発達障害の二次障害から強迫性障害になった毒親育ちの体験談

発達障害の二次障害から強迫性障害になった毒親育ちの体験談

発達障害二次障害 強迫性障害

20代女性 これは毒親育ち発達障害強迫性障害と診断された私が 毒親から離れて楽に生きられるようになった話です。

大学生だった20歳ごろ、私は学内で倒れたり、吐いたり、胃痛を訴えることが多くなり「体調がおかしいな?」とは感じるようになりました。

その体調不良をきっかけに単位を落とすことが多くなり、思い詰めて自殺をしようとしていたところを先生方に止められ、精神科を受診することを勧められました。

実は私は家族から「外聞が悪い」ということで メンタル系の病院に診てもらうことを止められていました。

そこで医療機関を受診する前に その事情を民間のカウンセラーにお話したところ、やはり精神科受診は必要であること、さらに家族から離れることを提案されました。

そしてカウンセラーから紹介された精神科を受診したところ、強迫性障害のみならず発達障害の診断も下りたのです。

発達障害が確定!強迫症は毒親の精神的虐待による二次障害でもあるとわかった

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発達障害の診断をした病院は自宅から遠かったため、私は自転車で行ける範囲にある最寄りの精神病院を調べ、家族にはバレないよう注意をしながら病院に通い始めました。

私の場合、大学からすすめられた病院から診断書を出してもらってから最寄りの病院の予約を取り、一週間ほどで初診を受けることができました。

この手の病院は大変混んでいて 予約が数ヶ月待ちだと噂には聞いていました。

診断書があったおかげなのかどうかはわかりませんが、待たされることがなくラッキーでした。

初診で医師との面談と問診表への書き取りを行い、症状から考えて強迫性障害であること、発達障害の疑いがあることを教えていただきました。

そのときの初診料は6000円ほどでした。

その後、別の発達障害の診断ができる専門病院で発達障害の検査を受け、その診断が下りました。

私の強迫性障害の原因は生まれ持っての発達の障害の傾向はもちろん、それに対する家族からの長期に渡る精神的虐待が原因ではないかと診断されました。

つまり二次障害、重ね着症候群です。

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不安と不眠の投薬治療とカウンセリング!毒親のモラハラにはとんぷくで対応

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病院での診断が確定してからすぐに投薬治療が始まりました。

私の場合は不安の症状が強かったのでそれを抑える薬と、不眠症の傾向もありましたので睡眠導入剤もいただき、月に二度通院しました。

精神病院の治療と並行して、民間のカウンセリングルームでカウンセラーにお話を聞いていただいてました。

カウンセリングルームは月に二度通って、自分の生育歴や生活の様子、家族からどのような扱いを受けているかなどが 主に話す内容でした。

治療として投薬が始まりましたが、薬の副作用は思っていたほどは現れませんでした。

ただ以前よりは若干精神が落ち着き、集中力も復活して、夜も不安に襲われずにぐっすりと眠れるようになりましたから、一定の効果は出ていたように思います。

とんぷくも処方されていたので、家族に怒鳴られたり叱られたりした時にはそれをこっそり飲むといった感じで、自分の症状と精神をコントロールしていきました。

治療していく中で困ったことは、あまりにも診察までの待ち時間が長いことでした。

2〜3時間待つことも珍しくなく、待合室も狭いため鬱屈とした空気が漂っていました。

そこで先生に相談し、途中から別の病院に変えることで その問題は解消しました。

それは最初に発達障害の検査を受けた病院に戻るということです。

ただ、そこはバスでないと行けない場所にあったので、交通費がかさむようになってしまったのがちょっと懐事情は痛かったですが。

大学を卒業し引っ越して毒親の毒から離れたらやっと苦しみが和らいだ…

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大学卒業後、私は毒親から離れるため県外に引っ越し、病院も変えました。

今は新しい病院に通っていますが、こちらは自転車で行ける範囲にあり、また障害者手帳を申請し、自立支援医療の補助も受けられるので、精神科に通院する際の医療費も一部免除されています。

現在は月に二度通院し、投薬治療を続けています。一回で1400円ほどです。

その病院内にはカウンセリングルームもあり、悩みや生活での困り事なども無料で相談できるので、カウンセラーは心強い存在です。

今になって苦しかったころを振り返ると

私

自殺企画当時よりもっと早くに受診していたら、あんなに苦しむこともなかったのに…。

…と思います。

現在は症状も落ち着いており、毒親から離れられたこと、きちんと治療が受けられることの喜びを噛みしめています。

発達障害は生まれついてのものなので仕方がありませんが、毒親の「猛毒」により多大な二次障害が発生するなど、自分が病むまでは全く知りませんでした。

今さらながら「毒」の恐ろしさを痛感しています。

そして私にとっての「解毒」は毒親から離れることだったのだと腑に落ちました。

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