毒親共依存の体験談!パラサイトシングルだけど毒親介護を拒絶する話

毒親共依存の体験談!パラサイトシングルだけど毒親介護を拒絶する話

毒親共依存

30代女性 私の場合は両親とも毒親でしたが、どちらかというと母親(67歳)の方が嫌いです。

母は過干渉で子供の気持ちより自分の感情が大切な人。

暴力的な父親から離れられず、その悪口を子供に言ってストレスを解消するような人でした。

31歳で初めて母親に反抗して「毒親」だと認識した

毒親共依存

私が母親を毒親だと認識するようになったのは、31歳の時に人生で初めて親に反抗したことがきっかけです。

それまでは自分の感情を常に抑圧し、すべて見て見ぬ振りしていたため、親との関係に違和感を感じていたものの「毒親」とまでは思っていませんでした。

実際は、どこかで自分の親を毒親だと認めたくなかっただけかもしれません。

言い争いをする中で ひしひとと母親の毒親感を体感した時、今まで自分は現実から目を背け続けていたことに気づきました。

■体の弱い私のことを心配するふりをして、母親の思い通りに動かされてきたこと。

■母親が気に入らないことは 私がどんなにやりたくても認めてもらえなかったため、すぐに諦める癖がついてしまったこと。

■自分で選択する能力を根こそぎ奪われてきたこと。

毒親の影響が大きく作用して人生全般で生きづらかったことを 30歳を過ぎてからはっきりと理解しました。

毒親育ちのせいで人間性が「回避型」になった

毒親共依存

暴力的な父親と感情的な母親に挟まれて、常に親の機嫌が優先される環境で育ったことで、私は自分の感情や存在自体に価値がないと感じるようになってしまいました。

自己肯定感、自己有用感がまるで持てないまま成長し、他人の顔色を窺い続ける付き合いしかできないのはつらいです。

どんなに嫌だ!と思っていても平気なふりして現実と向き合わない。

自分で選択できないことを当然だと思い、なんでも他人任せにする私。

それにより自分で選んだ納得感や、経験に対する自信も付かず、生きている実感もありませんでした。

人間関係においては 自分が我慢することが当たり前。

問題を抱えているのにそこからは目をそらし続けて、実際の自分は「汚い」と感じる・・・そしてそれを誰かに知られたり見抜かれることを恐れて 人とは回避的な付き合いをしてきました。

私はパラサイトシングルだけど毒親介護は絶対やらないと決めている

毒親共依存

31歳にして初めて親と対決したときに、私ははじめて心が軽くなる体験をしました。

過去から今に至るまでの自分が感じてきたことを 泣きながら吐き出したことで、自分の気持ちの自覚が進み、以前ほど我慢せずに 親に対して言いたいことを言えるようになりました。

嫌なことは嫌とキッパリ言えるようになったため、以前よりも少し親との付き合いが楽になったと感じています。

正直言うと両親ともに大嫌いなので 積極的に関わりたいとは思わないのですが、以前よりも親に対する執着がだいぶ薄れてきたと思えます。

親の老後、介護が必要になったら・・・

母親は自分で準備を進めている様子なので おそらく私が介護することはないかもしれませんが『介護しろ』と言われてもやりたくないし、やるつもりはありません。

子どもが必ず親の面倒を見なくてはいけないということはないと考えていますし、不満を抱いてネガティブな気持ちでする介護は双方が傷つき、疲弊するだけです。

介護の必要性が出てきたら 責任感のある年長の兄弟か第三者に任せる・・・と私はかたく決めています。

私は実家に依存するパラサイトシングルですが、毒親介護は絶対にやりません。

毒親とのつながりを絶つ「家族代行サービス」の登場

毒親共依存

毒親に育てられた人は、子ども時代につらい経験を受けてなぜ、老後の面倒を見なければならないのか。関わりたくない…などと考えることもあるだろう。そんな影響からか、介護や葬儀といった家族関係の見守りをお金で“代行”してもらい、毒親との縁を断ち切るケースも出てきているという。

その一つとして利用されているのが、一般社団法人LMNが提供する「生活サポートサービス」。LMNはもともと、介護が必要になった人を支えようと設立された組織で、毒親対策に特化しているわけではない。組織名も「生活(Life​)」「医療(Medical)」「介護(Nursing)」の頭文字からとっている。

ただ、この生活サポートサービスには「定期訪問、緊急時の駆け付け・同行援助」「終末期サポート」「逝去時以降の対応」なども含まれている。そのため使い方によっては、毒親でなくても見守りを全て代行してもらい親との関わりを絶つこともできるのだ。サポートの内容は多岐にわたり、介護施設の入居や在宅医療の相談といったものから、葬儀・供養、遺品整理までも頼むことができる。

費用はケースバイケースだが、例えば、80代の親の(1)医療・介護(2)相続関連(3)自宅の片付け(4)葬儀・供養(5)5年間、月1回の定期的なサポートを依頼した場合で、約100万円が目安になるという。※介護施設への入居費用などは別途必要。
引用元:FNNプライムオンライン