人と違う生きづらい悩みが発達障害ADHDのせいだった体験談


人と違う生きづらい悩みが発達障害ADHDのせいだった体験談

人と違う生きづらい

20代男性 これは私が、自分自身が人と違う、何だか生きづらい…と気づいたときの話です。

私は昔から極端なまでに片付けができませんでした。

小学生の頃は腐った野菜を教室の自分の引き出しにずっと入れていてクラスで迷惑をかけたり、自分の部屋を片付けできずに親からすごく怒られたりしていました。

また 極端に落ち着きがないことから 毎日のように叱られる日々を送っていました。

人と違う生きづらい

母親はそんな私の性格を『中学生くらいまでには落ち着くだろう』…と安直に考えていたため 子どもの問題をどこかに相談することもなく、私はずっと放置されている状態でした。

しかし私は大学に入学しても片付けができない、朝は起きられない、人混みが苦手のままです。

しかも始末が悪いことに それは年齢を重ねるとともに『生きづらさ』として如実に現れ始めました。

特に朝起きられないことは成長と共にひどくなり「これはやばい…」と思って精神科を受診し、発達障害のテストを受けてADHDと診断されました。

私のADHDは不注意が多いパターンだった!

人と違う生きづらい

ADHDの症状にはさまざまなものがあります。

大きく分けて3つ ■行動が落ち着かないパターン ■不注意が多いパターン ■この2つを持ち合わせた掛け持ちのパターン

私は今は「不注意のパターン」ですが、

私

小さい時は落ち着きがないパターンもあったのかもしれない。

…と主治医の話を聞いて思いました。

人と違う生きづらい

不注意が多いパターンのADHDの人の症状として、私の実体験ですと ■朝起きられない ■忘れ物が多い ■整理整頓ができない ■2つ目の作業を頼まれると1つ目を忘れる ■人混みが苦手でドキドキしてしまう …などが挙げられます。

実際に私は コロナワクチンの予防接種の時に なくてはならない予約接種表セットを忘れてしまって 手ぶらで会場まで行ってしまいました。

また大学1年の頃は 大学の1限の授業に何度も遅刻して 単位を落としたりしていました。

現在 なんとか無事に進級できているのは、言い方がアレですが、コロナのおかげです。

大学の授業が全てオンラインになり 何時でも課題を行うことができるようになったからです。

ADHDの治療とトレーニングに心理カウンセリングを選択した

人と違う生きづらい

私の例は症状のごく一部ですが、同じような悩みを持っている人は 発達障害の可能性が考えられるので、一度 精神科か心療内科を受診してみた方がいいと思います。

もし生きづらさの原因が発達障害であれば 受診することで専門家からのいろいろなアドバイスがもらえて 今後の生活の助けになるからです。

私がメンタルクリニックを受診した時には初診は5,000円くらいで 大量の質問と医者の診察がありました。

忘れ物が多い人のために「これとこれを必ず持ってきてください」とHPにも親切に書いてありましたが、あろうことか 私は現金を持っていくのを忘れてしまいました。

「どうしようか?」と困っている私に看護師さんが「atmでお金をおろしてきていいですよ」と優しく言ってくれました。

人と違う生きづらい

ADHDへの対処法は、薬物療法、カウンセリングによる心理療法、トレーニングを行って忘れ物などを少しずつなくしていく…などの選択肢があります。

実は発達障害や精神疾患に対する理解がない父親にはこの話をしていないため、現在の治療は心理カウンセリングのみを選択しています。

治療法は強制はなく自分で選べるので楽に決めることができました。

今は大学生なのでカウンセリングのみを選んでいますが、就職したら薬物療法などをやっていこうと考えています。

人と違う生きづらい

メンタルクリニックは、やはり誰でも最初は「行きたくない!」という思いから緊張します。

でも誰しもがみんなそうなので「私だけじゃないんだ」と気持ちを切り替えて とりあえず受診してみて、これからの人生を少しでも楽にできたらいいのではないかと思います。

自分の「生きづらさ」の原因が発達障害にあるなら、いくらでも打つ手があるのです。

悩み続けるくらいなら 思い切って勇気を出して、はじめの一歩を踏み出してみてください。

今までとは見える風景が少し変わってくると思います。

うららか相談室のオンラインカウンセリング【大人の発達障害とグレーゾーン】

カウンセリング