子育てカウンセリング体験談!イヤイヤ期の「疲れた」を乗り越えた話
30代女性 私は機能不全家族に育ったためか、イヤイヤ期の子供との接し方にてこずり、悩んでいる時期がありました。子供は3歳で、言葉も発するし大暴れもしてイライラするし、それにどう対応すればよいか自分でも答えが見つからなかったのです。
思い余ってプロに聞いてみよう!と思い、行政の子育て相談窓口にも行ってみましたが、

そういう時期だから仕方ないですね。
…とひとことで片付けられて、答えが見つからずモヤモヤしたまま 相談が終了しました。

確かに「そういう時期」かもしれないけど、もう少し具体的なアドバイスがあってもいいんじゃないの?行政の無料相談なんてしょせんはお役所仕事だから、こんな対応しかしないのかな…。
その後も現実的な対処法や自分の心の持ちようが分からずに悩んでいて、思い切ってそのことを夫に相談したところ

ここはプロの意見を聞いて参考にしてみないか?
…と言われ、精神科の心理カウンセリングを利用することに決めました。
県内でも有名な精神科のカウンセリングルームを電話予約し、2週間後に予約が取れました。
本当はもっと早くカウンセリングを受けたかったのですが、人気がある臨床心理士のカウンセラーを希望したため 2週間待つことになったのです。
カウンセリングを待つ2週間の間、私はカウンセラーに聞きたいことをメモしておきました。
予約当日、カウンセリングは個室で、ソファーに座り、臨床心理士と私は、はす向かい同士に座りました。予約した人気カウンセラーは私より年下と思われる30代らしき女性の臨床心理士でした。

どんなことがありましたか。

育児と仕事の両立で毎日忙しく、仕事を続けるかどうかで悩んでいます。
カウンセラーと話を進めていく中で 子供のイヤイヤ期で悩んでいる以外にも自分の中で鬱屈としている事柄が多く浮かび上がってきたことに 私は自分でもびっくりしました。最初に口を突いて出たのが 仕事のことだったのです。
そしてすべて話したいことを話し終わってからようやく

子供のイヤイヤ期対応に疲弊する毎日がつらいんです。
…と本題の悩みを打ち明けました。

それは大変ですよ。子供はまだ社会性を身に着ける前の段階で、脳も発達途中です。そんな子供を相手に大人が平静でいられるわけがありませんよね。
…と言われたことにより 頭ではわかっているような気がしているだけで本当はわかっていなかった「自分だけではない」が腑に落ちる思いがしました。

イヤイヤ期の流し方は、子供が「イヤ」と言ったら「ああそう。嫌なのね、イヤだよね」と右から左に流してください。
しかもそれは必ず声に出して、自分に言い聞かせるのだそうです。

「ママは神様ではない」と子供に知らせても良いです。ママも泣くし 落ち込むし 失敗もすると分からせても良い年齢になったということですよ。
それを聞いて、これまでの私は「母親はこうであれ」と思い込んでいたことにハッとしました。「そうでなくてもいいのだ!」と分かり、心の荷が下りたような気持ちになりました。
カウンセリングで「こうでなくては」という考えを捨てても良いと知り、清々しい気持ちになりましたし、たくさんの気づきをもらえたことで、子育ての負担が軽くなったような気さえしたのです。
それ以降の私が子育てについてあまり思い悩むことがなくなったこと、このときの子供のイヤイヤ期を乗り越えられたことは このカウンセラーの助言のおかげだと、今でも感謝しています。