心理カウンセリング相談で心の風邪をこじらせないようにした体験談
30代女性 私がカウンセリングに通うようになった事のはじまりは睡眠障害が起きたことです。
親も長年不眠症で悩んでいましたので「遺伝かな」と楽観的にとらえていましたが、睡眠不足と小学入学前の子供の育児が重なり、段々と精神的にも辛くなってきました。
友人のアドバイス「心理カウンセリングは心の風邪を治してくれる場所」
そんな時、いつも快活で前向きな人にしか見えない友人が

実は私、心理カウンセリングを受けているんだ。
…と打ち明けてくれました。
カウンセリングというと病的なイメージを持っていた私にとって それは一種の衝撃発言でした。
顔に大きなビックリマーク(!)を出している私を見た友人は

カウンセリングって、あなたがイメージしているような所ではないよ。心の風邪を治してくれるような感じで、身近で誰でも行ける所だから。
そこで私はすかさず自分の「睡眠障害からくる精神不安定」な状況を友人に話し、友人のアドバイスに従って自分もカウンセリングに通うことを決めました。
私の場合はすでにメンタルに病の症状が現れていたため、民間の心理カウンセリングルームではなく、まずは心療内科を受診して そこに併設されているカウンセリングルームに通いました。
心理カウンセリングルームでのカウンセリングの流れ
心療内科の初診では 心理テストや服用している薬があるかなどの問診が15分ほどあり、それから臨床心理士のカウンセラーとの診断がありました。
カウンセリングルームでは

個人情報は話したくなければ一切話さなくてもいい。
…とのことでした。
もちろんカウンセラーには守秘義務がありますから、ここで知り得た情報が外部に漏れるということも一切ありません。
私はカウンセリングというのは 生い立ちから今の現状、家族のこと、仕事のことなどを根掘り葉掘り全てを聞かれる・話さなければいけないものだとばかり思い込んでいたので、これには少し驚きました。
カウンセリング初日も連日眠れず精神的にも絶不調だったため、私から積極的に話すことはほとんどありませんでした。
それでもカウンセラーは私の話すペースに最後まで合わせてくれて、リラックスできる雰囲気を終始キープしていました。
質問のとっかかりも「何を食べている時、美味しいなと思ったり ホッとしたりしますか」「どの季節が好きですか」など たわいもない内容ばかりでした。
そして次のカウンセリングの予約についても「あなたのペースで進めていいですよ」と言ってから「提案までに…」とどのくらいのペースが理想的なのかや通う回数などを教えてもらいました。
そこに押しつけがましさはなく、常に主導権が私にあるようにしていただき、悩みに対するアドバイスや提案もソフトで無理がないもの。
私自身の自己肯定感が下がることは一切なく、話しているうちに心がどんどん軽くなっていくのがわかりました。

精神的に不安定な根源はあくまでも睡眠障害であって あなた自身にはありません。薬に頼っていいし、薬を上手に利用する事は何も悪いことではないですよ。
…などのアドバイスもあり、私のネガティブな思考パターンも少しずつ改善されました。
初診カウンセリングから早5年が経ちますが、今でも不定期ですが年に数回、そのカウンセリングルームに通っています。
そのおかげでメンタルの平安を保てるようになり、生きづらさが軽減したことは確かです。