多いです。家族や友人にも理解してもらえないことがあり、さらに1人で悩んでしまうこともあります。なかなか周りには相談できない、理解してもらえず苦しい、そんな方はぜひ、うららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
引用元:うららか相談室