ゴミステーション設置トラブル体験談!ゴミ捨て場を家の前に移動!?
これはゴミステーションの設置について 近隣住民女性ともめたトラブルの話です。
2016年7月に我が家は新しい家に引っ越したのですが、それからしばらくして近所に済む70代の年配女性(Aさん)があちこちの家を訪問し、紙になにかを書いてもらっていることに気づきました。
しかしその女性は我が家にはやってくることはありませんでした。

ほかの家は一軒一軒回っていたようだけど。どうしてうちには来ないんだろう?
そのことが気になって近所の方に聞いたところ、

お宅のリビング前の空いてるスペースに「ごみ捨て場を起きたい」って言われて、Aさんから賛同のサインを求められたのよ。
我が家に内緒でゴミステーションの設置準備を進める住人
我が家を含めた比較的新しい家は近くにゴミステーションがありますが、Aさんの家を含め 古くから住む方々はゴミ置き場が遠いところに指定されていました。
Aさんは足腰が悪く 重いゴミを運ぶのが大変で ゴミステーションを置ける近くのスペースを探していたということです。
たまたま我が家のリビング前に適度なスペースがあったため

ここに設置したい!
…と考え、その要望書に添える賛同のサインを一軒一軒回って手当たり次第とっていたというのです。
しばらく様子を見ていましたが、そのことについてAさんから我が家にはなんの連絡も相談もありません。
連絡するどころか Aさんはそのスペースのたて幅と横幅を測りに来たり、写真を撮ったりしていました。おそらく市役所に提出する要望書に必要だったのでしょう。
こちらとしては何も相談なく、写真を撮られたり 我が家以外のお宅に行って賛同のサインを取ったりしていることに腹立たしさがありました。
最後の最後でゴミ捨て場移動の同意を求められたけれど…
それからずいぶんしてから、Aさんが我が家を訪ねてきました。
Aさんはゴミ置き場を設置したい理由や必要性を一方的にとうとうと話された後、おもむろに書類を取り出して

ここにサインをしてください。
こちらとしても 勝手にゴミステーションを設置されては困る旨や リビングの前に置かれることの辛さを説明しました。
ですがAさんも語気を荒げて

近所の人からは全部サインをもらっているし、もう決まったことなんだからね。
…と引き下がりません。
近くで私とAさんとのやりとりの一部始終を聞いていて業を煮やした義父が出てきて Aさんに強く言い返したところ、Aさんも激怒して

市役所にすぐに書類を提出するからね!この近所の人はみんな賛成しているんだ。お宅一軒が反対したところで、ゴミ捨て場の移動はもう決まったことなんだから!
…とますます強硬な態度を取って帰っていきました。
家主が反対すればゴミステーション設置を強制できない
口をはさむような隙もない義父とAさんの言い争いを見ていた私は困り果て、一度市役所に相談に行きました。
すると案の定、Aさんからはすでに役所に書類が提出されており、ゴミステーションの設置に賛同するサインの数も規定を満たしていました。

えぇ~、じゃあやっぱりゴミステーションはうちの前に設置されてしまうの!?
…と絶望した気持ちで職員の話を聞いていると、市役所の方からは意外な言葉が。

トラブルになりそうなゴミステーションは、いくら近隣住民の要望があって賛同するサインが多く集まっても、実際に設置する予定の近くに住む家主が反対していれば 設置は見送られるんですよ。
Aさんは初めからこのことを知っていたということです。
先に近所を回って同意のサインを集めて「賛成多数」の既成事実を作っておき、それを新参者の私たちに突きつければ、我が家の賛同をしぶしぶでも得られると思っていたのかもしれません。

今回の件は リビングにゴミステーションが近く、常識的に考えても許可が出せるような環境にないと判断されましたから。ゴミステーションの移動はありません。
ただ、Aさんのように年配で足腰が弱く 遠くのゴミステーションまでゴミ出しに行くのが大変というのは理解できるということで、昔から住んでいる方々は比較的近くにある何ヵ所かのゴミ置き場を自由に利用していいことになりました。
このことによりAさんもこの結末には納得してくれたようで トラブルが平和的に解決できました。
現在のAさんは近くのゴミステーションを使うことができて楽になったようですし、我が家もリビング前のスペースを死守できたので 気持ちよく生活できています。