ゴミ屋敷住人の私を親友が救った体験談!汚部屋の心理を理解できた話


ゴミ屋敷住人の私を親友が救った体験談!汚部屋の心理を理解できた話

汚部屋心理

30代男性 これは私が人生で初めてゴミ屋敷部屋(アパートが汚部屋)の住人となった時のお話です。

私は20代後半から30代中頃まで非正規雇用で働いていましたが、派遣切りの憂き目にあったのはその時が初めてでした。

人生初の第一次産業に飛び込んで丸2年、仕事内容はワイン用ぶどう栽培に関わる全てでした。

仕事柄、分厚い雪が積もる冬場は仕事がなく、その間には派遣組(季節雇用)は失業保険で雪解けまでの数ヶ月を凌ぐ流れです。

仕事自体はキツイながらも大変やりがいを感じられるものだったので、もう少し給料が上がってくれれば継続したかった…と考えていましたが、その期待は見事に裏切られました。

3年目の雇用条件が契約一年目とまったく同じ…これにはさすがに納得できない気持ちがあったため「少し考えてから継続を決めたい」と会社に伝えました。

ところがそれから一週間もしないうちに「継続雇用は無くなったから」と一方的に言い渡されたのです。

後から20代の若者が採用されたと聞きました。このような扱いは人生初でした。

そしてここから失業保険の残りを受給しつつ僅かな貯金を頼りに 人生初のゴミ屋敷での引きこもり転落人生が始まったのです。

ゴミ屋敷住人の心理が理解できた~ゴミに囲まれていると「寂しさがやわらぐ」

汚部屋心理

生活に必要な物は食品以外はネット購入していたせいもあり、ワンルームアパートはあっという間にダンボールや梱包資材ゴミで占拠されていきました。

その時の自分はその惨状を「汚い」とか「不衛生」とは思っておらず、

モノに囲まれているとむしろ寂しさが和らぐな。

…とすら思っていたのです。

引きこもりも3ヶ月を過ぎると 精神的ステージが自信喪失からの無気力状態へと陥って行きました。

たまに外出などをすると

自分が無職でゴミ屋敷部屋の住人だと、周囲にバレているのではないか!?

…などとハラハラしたものです。

ゴミ屋敷部屋から救ってくれた友人の存在がありがたかった!

汚部屋心理

そんな30代後半無職のオジサンにも 心配してくれる学生時代からの友人が一人だけいました。

彼とはお互い若い頃からゲームやカメラが共通の趣味でした。

私の引きこもりゴミ屋敷部屋暮らしはおよそ一年で終了しましたが、そのきっかけを作ってくれたのが彼でした。

彼はある時期から週に3度も私のゴミ屋敷部屋に遊びに来ては、帰り際に部屋のゴミを5つずつ持ち帰るという ある意味「気持ち悪い」行動を2ヶ月にも渡って続けたのです。

あとで自分で捨てるからやめてくれよ。

…と言っても聞き入れてくれません。

彼のゴミ回収は玄関先から始まり、

1、2、3、4、5!

…と声に出して持ち帰るゴミを選定し、一旦自分の車にゴミを積み込み、ゴミの指定日のたびに捨ててくれていました。

ある日もその様子を傍観していたところ、5個目のゴミに私自身が選ばれてしまうことがありました(笑)

あっ、これはまだギリギリゴミじゃないか~(笑)

グサリ…!

この一言がいまだに忘れられませんが、今でも私は彼に感謝しかありません。

私がゴミ屋敷から抜け出すきっかけを与えてくれたのは、まぎれもなくこの親友なのです。

ゴミ屋敷住人にようやく片付ける意欲がわいてきた!

汚部屋心理

親友のこの行動を見ているうちに 私はゴミ屋敷部屋に堆積しまくったゴミを 自分でまとめて処分する意欲がわいてきました。

そして少しずつワンルームの空間が広がっていくとともに

私

やっぱりこのままではいけない!

…と考える気力も一緒にわいてきたのです。

こんな経緯と親友の助けがあって、私はゴミ屋敷部屋から精神的にも肉体的にも脱出することができました。

【ゴミ屋敷住人の心理】心の病気から「喪失体験」をゴミで埋め合わせていることもある

汚部屋心理

抑うつ状態やうつ病に陥るような心理的にショックなことを経験すると「ためこみ症」のリスクが高まる。九州大学の中尾教授がためこみ症の患者約40人の症例を詳しく分析すると、半数以上に「きっかけとなる体験」があることが分かった。

「子供時代なら虐待やいじめ、親の離婚などという生活上の体験、そのほか外傷、トラウマ、成人すれば親との死別、失業、自身の離婚などもあるでしょう。物のためこみが始まるのは10代20代がほとんどで、親しい人の別離後などで悪化する例が多い。」

 

いろいろな形で失ってしまった喪失体験を代償的に埋め合わせる行為として物や動物をため込むという。物だけでなく「動物のためこみ」も合併しやすい。

幼少時にアンハッピーな不安定な家庭環境で育ったため、自分の心の中で満たされないものを動物に求めていると考えられています。ためこみ症の方の多頭飼いは糞尿の処理などができておらず、動物虐待という面があるのですが、自分たちは“世話をしてあげている”と思っている。一方通行の愛着なんです」(五十嵐教授)

心の空白を埋めたり、緊張感のある環境からの逃亡だったり、ゴミとの付き合いは生きてきた道のりの“反動”という側面もあるのかもしれない。 引用元:潜入・ゴミ屋敷~孤立社会が生む新しい病

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