
遺品整理をさくさく進めるコツと手順を知りたい!ワンルームなら自分で遺品整理する方がおトクなの?
片付けが進まない人がハマるやばいパターン
遺品整理をさくさく進める4つの手順
ワンルームの遺品整理は自分でやる方がおトクなのか?
【遺品整理のコツ】片付けられない人がハマるやばいパターンとは?
業者を頼まずに個人のマンパワーだけで遺品整理を進めようとしても、立ち往生してしまうケースが多く見られます。
故人の遺品ですから思い出がいっぱい詰まっていることもあり、なかなか手放せない、整理が進まないのは当然のこと。
あなたに物理的なスペースと時間的な余裕がある人なら、自分のペースでゆっくりと進めればいいので 遺品整理の進みが悪くても それほど問題ありません。
しかしそういった余裕がない人は 作業がサクサク進められないと 最後は疲れ果てて「もう全部要らない!捨ててやる!」で 遺品整理を締めくくることになりかねません。
それは色々な意味で もっともったいないことです。
ここではそんな状態に陥らないようにするための 遺品整理のコツを紹介していきます。
購入時の値段を気にして処分できない・片付けられない
物は買うときにはなかなかいいお値段がするものですが、それを売る(または買い取ってもらう)段階になると二束三文だな…と思ったことはありませんか。
二束三文ならいいですが「値段がつきません。片付けてあげましょうか?」なんて言われた日には…(汗)
物の価値は希少性に左右されますので、中古品だからといっておしなべて安くなるわけではありませんが、ほとんどのものは

え!?買った時はあんなに高かったのに!
そのモノの値段を覚えていたり「高かった」ことを知っていると、それだけで

もったいなくて手放せない!とてもじゃないけどゴミになんて出せない!
…という気持ちになってしまうかもしれません。
確かに高かったものを捨てるのは忍びないです。惜しい気持ちもすごくよくわかります。
しかし要らないものをすべて取っておくのはいかがなものでしょうか。
場所があれば問題ないかもしれないですが、物への執着が強いと最後には収拾がつかない状況になるかもしれません。
多くのお宅でタンスの肥やしになっている着物などは、高値が付きにくいモノの代表格ですよね。桐のタンスや毛皮のコートなども同様です。
ですが、購入時の値段を気にしすぎると遺品整理が進みません。
生前整理や断捨離も同じことで「もったいない」を断ち切らない限り、物はあふれ返ったままです。
ここはきっぱりと気持ちを割り切って、物への執着を少しずつ減らしながら遺品整理に臨むのが正解です。
あの世まで持っていくものはひとつもないです。そしてそこに残されるのは遺族の「処分」という負担しかありません。
思い出の品を「とりあえず」しまっておく悪循環

これには楽しかった思い出がいっぱい詰まっているから捨てられない!全部取っておく!
・・・という人もいます。それ、結局どうしてますか?
実際問題として、取っておく=段ボールにしまって押入れに押し込めておく…のも物が溢れる原因です。
遺品整理・生前整理・断捨離に「とりあえず」は禁句です。それでは一生片付きません。
捨てられない気持ちはわかりますが、特に故人の遺品は数点を厳選して残して手放していくのがいいと思います。
モノに執着し過ぎると、あなたが故人になった時に家族に大変な苦労を残します。
そう考えたら、少しずつ身軽になっていくのがいいと思いませんか。
遺品整理では 今すぐ使うもの 売れそうなもの 数点の思い出の品 ・・・の3つに仕分けることがポイントです。
「今すぐ使うもの」に「いつか使うかも」は含めません。あくまでも使うのが「今」かどうかです。
「売れそうなもの」は物理的な保管スペースの有無は人それぞれですので、自分に合う範囲で残すものの量を決めます。あまりスペースがないなら、売れる確率が高いモノのみ残します。
「思い出の品」は数点に絞ります。故人が本当に大切にしてたものや思い出が濃いモノ限定で少量残すのみです。
遺品整理をしながらどんどん疲労困憊していくのを予防するためには、どこまで残すかのマイルールを明確に決めておくことが必須となります。
そして「残さない!」と決めたものを適切に手放していきましょう。
価値のあるものを捨てる必要はないですよ。
それを必要としている人の手に渡るように手放せば(タダであげるか 売るかすれば)いいのです。

遺品整理をさくさく進めるための4つの手順
- STEP1【遺族の仕事】貴重品を探す
- STEP2【業者の仕事】不用品回収業者やリサイクルショップ・買取業者に依頼して、買い取れるものはすべて買い取ってもらう
- STEP3【遺族の仕事】家庭で捨てられるごみを出す。4大家電の処分。粗大ごみの処分
- STEP4【さらに必要があれば】産廃業者に残ったごみを処分してもらう(自分でできるなら自分でやればOK)
遺族で貴重品を探す
まずは 現金、預金通帳、有価証券、保険証券、権利証、印鑑、宝石、貴金属などを探します。
絵画や骨董品など、価値が高そうなものや売れそうなもの、絶対に取っておく思い出の品なども まずは遺族が手元に置いておきます。
不用品回収業者やリサイクルショップ・買取業者に依頼する
不用品回収業者やリサイクルショップに依頼し、買い取れるものはすべて買い取ってもらいます。


家庭で捨てられるごみ・粗大ごみと4大家電の処分
燃えるゴミ、資源ごみ、不燃ごみ、粗大ごみで家庭で捨てられるものを捨てます。
粗大ごみを出せる機会は少ないので、役所が管轄している廃棄物処理場などに持って行って処分してもOKです。
4大家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は家電量販店などで有料で引き取ってもらいます。
大きな家具や家電など処分に困るものは もしタダで引き取ってもらえるのなら持って行ってもらいましょう。自分で片付ける手間が省けてラッキーです。

廃棄物処理業者に残ったごみの処分を依頼
ここまでの作業で全て片付けば、このステップは要りません。
まだだいぶ捨てるものが残っているなら、産業廃棄物業者に頼んで処分してもらいます。
自分で運べるなら自分で処分場まで運んだ方が安く済むこともあります。
【遺品整理のコツ】ワンルームの遺品整理は自分でやるのがおトク?
業者を頼まず、遺品整理をすべてを自分でやれば、もちろんそれがいちばん安上がりな方法です。
遺品整理業者に依頼すると 一般的には一人暮らしのワンルームで3万~8万円くらいの費用がかかります。
一方で自分ですべての遺品整理をやる場合、前出の「後悔しない遺品整理のステップ」のステップ1~3までなら、かかるコストは粗大ごみの処分料と4大家電のリサイクル料金だけです。
ここまででおおむねですが 18,000円~25,000円前後です(この中に家電の運搬料は含まれておらず、別途必要なことがあります)
他人の手を使わなければコスト的には確かに安いです。ここまでの作業を一人でできる自信がある方には業者を使わない遺品整理をおすすめできます。
でも、ここまで自分で全部やるのは、かなりハードではないでしょうか。遺品整理には大型の家具や家電も含まれているのです。
粗大ごみは自分で車を運転してクリーンセンターに運んで処分してもらうことで料金を抑えることができますが、あなたかあなたの協力者に運搬トラックと運転免許を持っている人がいますか?
免許はあるけどトラックがない場合には車両の手配から始めなければいけません。
そういった諸々のコストがいくらかかるかによっては、遺品整理を自分だけでやる方が赤字になる可能性があります。
処分するゴミの大きさや量にもよりますが、遺品整理を自分でやるのと遺品整理業者を依頼するのでは、コスト的にほとんど変わりないケースも考えられます。
かかる費用が同じなら、はじめから遺品整理業者を頼む方がよいのではないでしょうか。
遺品整理業者は遺品の買取もしてくれますので、さらに遺品整理費用を安上がりにできる場合があります。
遺品整理を検討している方は、近隣の遺品整理業者を一括検索して、相見積もりを取ってみることをおすすめします。