機能不全家族の母親は否定が日常!毒親への復讐は孫に会わせないこと
これは2019年10月~2020年1月に、毒親が孫に会いたい気持ちを伝えてくるのを完全拒絶した話です。
私の母は毒母です。毒親は精神的なところで私の意見をことごとく否定してきました。
しかし、子供は母が毒親でも「好き」であることには変わらないのです。常に矛盾を抱えながら育ちました。
「あんたには子育ては無理だ」と言い放った毒親
その記憶の中で一番強烈だったのが、私が高校を卒業した頃に何気なく母に

私も将来子供産むのかな。
…と言った時、母からこうぶった切られました。

子供なんかやめときなさい!お金はかかるし、言う事は聞かないし、大変なことしかない。そもそもあんたには子育ては無理だ。
私は母のその言葉に対してこう思いました。

お母さんは、私を産んだことも後悔しているんだ。大変な思いをして嫌だったんだ。
ずっとそれが引っかかったまま時が過ぎていきました。
「はあ?子供が子供を産んでどうするの!」
それから数年後、私は20代後半で現在の夫と籍を入れたことを両親に事後報告しました。
私が「籍を入れたい人がいる」と母に言ったとしても否定されると思ったことからの事後報告です。母はもちろん父もいい顔はしませんでしたが、のちに承諾してくれました。
結婚をすると「子供を持つのか持たないのか」という選択肢が出てきます。私が意を決して母に

子供欲しいんだ。
…と電話で話すと母は

はあ?子供が子供を産んでどうするの!
お金は?仕事も出来なくなるんだよ?経済的に援助なんかしないからね!
…と猛反対。そこで再び私は絶望的な気持ちになりました。
どうして母はそこまで「ダメ」としか言わないの?と、泣いたことも多々あります。
機能不全家族とカウンセリングで言われて
そこで私は 母の言う事を聞かないようにして、精神科の臨床心理士のカウンセリングを受けました。
10回ほど受けて「自分が育った家庭が機能不全家族であったこと」を知りました。そしてそこでは

しばらく母親や実家と距離を置くことをおすすめします。
…と言われました。
その後に私は第一子を妊娠出産しましたが、母には子供が産まれたことも事後報告でした。
母の反応は祝福どころか

あんなに言ったのにさ。あんたはよくやるね。
…のひと言でした。
毒親への復讐は孫を会わせないこと
それから2年後に第二子を出産。それも事後報告でした。
その頃には母も年を重ねて周囲の人に孫ができ始めていることを知り
「孫の写真でも送りなさい」
「遊びに来れるときは孫を連れてきてよ」
「孫の声を聴かせてよ」
…と電話や手紙で言ってくるようになりました。
あれだけ私に「子供を産むな!」と言い続けたくせに、だんだんと孫の顔が見たくなった身勝手な母に辟易しましたが、私が臨床心理士さんから言われたこと、

あなたはあなたの家庭を守っていくことに専念して、お母さんとは距離を置いて、心の安定をはかって。
…を守ろうと思いました。そして母に

子供産むなって言ったのお母さんでしょ?孫を連れて行っても面倒だし、うるさいし。会わない方がいいよ。それに写真を見たって子供嫌いなんだから 可愛くないでしょ。無理しておばあちゃんにならなくていいから。
と言い放ちました。すると母は

そんなの、昔の話でしょ?
と食い下がってきましたが、私は一貫して

今後も孫を会わせる気はないから。安心してね~(笑)
…と完全拒絶しています。これが私の毒親への報復です。
これ以上のことをする気はありませんし、これからも自分の大事な子供達を毒親に会わせることは絶対したくないと決めています。
機能不全家族にうんざりして日本から逃げ帰ったアメリカ人の話
西尾和美さんがサンフランシスコの友人宅のパーティーで出会ったアメリカ人男性の話です。
彼は日本に4年間住んでいましたが、最近アメリカに逃げ帰ってきたといいます。日本人の奥さんと子供ももうすぐこちらに引っ越してきます。
彼は日本びいきで日本語を流ちょうに話せるので、東京で働くことになった時には有頂天だったのですが、なぜ逃げ帰る羽目になったのか?
「会社の人たちもすごく親切で楽しい毎日でした。日本人女性と結婚し、子どももでき、私は日本に骨を埋める覚悟でした。でも2年くらいすると、だんだんアラが見えてきたんです。こんなに本音と建前が違う社会を今まで経験したことがなかったので、びっくりしてしまって…。」
当初は海外からのお客さんとして丁寧に扱ってくれたけど、社会になじむにつれてだんだんのけ者にされたり、意地の悪い扱いを受けるようになったというのです。
「外からは体裁よく見える家庭も、内側では不幸でみじめな人間の集団になっていて、しかも悲しいことに自分がみじめなことにさえ気づいておらず、他人に八つ当たりしたり圧力をかけたりしています。
妻の母は自分の娘に、真綿で首を絞めるようにじわじわと罪の意識を植え付けて、精神的に身動きできないようにしてしまいました。世間がこう言うから、まわりがこうだからといって、自分の不幸の責任をとろうとせず、まわりの人も不幸であるべきだと思い込んでいるみたいなんです。周りの人たちもみんなそうで、日本人は他人をがんじがらめにしながら生きているような気分がします。」
西尾さん:子供の育て方がおかしいのは、日本だけじゃないと思いますけど?
「確かにその通りです。ただ大きな違いは、アメリカでは問題があったとき私たちでなんとかしようと働きかけができることです。たとえそれが成功しないまでも、自分と同じような意見を持った人たちと協力して、問題に正面から対処しようとします。でも日本では「くさいものにはフタをしろ」で、事実を見ようとしない、あるいは見て見ぬふりをする。しかもそれを周りの人にも要求するんです。
そして子供にも個性をつぶして他人の顔色をうかがいながら生きるように教え育てます。そんな日本の家族にはほとほと愛想がつきました。こんな社会で自分の子供を育てたら、自分本位のナルシストか、他人のことばかり気にして自分を見失う共依存の人間を作り上げてしまいそうです。それで家族ともどもアメリカに移ることにしたのです。」
西尾さん:アメリカにだってナルシストや共依存の人はいっぱいいるでしょう?機能不全の家族の中で育ったアダルトチルドレンたちはそういうタイプになりやすく、私のところにもわんさと治療にやってきますよ?
「そこが日本と違うところなんです。日本人は自分に問題があって治す必要があることに気づいていないのです。多くのアメリカ人は少なくとも現実を見つめ、自分の息苦しさを認めてなんとかしようと、サイコセラピー(精神療法)の門を叩きます。自分自身の不全な行動や人間関係を子供には伝えないように、自分の行動や思考を調べ、新しい健全なコミュニケーションのあり方を学ぼうと努力します。この違いは大きいと思いますよ。」
引用元:機能不全家族~「親」になりきれない親たち
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