【警備バイトの探し方のポイント】下積み時代のバイト探しの体験談
私は、20歳で上京してデザイナーになるべく専門学校へ通っていましたが、入学してすぐに個人的にお仕事がもらえるようになったため しばらく羽振りの良い時期が続いていました。
思い切って学校を辞めてフリーランスとしてやっていこうとした3ヶ月後、太客からの仕事が打ち切られ、自分がまだまだ下積み真っ只中という事に気づいたところから、「やりたい仕事」で稼げるようになるための下積みで如何に生き延びるかの試行錯誤が始まります。
学生時代、調子良く仕事がもらえていた事もあり、就活などもせず、勢いだけでフリーランスになった僕は、見通しが甘く、急に生活していけるだけのお金が稼げなくなりました。
ウナギの食品加工バイトで生活をつないだ2年間
そこで、なんとか生活をつないでくれたのが、並行して行っていた鰻の食品加工バイトです。
このバイト、時給が1400〜2000円の高額バイトで、体力は使うもののストレスがほぼ無い楽しい職場でした。
ただの食品工場では無く、鰻職人がお店とほぼ同じ仕事をしてフードパックを作る工場です。
ちまたではうなぎは絶滅危惧種と言われていますが、実はうなぎより鰻職人の方が何倍も絶滅の危機に瀕しています。つまり希少性が高く結構収入面ではいい仕事なんです。
そこで、2年ほど働き続けていたので鰻を捌く以外の仕事もできるようになっていました。
そういう事もあり、基本は時給1400円で働き、たまに歩合制にしてもらって実質時給2000円を超える事もありました。
これだけだとただの高額バイトの話になってしまうのですが、私が言いたい事は、やりたい事とセットでライスワークを選ぶ時二つの大切なポイントがあるという事です。
それは「コスパ良く稼げること」「やりたい事(メインワーク)と逆の仕事である事」です。
ライスワークを選ぶときに大切な2つのポイント
まず、一つ目の「コスパ良く稼げる」という事については、時給・楽さ・時間の融通がきくなどのバランスが総合的に高い事を指します。
時給が高い事も、楽=体力が尽きた状態で帰らなくていい事も、時間の融通がきく事も全て、やりたい事(メインワーク)に取り組むための時間を生むとても強い武器になります。
クリエイティブな作業をする時、ぼーっとできたりプレッシャーの少ない時間はお金と同じくらい重要な資源です。
ライスワークであるアルバイト選びで手を抜く事はメインワークを本気で取り組まない事と同義なのでは無いかとすら思っています。
次に二つ目の「やりたい事と逆転の仕事である事」については、賛否あるところかもしれませんが、1つ目の事よりむしろ重要だと思っています。
何故なら、いくらやりたい仕事だとしても一日中毎日毎日、同じ仕事に取り組み続けられる人は少ないからです。
結果的にやりたい仕事の生産性(=集中度×時間)を最大化する為にすべきは、時間は限られている為、集中度を上げる事です。
その為にも、頭を使ったクリエイティブな仕事をメインワークとしてやりたいなら、ライスワークは極力頭を高速で動かさなくてよい単純作業を選択した方が、メインワークに取り組んだ時集中力が上がります。
「当たり」の警備現場を引くためのチェックポイント
東京にいた4年間は鰻屋の高単価ストレスフリーなアルバイトで家で作業できる時間を最大化して、体を使う仕事と頭を使う仕事でバランスをとって、メインワークの効率を最大化した上でなんとか生きていけるだけのお金を稼いできました。
最近、不意なきっかけから地方へ引っ越しをして、書籍編集の見習いをしていますが、そちらでも仕事に対しては十分にいただいていますが 生きていくにはお金が足りずアルバイトをしています。
このアルバイト選びも先程の2つの基準をもとに選んでおり、今は工場の施設警備をしています。
時給は1000円と低いですが、夜勤手当や残業代などで一部1300円ほどになっていることと合わせ、業務中ほぼ座っているだけなので、他の仕事を持ち込めるという事がもで大きいです。
警備業務夜中では相当な当たり現場ですが。警備の仕事自体は頭を動かし続ける仕事ではないので、こちらもバランスが取れていてコスパの良い仕事と言えます。
お陰で、日々の生活も比較的余裕を持った上で、編集業務の下積みは相当ハードなものですが、仕事(警備)をしながら頭を休めたり仕事を進めておいて編集の方の出勤日を少し楽にしたり出来ています。
なにかクリエイティブ関係のやりたい事がある、目指している職業がある下積み期の人は、生きていく為にアルバイトをする際はこの記事を思い出してほしいと思います。
警備バイトの探し方まとめ
アルバイト選びを改めてまとめると
やりたい仕事(メインワーク)と逆の仕事
クリエイティブ作業をするための必須資源「時間的余裕」を獲得する事にストイックになる事が最初に下積みクリエーターが取り組むべき事だと思います。
特にインターネットの世界になってからの偉大な発明のほとんどは 暇な時間が生み出したものであるからです。
・仮眠室はあるか
・綺麗か
・立正業務はどれほどあるか
・何人体制か
・シフトの決まり方
・移動の可能性について
・制服などの初期出費はあるか
・人通りはどれほどあるか
・仮眠時間
・発報の多さ

これらに関して楽なポイントが多ければ多いほど当たり現場となります。
24時間施設警備で当たりを引けると、完全に暇になる事がないクリエーターという人種にとってはまさに天職と言えるほどのライスワークとなる為、定期的に当たり現場がないか電話で問い合わせすることをお勧めします。
