毎日金縛りを繰り返すのが怖い!嫁と姑の確執バトルはあの世まで!?
30代女性 この話は2018年9月に祖母の葬儀の後に起こった出来事です。
私たち家族が住んでいる地域に永代供養してくれる四天王寺というお寺があり、遠方に住んでいた祖母が亡くなった時に そこに遺骨をおさめることになりました。
家族で四天王寺さんに出向き 全ての手続きを終えて自宅に帰ってきた日はクタクタだったので早めに就寝しましたが、その夜中に異変が起こったのです。
お寺に行った夜、金縛りと半透明の白い手が現れて…
夜中の2時頃になんだか寝苦しくて 私は目をさましました。蒸し暑い日で窓を少し開けて寝ていたのですが夜風は意外と冷たく「窓を閉めてもう一度寝よう」と思っていたその時、私の体が動かなくなってしまいました。
と思った瞬間に どうあがいても体は一向に動いてくれなくなり、目だけを動かして周囲の様子をうかがっていると、布団の足元からもぞもぞと動くものが見えました。目を凝らしてみると それは白い半透明の子どものような小さな手で、布団の中から出てくるのです。
私は怖くて叫び声を上げたかったのですが、金縛りで声も出せませんから、ただひたすらに
…と心の中で唱えるしかありませんでした。
するとしばらくしてから金縛りがすーっと解けたのです。体の自由が戻った私は 恐ろしすぎて部屋の電気をつけっぱなしで布団に潜りこんで眠りました。
翌朝、起床してきた母に 昨日の夜金縛りにあったこと、小さい子供の手みたいなものが布団の中から飛び出してきたことが怖くてたまらなかったことを話しました。すると母は私にひとこと
私は「またか…」と思いつつ
と聞くと、母は
母は昔から霊感があり、霊の気配を感じたり見えたりする霊能体質なのです。何かを感じていても私が怖がるので一切事前に教えてくれることがありませんが、昨日も連れて帰ってきたことには気づいていた様子でした。
連日続く孫への金縛りは嫁いじめしていた祖母のしわざ!?
その日を境に、私はどういうわけか頻繁に金縛りにあうようになってしまいました。そしてそれは家族の中で私一人にだけに起こっていました。でも金縛りにあったときに感じるのは あの日の子どもの霊ではないような気がしました。別の何かを感じるのです。
寝ていると周囲に人の気配がしたり、部屋にラップ音が響き渡るなど、怖すぎるのでしばらくは朝まで部屋の電気をつけっぱなしで眠る毎日が続きました。
母はそんな私を見るに見かねて もう一度四天王寺さんに行くことを提案してきました。
実は私は亡くなった祖母にほとんど会ったことがありません。生前に会ったのは 幼い頃に2~3度だけです。
母は祖母から壮絶な嫁いじめを受けており、2人は仲が悪かったのでほぼ絶縁状態だったのです。そのせいで私が生まれてから祖母に会ったのはほんの数回しかないのです。祖母が亡くなってお寺に納骨した翌日から心霊現象が起こっていることから、母は「祖母が関係しているのかも」と推測したのです。
再度の墓参とゴキブリ退治から金縛りが終息した
翌日 母と父と私の3人で四天王寺のお寺まで出向き、祖母の遺骨を納骨した場所へいきました。母は祖母に生前ほとんど連絡をしなかったことを謝罪し
…と心の中で唱えたということでした。
帰宅したその夜 祖母の仏壇を置いている和室の部屋に大きなゴキブリが出ました。この家に住んでかれこれ20年以上になりますが、ゴキブリが出たのはこれが初めてで驚きました。しかも結構大きいサイズのゴキブリで、驚いた私は思わず絶叫してしまいました。
そこにやってきた母はゴキブリを見てもなぜか全く動じず、終始冷静なトーンで
…と言い、くるくると新聞紙を丸めて スパーンッ!と1発でゴキブリを仕留めたのです。
母がなぜそのゴキブリを祖母だと思ったのかはわかりません。しかし思い返すと、私が小学生の頃に祖父が亡くなった時 たまたま自宅に現れた1匹の赤とんぼを見た母は
…と言ったことがありました。母には霊障を収めるほどの霊能力はありませんでしたが、霊的なものを「視る」能力はありましたから、言っていることは嘘ではなかったのだと私は思っています。
母がゴキブリを仕留めてからというものの、一切が起こらなくなりました。
祖母の墓前で謝罪したのがよかったのか、それともゴキブリとなって現れた祖母を仕留めたことがよかったのか…本当のことはわかりませんが、ゴキブリを仕留めたあの日から 私に身に起こっていた金縛りや心霊現象・怪異現象がなくなり、安心して眠れる日々が戻ってきました。
タグ