ACP人生会議ノートとやり方!情報共有にエンディングノートは必須


ACP人生会議ノートとやり方!情報共有にエンディングノートは必須

人生会議ノート

自分が終末期に入った時に「終末期医療は要らない。だけど痛みだけは取ってもらって最期まで過ごしたい」という希望をきちんと引き継いでもらえるのだろうか?

身近に親族がいれば、その意思を医療機関に伝えて、希望をかなえてもらうことができるかもしれません。

しかし 身近に家族がいないおひとりさまや 血縁者がいない人の場合は、人により考え方が十人十色 かつ デリケートな問題をはらんでいるこの手の話題では、意思の疎通がしっかりできる相手がいない人も多いかもしれません。

そういう場合に備えてできる準備はリビングウイルという尊厳死宣言書を作成しておくことです。

延命治療しない終活【リビングウイル】終末期医療の意思表示のやり方
もしもある日突然家族の延命治療の決断を迫られたら?もし自分が尊厳死を選択するなら、あなたはその意思をはっきりと表明しておくことが大切です。本記事ではリビングウイルについて詳しく解説します。

終末期医療の希望を反映させる方法は2つあります。ひとつはリビングウイル、もうひとつは人生会議(ACP)です。

本記事では人生会議acpについて詳しく紹介していきます。

人生会議とは?

人生会議ノート

リビングウイルは一般的なテンプレートは出回っていますが、書式や書き方は自由なので、ケアやサポートの希望を事細かく書き残すこともできます。

できればそれを公証役場まで持っていき、公正証書を作成すれば 社会的な信用は万全です。※ただし2021年現在の日本では、このリビングウイルは法的効力を持っていません。

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リビングウイルのほかに終末期医療について、自分の希望を訴える方法があります。それが人生会議 ACP(アドバンスケアプランニング)です。

acp人生会議の流れと進め方

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ACP 人生会議の流れ
  • STEP1
    希望する内容を考える
    「金銭的な負担を抑えたい」「一人の時間を持ちたい」「最後まで好きなことをして過ごしたい」など
  • STEP2
    万一の時の意思伝達者の人選
    どんな時でも自分の意思を曲げずに伝えてくれる信頼できる人を選ぶ
  • STEP3
    病院の医師に質問する
    「今後どんな経過が予想されるか」「必要なケアは何か」など
  • STEP4
    希望の医療について話し合い
    「延命治療はNGだが苦痛は取り除いてほしい」「入院するのはイヤだ。在宅看護がいい」「つらくないなら出来るだけ治療を受けたい」など
  • STEP5
    記録を文書で残す
    話し合いの内容をエンディングノートに書き留めて周囲と共有しておく

人生会議acpにもエンディングノートは必須!

人生会議ノート

人生会議acpとは終末期医療についての希望や患者の意思を、信頼できる人(家族など)や医療関係者、介護関係者などもまじえて定期的に話し合いの場を持ち、情報を共有する取り組みのことをいいます。

信頼できる人と共有するといっても、信頼できるだけでは不十分で、自分の考え方や価値観をわかってくれる人、納得してくれる人でなければ意味がありません。

人生会議acpは信頼できる人は家族に限らず、信頼できる任意後見人がいるなら後見人に、それ以外では親しい友人にお願いしても大丈夫です。

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。

もしも、あなたがそのような状況になった時、家族などあなたの信頼できる人が「あなたなら、たぶん、こう考えるだろう」とあなたの気持ちを想像しながら、医療・ケアチームと医療やケアについて話合いをすることになります。その場合にも、あなたの信頼できる人が、あなたの価値観や気持ちをよく知っていることが、重要な助けとなるのです。
引用元:ACP

人生会議acpでは情報は共有されますが、記録を残しておけばさらに準備は万全となります。

もしもの時にその文書がすぐに見つかるように、わかるように保管しておく必要があります。そしてその文書こそがエンディングノートです。

エンディングノートは人生会議acpにも必須のツールなのです。

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人生会議の目的は最良の終活をすること!acpで何を話し合う?

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ここまでの流れを見ると 人生会議acpとは終末期医療の希望を示すだけのように思われがちですが、決してそれだけではありません。

人生会議acpの目的は「あなたの人生をより豊かにすること」すなわち終活です。

ですから人生会議acpで話し合う議題や内容は「これ!」と決まっているわけでもありません。

あなたについての情報や希望に関することすべてが人生会議のネタとなります。

  • 自分が好きなこと。大切にしてきたこと。
  • これからも自分が大切にしていきたいこと。
  • 今不安に思っていたり悩んでいること。
  • これからやってみたいこと。
  • 医療や介護について、今後の自分が望むこと。
  • 終末期医療や延命治療の希望

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人生会議ノート

余談ですが、11月30日は「人生会議の日」とされています。1130で「いい看取り」「看取られ」という意味だとか。

人生会議acpは一度限りではなく、何度か繰り返し行うものです。

人の思いは変わりやすく、時間の経過とともに変化するのが常なので、例えば自分の誕生日とか、この11月30日に毎年恒例の「人生会議をする日」と決めて 定期的に話し合いの場を持つ工夫をするといいかもしれません。

人生会議ノートと人生会議手帳

人生会議ノート

ここで紹介している人生会議ノートは人生会議acp専門のノートではありません。

「医療色の強いノート」といった位置づけのエンディングノートを指しています。

ダウンロードできますので(PDFファイル) 興味のある方は覗いてみてください。

広島県江田島市の人生会議ノート

埼玉県入間市の人生会議ノート

熊本県水俣市の人生会議ノート

大阪府枚方市の人生会議ノート

静岡県浜松市の人生会議手帳

 

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ACP人生会議でこころのケア

昨今、医師や看護師は、患者や家族とのコミュニケーションを通じてこころのケアが最重要であると考え、たんなる医療ベースでなく、スピリチュアルケアや死生観研修を希望する医療従事者が増えてきています。
 
人生の最期において、心のケアを必要とするのは、患者やその家族だけではなく、医療者として厳しい状況に向き合う医師や看護師も、そしてケアラーも例外ではありません。
 
医療や心理学の専門的な方法だけではなく、マインドフルネスや臨床瞑想法なども取り入れ、患者も家族も、医師・看護師・ケアラーも、共に癒やし、癒やされるための方策を紹介しているのが本書です。

ACP入門 人生会議の始め方ガイド

本書の最大の特徴は、医療介護の現場でのよくある症例を取り上げ、ACPの進め方を会話形式で紹介しているところです。この会話集は現場で明日から活用できる台本にもなります。
 
会話集を頭に入れて話を始めるだけで、すぐにだれでもACPを上手に実践できるようになります。
 
本書は、日本のACPの先駆者として日々現場でACPを行っている医師とケアマネジャーが、そのノウハウをあますことなく披露している一冊です。
 

緊急ACP

「あらかじめ」ではなく「いざという場面で」行うAdvance Care Planning=緊急ACP。説明したはずなのに同じ質問が繰り返される、感情があふれて話が前に進まない…。
 
患者も家族も混乱する中で、いかに患者の価値観に沿った治療のゴールを見出すか。コミュニケーションスキルトレーニング“VitalTalk"から学ぶ、緊急ACPの進め方。

まとめないACP

最期をどこで、どのように迎えたいかを話し合うプロセス=ACP。ACPが、延命治療を諦めさせるためのものであってはいけない。
 
いかに死が近づいている人であっても、その人が生きようとする気持ちを支えたい。予測通りにいかない人の生き死にを看護師として、家族として見てきた著者が考える、「無理にまとめないACP」の進め方。

これで安心最期の望みをかなえるリビングウイルノート

「日本尊厳死協会」監修のリビングウイルノートが出来ました。自分の人生の最期を、どこで、どのようにして迎えたいのか…元気なうちから記しておきましょう。
 
この1冊で後悔しないエンディングがイメージ出来ます。自らの「いのちの遺言状」を、大切なご家族のために。