解離性同一性障害の治療はカウンセリングが一番よかった体験談
20代男性 これは私が解離性同一性障害と双極性障害を発症した時のエピソードです。
私が新卒採用された会社は業務量が多い業種であり、特に社内教育等もなかったため、私は仕事をうまくこなせず 毎日のように怒られる日々を送っていました。
最初の時は笑顔で

すいません。以後気をつけます。
…程度で流せていたのですが、これが毎日となると謝り続けるだけでは到底流すことができず、思いきり落ち込んでしまう瞬間が日を追うごとに増えていきました。
そしてそれはどんどんストレスがたまり続け、会社での人間関係も含めた全てが「どうでもいいや」と感じた翌日のこと。
出社するつもり自宅を出たのに、ふと気が付いた時には 全く関係のないテーマパークに来ている自分がいました。
そのテーマパークに来るまでの記憶は一切ありません。いわゆる解離性遁走です。

自分は精神を病んでしまったのだ!
…と思い、すぐに精神科の受診に至りました。
解離性遁走…健忘に加えて、家庭や職場を離れて旅をすること。ただしその期間の行動は奇妙ではない。例えば切符を買って東京から大阪に行って たこ焼きを食べて ホテルに泊まるような行動まで可能である。ただし本人にその間の記憶はないのです。
引用元:こころとからだ横浜クリニック
精神安定剤の薬物治療に効果がなくカウンセリング一本に決めた
精神科では解離性同一性障害と双極性障害と診断され、漢方系の精神安定剤や心理カウンセリングで治療を行なうことになりました。
かれこれ2年間ほど継続して精神安定剤を服用してきましたが、薬物治療には全く効果を感じることができず、こんなにも効果がなく、身体的リスクの高い精神安定剤を勧めてくる精神科医に対して 正直 疑問を抱き始めました。
そう思った瞬間から、薬物治療はやめようと決意し、心理カウンセリングのみを受けさせてもらうよう病院にお願いして、現在は心理カウンセリングのみの治療法を行なっています。
解離性同一性障害の治療、自分には心理カウンセリングが合っていた
解離性同一性障害を患うと「自分が自分ではない」ような感覚に陥りますから、第三者に話を聞いてもらう事で客観的に自分を見ることができますし、日常生活を送る上でどのような注意をすべきかをアドバイスしていただけるので大変助かりました。
最初のカウンセリングのときにカウンセラーが言ったのは

とにかく今は何も考えず、ゆっくり休める時間を確保できるように 傷病手当を申請して休職しましょう。それで生活リズムが乱れたとしても とりあえず自分がしたい生活を送ってみることがいいです。それが今のあなたにとって最高の休息になると思います。
カウンセラーの言う意味はわかりますが、その生活スタイルに対して 私はたいへんな不安を覚えましたが

今の自分を信用するより まずはカウンセラーの言う通りの生活を送ってみよう。
…と思い、従順に言われた通りののんびり生活を送ることに決めました。
【自分を守る】解離のコントロールにはネットやSNSの中傷を見ない
そんなダラダラ生活を送ってる中でも接点があったネットやSNSで、時々私はうつ病や人格障害の記事が上がっているのを読んでいました。
サーッと目を通していくと、コメント欄に「甘え」「生ポ受給者ども」「社会のゴミ」など、ひどいコメントが多く書き込まれているのに気づきました。
実は私はそれらの言葉に非常に傷ついて 自分を嫌いになる瞬間が何度もあったのです。
そしてあろうことか、ネット回線を自分でハサミで切断していたことがあります。

ずいぶん野蛮な行動を取ったものだな。
…と今は感じますが、解離の症状がひどい時は 何がスイッチになって別人格的行動を取るのかがわからないのです。
なので、できるだけ自分に刺激を与えないように ネットやSNSは極力見ないようにすることがベストだと考えました。
ネット自体を全く見ないわけではなくて、心の病に関するネット記事は避けること。
そしてその記事のコメント欄は何があっても見ないように…と心がけているのです。
CBDグミが自分には合っていた!気分の高ぶりを抑える効果を感じた
日常生活を送る上でどうしても人格の切り替わりを制御できないことが続くときは CBD成分が配合されているグミを摂取するようにしました。
これは友人から教えてもらったものです。
CBDグミとはヘンプの合法な成分のみ抽出して作られたもので、睡眠不足や疲労感、気持ちの高ぶりを抑えるのに非常に有効だと自分は感じたため、今でも摂取しています。
CBDグミで落ち着きを取り戻しつつ、生活リズムを整えるよう努めた結果、徐々に普段通りの日常生活を取り戻せてきたように感じます。

