境界性パーソナリティ障害と見捨てられ不安!境界性人格障害の相談おすすめサービス


パーソナリティ障害(人格障害)とは?

人にはみな、パーソナリティ(性格)があり、人によっては真面目な人、おおざっぱな人、目立ちたがりな人、など様々です。

誰しもが良い面と悪い面を持っていますが、自分自身が苦しくなく、周りにも被害がない範囲でなければ、どんな性格であったとしても問題はありません。

しかし考え方や感情のバランスが極端に偏り、本人が苦しんでいたり、周りの人が被害を受けていたり、対人関係に問題がある場合パーソナリティ障害(人格障害)と診断されることがあります。

 境界性パーソナリティ障害とは?

境界性パーソナリティ障害(BPD)とは、対人関係や自己イメージ、気分・感情の変動が著しく不安定で、衝動的な行動を起こしやすいために、日常生活に支障をきたしたり、周囲が困惑したりしてしまうパーソナリティ障害の一種です。

例えば「相手に見捨てられたのではないか」「自分のことを大事にしてくれていない」という不安が強いために、ささいな出来事に対しても圧倒されるほど深く傷ついたり、怒りをあらわにしたり。

ときには自傷、危険な性行為、過食、浪費、無謀な運転、相手に心配してもらうための自殺のそぶりなどの行き過ぎた行為に及ぶことがあります。

また、冷静な状態になって、自身の衝動的な行動を後悔して自分を責めたり、思い悩んだりすることがあります。

境界性パーソナリティ障害では、他人や自身に対する評価や捉え方が極端であり、馴染みのない相手を理想化しては幻滅したり、自分の価値観や環境を突然変えたりする傾向が見られます。

さらに、強いストレスを感じたときに、一時的に妄想思考が見られる場合があります。

境界性パーソナリティ障害には、幼少期にストレスやトラウマを抱えている人が多いとされています。

また、強い分極化思考(白か黒かでものごとを認識してしまうこと)によって日常生活に支障をきたしているため、専門家による認知行動療法(特に、弁証法的行動療法やスキーマ療法)などの精神療法が有効とされています。

ただし、抑うつ気分や衝動性を抑えるために、並行して薬の処方が必要な場合もあります。また、うつ病やほかの障害が併発している場合には、そちらの治療も同時に行うことがあります。

見捨てられ不安の連鎖

見捨てられ不安は、周りの人間から自分が見放されるのではないかということに対する強い不安を抱えていることをいいます。

これは主に境界性パーソナリティ障害を考える際に使われてきた概念です。

境界性パーソナリティー障害には、見捨てられ不安による感情に駆られて、逸脱や自傷、支配など極端な手段を使ってでも相手に見放されないようにする傾向が見られます。

また、パーソナリティー障害の診断がつかなくても、うつ病や不安障害と診断された人に見捨てられ不安の傾向が見られる場合があります。

見捨てられ不安を抱える親に見られる傾向として、子どもに「見捨てられ不安」を持たせることによって、自分を安心させようとする負の構造が見られます。

子どもは親がいなかったら何もできないということを示すために虐待ネグレクト、あるいはそれに類する支配関係を生みやすくなります。これが見捨てられ不安の連鎖です。

見捨てられ不安は、生育環境に原因があることが多く、自分自身も苦しいだけでなく、ときに他人を傷つけてしまったりすることもあります。

また、見捨てられ不安によって人間関係を端から持たないという人もいて、場合に応じて様々な対処法が考えられます。

ピーターパン症候群(ピーターパンシンドローム)

ピーターパン症候群とは、年齢や見た目は大人であるにもかかわらず、自立していなかったり、社会に適応できなかったりと、精神的に大人になりきれていない状態を指します。

これは病気や正式な診断名ではありません。

子どものような自己中心的な考えや依存性によって、日常生活に支障をきたしていたり、周囲が困惑しているような場合には、パーソナリティ障害の診断を受ける場合があります。

夫婦やカップルの女性側が男性に対して精神的に未熟な部分を感じ、「ピーターパン症候群なのではないか」と思うケースも多いようです。

ただし、このような場合、男性がパーソナリティ障害ではなく発達障害(グレーゾーンを含む)の症状が表出しているということも少なくありません。

基本的に相手の気質を変えることはできないため、子どものような性質とどのように付き合っていくかということを考えていかなければなりません。

ピーターパン症候群では生育環境などにより、自己愛や依存性、誰かに見捨てられるのではないかという不安が極端に大きく、精神的に大人になりきれていない可能性があります。

カウンセリングで、どの部分が大人になりきれていないのか、何か考えられる理由はないか整理することによって、ピーターパン症候群の改善方法を考えることができます。

抑うつとパーソナリティ障害

抑うつとは、今まで当たり前のようにできていたことへの興味や意欲がほとんどなくなってしまうほどの絶望感や悲しみに持続的に陥っている状態を指します。

誰しもつらい出来事によって気分が落ち込むことはありますが、数週間も数カ月もやる気が起こらない、少しの希望も感じられないという場合には、抑うつ状態に陥っている可能性があります。

抑うつ状態はうつ病などの気分障害の主な症状ですが、適応障害パーソナリティ障害でもよく見られ、しばしば身体的な不調も伴い、不眠や倦怠感、疲労感などの症状が見られます。

抑うつ状態かもしれないと思ったら、まずは医療機関で診てもらうことが最重要です。

抑うつ状態を伴う精神障害の治療には、適切な休養、主に抗うつ薬による薬物療法、そして根本的な原因の解決や予防・ストレスケアなどの効果が期待されるカウンセリング(認知行動療法などの精神療法を含む)の3つを軸に進められていくのが基本です。

また、ショックな出来事があったときや大きなストレスを感じたとき、精神的な違和感を感じたらカウンセリングを受けることによって抑うつ状態を伴うこころの病を予防する効果も期待できます。

気分の落ち込みや意欲の減退などに気づいたら、一人で判断するのではなく、専門家へ相談することが大切です。

境界性パーソナリティ障害カウンセリングのおすすめサービス

パーソナリティ障害という名前から、パーソナリティに問題があったり、性格が悪い、と混同される方もいますが、決してそういったことはありませんし、改善していくことも十分に可能です。

このパーソナリティ障害は9つのタイプがありますが、共通している症状としては、物事の認知のしかたが極端に偏っている、感情のコントロールが苦手、対人関係を築くのが苦手で社会生活が築けない、ということが挙げられます。

また、うつ病や不安障害、統合失調症、摂食障害、アルコール依存症などを合併してしまうことも多く これらの病気にパーソナリティ障害が隠れている場合も多いです。

パーソナリティ障害は、本人が苦しいだけでなく、周りに被害を与えていることがさらに精神的苦痛になり、1人で抱え込んでしまうケースも多いです。

家族や友人にも理解してもらえないことがあり、さらに1人で悩んでしまうこともありますが、そんなときこそオンラインカウンセリングを活用してほしいと思います。

【うららか相談室】オンラインカウンセリングサービス URARAKA(ウララカ)

心理カウンセリングは「話を聴いてもらう」だけではなく、悩みの具体的な原因や出来事の整理を行い、どんな行動や考え方をすればいいかをカウンセラーと一緒に探していく作業です。 
 
自分の中にある心の傷やトラウマを見つめ直し、現在抱えている悩みや問題をどう解決していくかを一つ一つ考えていくことが大切です。心理カウンセリングは、カウンセラーとの対話の中で この作業を効率的に行っていくことができます。
 
人から答えを教わるのではなくて自分で「気づく」ことが最重要で、腑に落ちない限り悩みの根本解決には至りません。プロのカウンセラーは傾聴によりクライアントを誘導しながら「気づき」を引き出すお手伝いをします。
 
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